横浜の建築設計事務所 コア建築設計工房のブログ

建築のこと、 横浜のこと、保育や福祉施設のこと、介護のことを表現します。

自然に溶け込むオフィス ~スノーピーク ヘッドクォーターズ~

2018年10月31日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

先日、新潟のアオーレ長岡についてブログに書きましたが、もう一ヶ所行ってみたところがあります。

新潟県三条市にある「snow peak Headquarters(スノーピークヘッドクォーターズ)」です。


▲ 建物正面入口(設計:大成建設一級建築士事務所)

スノーピークはご存知の方も多いと思いますが、
キャンプ用品を扱っている日本のメーカーです。
その本社が三条市の山の中にあります。

起伏に富んだキャンプフィールドの中にコンクリートとガラスで構成されたシンプルな建物がどしっと構えています。
そんな傾斜地を活かして、オフィス、ファクトリー、ストアがレベルを変えながら建っています。


▲ キャンプサイト側から見ると傾斜に沿って建てられています

大きな建築物ですが、主に壁面はガラスのカーテンウォールで建物の向こう側まで視線が抜けるようになっていて、自然にとても馴染んでいました。


▲ ガラスのカーテンウォール

併設されているキャンプサイトも魅力的でした。


▲ 起伏に富んだキャンプサイト

一面きれいな芝生で整備された起伏に富んだフィールドに子供達も大喜び。
大はしゃぎで斜面を何度も登ったりかけ下りたり。
そり滑りも楽しんでいました。


▲ 斜面を楽しむ子供たち

なにより、本社オフィスがキャンプサイトに隣接しているという環境。
キャンプ用品を扱う会社ならではです。

こんなオフィスでお仕事したらどんなアイデアが生み出されるのでしょう。
ちょっと体験してみたいです。


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今年も行きます、研修旅行!

2018年10月30日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の伊部です。

弊社は、年に一度、所員全員で研修と称し、建物見学旅行に行きます。
旅行先の選定は、
それぞれが気になっているところ、見てみたい建築物をあげて、そろったところで無記名投票を行います。
結構盛り上がります。

それで、今年は11/15・16に滋賀県に行くことに決まりました!
どんな建物を見てきたかは、帰ってきたあとブログで報告します。

去年は、秋田、寒かったな・・・
でも写真じゃなく自分の目でみると感動です。

▲国際教養大学中嶋記念図書館:仙田満氏(秋田)

今年はどんな感動に出会えるか楽しみです。

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横浜市公共建築物12条点検 12条点検対象外の報告

2018年10月29日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

今回は「12条点検の対象外の不具合」について。

各施設にて点検を行った内容を基に「点検報告書」を作成するわけですが、
点検結果が12条点検の対象か、対象外かの判断で迷うことがあり、
基本的には保全公社から配布されているマニュアルに沿って判断していきます。
しかし、どうしても「この事象は対象外だけど放置しておくと施設運営に支障がありそうだから報告した方がよいのでは…?」
という不具合状況もあるので、そういった場合は「ヒアリング票」というものに記入して提出します。
ヒアリング票はその名の通り、施設担当者の方にヒアリングを行い、その内容を書き込むシートです。




▲12条点検対象外「蛇口から水が出ない」(右の蛇口から水が出ていません)

例えばこちらの写真の施設ですと、「外水栓の水が出ない」という不具合があったのですが、
12条点検の「給水設備」としては点検対象外となってしまいます。
しかし、もし給水管が破損していて水が出ない状態になっていたとすると、施設運営にとって大きな支障となりますので、
ヒアリング票にて報告を行っています。
他にも、別の施設で「赤水が出る」という不具合がありました。こちらも放置しておくと衛生的に問題がありますので、
ヒアリング票に記入しています。

このように12条点検対象外の内容も市に報告することで、施設運営の手助けとなればと思いながら、点検を行っています。


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建物を支える大事な杭 ~鋼管杭~

2018年10月25日 | 工事監理

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の森です。

今日は建物を支える大事な杭について少し書きたいと思います。
杭の種類は大きく分けて場所打ち杭、既成コンクリート杭、鋼管杭の3つ
になります。今回はその中の鋼管杭に絞ってお話しします。

私の中で鋼管杭は横浜市内で建物を建てる際に使用する杭としてはとても
ベターな杭だと思っています。それは鋼管杭の特徴として施工の際、小スペースで
できることと杭長のサイズ変更が容易なためです。横浜市内では谷山が多く
平地部分が少なく、川・海にも接しているなど地盤(支持層)が一定でない
敷地が多いです。そのため事前にボーリング調査を行っていても、いざ杭を
打つ場所では支持層レベルが違うことがあります。鋼管杭では支持層が想定より
高ければ切断し、深ければ継ぎたしをするなど対応が比較的楽に行えます。
また横浜市内では計画敷地が狭いことが多いため、小スペースで施工でき杭残土も
発生しない鋼管杭はうってつけだと思います。


▲鋼管杭 下杭 回転圧入工法

施工前に設計図書と径、長さ、肉厚、材種があっているか確認
を行います。


▲貫入前 杭芯合わせ


▲貫入中 杭継ぎ

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金物検査

2018年10月22日 | 工事監理

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

現在監理をさせていただいている、木造軸組工法で増築をしている現場があります。
11月上旬には上棟をする予定で現場が進んでいます。
上棟から数日で金物検査を行います。
これは、柱脚、柱頭に適切に金物が取り付けれれているかの検査がになります。
構造の計算書により指定された柱に指定された金物を取付けます。



▲金物リスト

金物は取付けるだけでなく、使用する金物によって釘やビスの種類や本数も決まっているので
そのあたりもチェックも行います。


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横浜スタジアムの増築

2018年10月18日 | 建築ニュース

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

今年の横浜DeNAベイスターズはクライマックスシリーズを逃しましたが、
横浜でのベイスターズ人気は年々と上がっています。
弊社はJR関内駅にほど近いところに事務所を構えておりますが、
帰宅時間と試合終了時間が重なると、関内駅南口の入場制限がかかってしまいます。
そんな時は、少し歩いて北口へ回るのがおすすめです。

横浜スタジアムは現在3年越しで増築工事中です。
2020年東京オリンピックで、野球・ソフトボールの会場になります。
6000席の増設と、バリアフリー対応、コンコースの自由通路化と完成が楽しみです。



▲横浜スタジアムのライトスタンド増築工事中。仮設足場のメッシュシートもブルー

元々は、建蔽率の規制により増築ができなかったのですが、
都市公園法の改正により5%建築可能な面積が増えたために実現可能となりました。

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子どものための建築と空間

2018年10月17日 | 展覧会・アート・本

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

まだ先の来年のお話ですが、

子どものための建築と空間展』が、2019年1月12日(土)~3月24日(日)まで、

パナソニック 汐留ミュージアムでの開催が決まり発表されました。


▲ ふじようちえん<設計:手塚貴晴+手塚由比(手塚建築研究所)>

幼児教育および初等教育の場、児童遊園、図書館等の児童施設作品を中心に展示されるようです。
この展示会の開催趣旨に、
「子どもの時に過ごした空間は、原風景として長く記憶に留まり、その後の生き方や考え方の形成に与える影響は少なくありません。」
とあります。

実際に私自身も数十年前に過ごした幼稚園や小学校で、友達と遊んだ思い出やそれぞれの行事等の記憶と共に、その場所の景色が今でも鮮明によみがえってきます。
特に、こういう空間づくりの仕事をしているから思い出せるのかもしれないし、そういった空間の居心地が良かったからこういう仕事をしているのかもしれません。
どちらにしても、私自身とても影響を受けています!

時代の流れによって、その時、子供達にとって必要な空間も変わっていきます。
これからの子どものための空間に必要なものは何なのか、、、
この展示会に足を運んで改めて考えてみたいと思います。

子どものための建築と空間展
2019年1月12日(土)~3月24日(日) @パナソニック 汐留ミュージアム

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1番を目指して

2018年10月16日 | 展覧会・アート・本


おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の長谷川です。

現在、神奈川県立近代美術館・葉山館で行われている「アルヴァ・アアルト展 もう一つの自然」を
鑑賞してきました。
展示会では数多くの原図と模型、実際の建物で使用された取手やタイル、彼がデザインした照明、テ
ーブル、椅子、花器、衝立等が展示されていました。

フィンランドの代表建築家と言われるに相応しい作品の数々ですが、代表つまり1番になるために、
その優れたデザイン性の前にある戦略があったそうです。それは名前です。彼の本名はヒューゴ・
アルヴァ・ヘンリック・アアルト。頭文字はH・Aになるわけですが、名簿で調べた時に1番最初に
くるA・A表記になるようにアルヴァ・アアルトとしたそうです。1番を目指す強い意志を感じます。


▲企画展覧とは別室に特設コーナー「アアルト ルーム」があり、代表的な家具が体感できる様に
 なっています。 これはフィンランド家具ブランド・アルテックの『STOOL60』


▲「アアルト ルーム」内の展示  手前にアルテック『ARMCHAIR400』 奥にはアアルトの写真
  ARMCHAIR は曲で全体を支えているので、背もたれに深く座ったとき気持ちよくしなり、リラッ
  クスできます。

「アルヴァ・アアルト展 もう一つの自然」
  神奈川県立近代美術館 葉山館にて 
2018年11月25日日曜までです。

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横浜市公共建築物12条点検「給排水設備」

2018年10月15日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

引き続き、公共建築物の12条点検について、
今回は衛生設備、給排水設備について書きます。


▲配管の劣化状況

点検を行っていく項目としては、まず給排水にかかる配管があります。
錆や塗装の剥がれが著しい場合は、補修が必要なものとして報告書に挙げていくことになります。
外観の錆が進行し、万が一中身の給水管まで錆が回ってしまうと大変なことになりますよね。
写真手前のように、ステンレス製のラッキングだと錆の心配がないので安心です。


▲受水槽の外観


▲FF式ガス給湯器の確認

次に給水設備です。
受水槽の外観や給水ポンプに不具合が無いかを見ていきます。
また、ガス・電気給湯器の状況も点検対象となっており、特に写真のようなFF式や開放式ガス湯沸器が
設置してある部屋は、機器の構造上火気使用室となるため、換気設備がなければ使用禁止です。


▲間接排水

排水の状況をチェックしていきます。
写真は、エアハンドリングユニットや冷蔵庫でよく見られる「間接排水」と呼ばれるものです。
機械から直接排水管に接続した場合、もし排水管が逆流したときの不具合発生を防ぐために、
このような形をとっています。
また、機械側からの排水管に防虫網が付いているか否かもチェックポイントです。
このほか、排水に関してはトイレの便器なども点検対象となっています。


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省エネ適合判定・届出について

2018年10月12日 | 建築基準法・関係法令

 おはようございます。
 神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の伊部です。

 近年、地球温暖化、オゾン層の破壊、廃棄物問題など、様々な環境問題が大きく取り上げられ、大量生産・大量消費の従来型の
社会システムから、持続可能な社会システムへの転換が迫られています。
住宅・建築物で消費されるエネルギー量は、国のエネルギー消費の約1/3を占め、他部門と比べ過去からの増加が顕著であり、
今後2030(平成42)年
までに業務・家庭部門のCO2排出量の約40削減を目指す取り組みがされています。

 住宅・建築物におけるエネルギー消費量削減のためには、住宅・建築物の整備に際して省エネ性能の確保を求めることが
特に有効であることから、
新たなエネルギー基本計画では、「規制の必要性や程度、バランス等を十分に勘案しながら、
平成32年度までに新築住宅・建築物について段階的に省エネルギー基準の適合を義務化する」とされました。

 
具体的には、断熱性能を向上させて空調エネルギーを削減する、節水型の衛生機器を導入する、省エネタイプのエアコンを導入する、
照明はLEDを採用する、遮熱性能のよいサッシを採用する、などなどです。


 現在の適合義務、届出の対象は、以下の通りです。


       △横浜市HPより

  住宅もいずれ適合が義務化されると思われます。
  
届出が必要な建築物は、着工の21日まで基準にあっていることがわかる書類を提出すればいいのですが、
 
適合が必要な建築物は、基準が適合していなければ確認済証が発行されないので注意が必要です。


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防火・防煙シャッター ~危害防止装置取付の義務~

2018年10月10日 | 建築基準法・関係法令

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の森です。

規模の大きい学校、役所、商業施設などの建物では、防火区画で防火・
防煙シャッターを設置することが多くあります。この防火・防煙シャッターは
火災などから人々を守るために設置されるのですが、シャッターの降下時に
挟まれる事故があり、平成17年から危害防止装置が必要となりました。


▲防火シャッター

危害防止装置とはシャッターの降下中に人などの障害物を感知すると、
シャッターの降下を一時的に停止させる機能のことです。施行され10年以上
たちましたが古い施設などではまだまだ危害防止装置がついていない建物も
ありますので十分注意が必要です。危害防止装置がついていない場合既存不適格
となり確認申請が伴う増改築が出来ないこともありますので、早めの対応が必要です。


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ホールダウン金物

2018年10月09日 | 木造・木質化の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

主に木造軸組工法で使用する、補強金物のひとつにホールダウン金物というものがあります。
この金物はは地震時や台風時に柱が土台や梁から抜けるのを防ぐために必要不可欠な金物で、
柱脚(柱の下部)と柱頭(柱の上部)の両方に取り付けるものです。

法律的には建築基準法建設省告示1460号(平成12年5月31日)「木造の継手及び仕口の構
造方法を定める件」に従って取付けるものになっています。

一般的には建物の四隅に設置されている事が多いですが、設置の条件としては柱に引抜の
力が働く部分に設置しますの必ずしも四隅にくるわけではありませんが、街中で見かける
木造の基礎などを見ていると四隅に設置されているのを良く見かけます。
金物の位置を決めるのは、その柱が関係している耐力壁の位置と強度が関係しています。


▲基礎工事の配筋検査の時に設計の通り、金物が正確に入っているかチェックをしていきます。
(赤丸がホールダウン金物、青丸がアンカーボルトになります。)

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自己治癒コンクリート

2018年10月04日 | 改修工事の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

コンクリートは、建築・土木において、最も使われている材料です。
近代のコンクリートは約100年の歴史がありますが、
乾燥収縮や、地震力によって生じるひび割れは、避けられないものです。
深く入ってしまったひび割れは、そこから水が入ると、
漏水や、鉄筋が錆びるなど、劣化を進行させてしまいます。
建物を長期に使用するためには、10数年おきに大規模修繕にて、
外壁のひび割れや、鉄筋の爆裂を補修することがとても大切です。


▲壁に入ったひび割れ


▲鉄筋が錆びると膨張します。表面のコンクリートを押し出して破壊してしまいます。

ここ最近になって、実用化され始めてきたのが、
「自己治癒コンクリート」というものがあります。
これは、人間の傷が自然に治ったり、トカゲのしっぽが再生したりするように、
コンクリートに入ったひび割れを自己治癒させるという技術がずっと開発されていました。

主には、
海外で開発されているバイオテクノロジーによって自己治癒させるものと、
日本で開発されている膨張剤によって自己治癒させるものがあります。東大の林教授のレポート

まずは、橋やトンネルなど土木分野にて実績が増えてくるものと思います。
将来の維持管理コストを大幅に削減する素晴らしい技術だと思います。

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市民の交流空間 ~アオーレ長岡~

2018年10月03日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

先日の連休中に新潟に行ってきました。
その際に、シティホールプラザ「アオーレ長岡」に立ち寄ってみました。


▲ メイン道路からみた「アオーレ長岡」

ここは「アリーナ」「ナカドマ」「市役所」が一体となった市民交流拠点となっている建物です。
設計は建築家の隈研吾さん。

市役所を含む3つの建物がこの「ナカドマ」と呼ばれる大きなアトリウムでつながっています。


▲ 大きなアトリウム

ナカドマに面するガラスの空間は地元産の越後杉がふんだんに使われていて、暖かみのある落ち着いた空間になっています。

ナカドマではイベントをやっていたり、上階の空中に浮いたように配置されたガラスの箱は多目的ルームになっており、市民活動の展示会が行われていました。
このような多目的ルームも外部に開かれたスペースになっていてとても賑わっていました。


▲ ここもアトリウム内の外廊下 外とのつながりを感じられる多目的ルーム(市民交流ホール)

訪れたこの日も雨が降ったりやんだりしていましたが、雨に濡れずに外部空間を利用できることもあり、このナカドマには自然と人が集まりそれぞれ思い思いの時間を過ごしている様子でした。



▲ 2階から見たナカドマの様子

私たちがいる横浜市の市庁舎も現在建築中です。
横浜新市庁舎も大きなアトリウム空間が計画されているそうなので、どんな市民の交流空間になるのか楽しみです!

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横浜市公共建築物12条点検「非常用照明」

2018年10月01日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

引き続き、公共建築物の12条点検に行っております。
今回は「非常用照明」について書きます。




▲非常用照明(内蔵型)点検の様子 フックを引っ張っています。

非常用照明、字の通り非常時に点灯して避難の手助けになる照明です。
普段は使わない物ですのであまり目立ちませんが、
いざというときのためにきちんと点検・保守しておく必要があります。

非常用照明には電源を電気盤で管理している「別置型」と、
個々の照明にバッテリーを内蔵している「内蔵型」の2タイプがあります。
たいていの施設は内蔵型が付いていますが、スポーツセンターなど大きな施設になると
別置型が付いていることがあります。
内蔵型は写真のように一つ一つ点検フックやボタンで点灯の確認をしていきます。
別置型は電気盤の試験回路を入れて点検を行いますが、これは無い場合もあるので、
そういうときは全館停電時に確認していただくことになります。

バッテリー切れ、バルブ切れ、点検フックの破損などなど、
意外と不具合が多く出てくる点検か所かと思います。
災害時に備えて、しっかり整備していきましょう!

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