横浜の建築設計事務所 コア建築設計工房のブログ

建築のこと、 横浜のこと、保育や福祉施設のこと、介護のことを表現します。

2023「かながわ建築祭」タウンアーキテクト展に行ってきました

2023年03月15日 | セミナー・講習会

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の渡邊です。

花恋も 若葉の芽吹き 風麗しく

若葉が芽吹き、風が気持ちいいと言いながら、花粉に悩まされるこの頃。
花恋、毎回花粉のことを何とかして別の言葉でごまかしたい春です。

それはさておき。
第34回JIA神奈川建築WEEK かながわ建築祭2023に行ってきましたのでその感想を少し。


△2023「かながわ建築祭」タウンアーキテクト展

小さな物語のはじまりということでしたが、
より地域に密着したまちとは何かを考えさせられる展覧会でした。
私自身川崎で育ったということもあり、川崎の町についてまとめられた提案書が気になりました。
新川崎市庁舎や、武蔵小杉、武蔵新城のまちづくりはどうあるべきか等、とても興味深い経験となりました。
また、展覧会の中には現役の建築学生さんが卒業制作で作成した作品が陳列されていて、
新しいアイデアをまた吸収できた貴重な体験となりました。
それではこれにて。

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〒231-0013 神奈川県横浜市中区住吉町6-69 馬車道STビル5階 
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2023「かながわ建築祭」タウンアーキテクト展

2023年03月10日 | セミナー・講習会

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

本日、2023年3月10日より12日まで開催される、
「かながわ建築祭」タウンアーキテクト展に、弊社も出展いたします。

日 時: 2023年3月10日(金)~3月12日(日)10:00~16:00
会 場: 鎌倉芸術館(JR 大船駅から徒歩10 分)

「神奈川県7大学1専門学校 卒業設計コンクール」も同時開催されています。
ぜひとも、お立ち寄りください。


▲「かながわ建築祭」タウンアーキテクト展

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迎え、もてなす、迎賓館

2023年03月06日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の渡邊です。

「虚空に花ふり音楽聞こえ、霊香四方(れいきょうよも)に薫す」

この一節は謡曲「羽衣」の中にあります。
赤坂にある迎賓館、羽衣の間のモチーフとなった歌です。
3/5に貴重なガイドツアーに行ってきましたのでその時のことを少し。

■迎賓館本館

気品と威厳あふれる迎賓館本館は
引き目でみると洋風ですが、
一つ一つの装飾をみると、鼓、兜や刀など、
純日本風の装飾が浮き出てくる何とも遊び心のある建物です。
建物の壁は厚いところで180cmあると聞いて、
明治、大正、関東大震災でもびくともしない先進的な耐震構造であったことが伺えます。


△迎賓館本館裏


△迎賓館本館表

個人的に樋の部分が邪魔にならずに
逆にアクセントになっている所が好きです。
アプローチの厳かな形と、
中央階段と大ホールの迫力は何とも言えない雰囲気でした。

■迎賓館和風別館


△迎賓館和風別館(池は元々水盤にする予定だった)

「日本らしいおもてなしを」
その想いが形となった迎賓館和風別館。
梅の花が満開の季節を迎え、
もぐらの穴があちこちにありました。
内部の床に使われていた玄昌石は宮城の雄勝で取れた石で、
黒く純度の高い宝石のようでした。
また、国賓のために茶道を体験してもらうために用意された茶室は
全て畳ではなく、半分絨毯敷きになっていて
畳に不慣れな方に配慮した設計になっていました。


△迎賓館売店にてティータイム

参観が12:30で早めのお昼を取ったのですが、
全ての施設の参観終了後、15:00になっていまして、、。
お腹が空いてしまいました。
トルティーヤをほおばりながら
寒空の下で迎賓館を眺めるのも趣があっていい気がします。
ただ下の石張りを汚さないように食べるので、
何だか緊張しました。

それでは、ここまで。

【参考URL】


雄勝の玄昌石

 

 

迎賓館赤坂離宮 | 内閣府

迎賓館赤坂離宮公式ウェブサイト。国賓等の接遇の様子、国宝迎賓館赤坂離宮の建物や調度品のご紹介のほか、一般公開(見学・参観)の情報や見どころについてご紹介していま...

迎賓館 | 内閣府

 

 

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箱世界

2023年03月01日 | 環境問題

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の渡邊です。

「箱世界」と書きましたが、
この世界はどこか巨大な箱の中にあると感じます。
それも大まかに二つ存在している。
組織や文章となって現れる概念としての箱。
私たちの視覚や感覚で触れられる、物理的な箱。

概念的な箱としては、
一番大きな箱→私たちにとっての地球や宇宙
真ん中くらいの箱→国や各自治体であったり、
                                それを統率する法律。
最小単位の箱→1家族単位。

そしてその概念的な箱を守るため、
その箱を上手く活用したり活性化するために
物理的な「箱」が存在する訳です。
建築は目に現れますし、触れられます。
かと言って法律が何も無いのかというとそうではない。
結果的に物理的な箱になる概念物、
それが建築ではないかと考えています。
人間の感情や環境に直接関わる箱です。

とある学校の記事に、いじめは学校の建築的環境で劇的に変わる
という記事を見つけました。
従来の片廊下式の少し七不思議でも
出てきそうな、独特の閉鎖的な空間と威圧感は
私も忘れたことがありません。
幾重の箱の中に私たちは生きているのに、
またその箱を追加してその中で整列して、
「何年何組」という箱の中で
学んでいるのです。
決してその箱自体は悪くありません。
でも、何か物足りないと思うのです。
「何年」はまだなくすことはできないけれど、
「何組」はあやふやにしていいのではないか。
そんな記事を見て、
全て「いつもどおり」、「一般的慣習」のまま
でいいのか?
とても考えさせられました。

人が作る以上、全ての生き物、全ての人に完璧に寄り添う建築を
完成させることは不可能と考えます。
いつでも、「多数決」です。
少なきものに寄り添うために
多くの代償を払うか、
多くのものに寄り添うために、
少なきものの代償を払うか。
こう聞くと大変大袈裟ですが、
日常茶飯事に起きている難しい問題です。
完璧にはできないけれど、
「箱」を考えて創造することができる。
一人ではなく、私たちで。
今よりもっと良い箱を、
その気持ちが、
形になることを切に願って。



【引用記事】

 

学校建築の経験と展開

──これまで学校建築を手がけられた経験から、よい学校空間、よい学校建築とはどのようなものか、お話し下さい。小嶋一浩──先生たちや住民たちに対して...

10+1 website

 

 

 

人が作る建物や町が人や社会をかたちづくる - Global Research 海外都市計画・地方創生・SDGs

「我々は建物を形作り、その後、建物が我々を形作る」というチャーチルの言葉と民主主義との関係について書いた話の続き。今回は個々の建物ではなく、人間が作る街の形によ...

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