おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の長谷川です。
6月から私が続けていましたポルトガルにまつわるブログ。今回で一度終了を
したいと思います。最終回では、POUSADAについてふれてみます。
POUSADA
ポウサーダ、ポザーダ…発音は分からないのですが、これはポルトガル国営の
ホテルのことで、城や修道院等を改修したものになります。
私が宿泊したpusadaはポルトガルの北部アマレスにある Pousada da
Santa Maria do Bouro
ここへは首都リスボンから鉄道にてポルト経由ブラガで下車。そこからバスに
1時間ほど揺られてたどり着きます。(行くのになかなか大変な場所にあります。)
こちらは修道院を改修したタイプのpousadaで、隣接してある教会がシンボルに
なっています。
▲隣接の教会
▲pousada入口
改修設計はポルトガルの建築家・ソウト デ モウラ氏
ポルトガルにおけるカトリックの歴史を知りませんが、私がかつて通っていた
カトリックスクールと同じ空気が漂っていました。建物外観からも分かりますが、
質素、清楚、簡素という物静かな美しさありました。
▲回廊の中庭
▲ロビーからレストランへ通じる廊下
▲ホテルのレストラン ポルトガル料理、ポルトガルスイーツが美味しい!!
部屋のデザインもとてもシンプルですが、シンプルな中に温か味が感じられます。
▲ベッドの背にある木の壁は、BOX状になっていて中はバスルームです。右上は換気ダクト???
▲窓の向こう側は小さな山村 石造りの壁に鉄枠のガラス窓。どっしりとした構えは落ち着きが
あります。
ソウト デ モウラ氏は1989年~1997年までここに滞在し、改修設計を行ったそうです。
じっくりと建物と向き合い、修道院の空気を宿泊施設へと繋ぐ。
モロウ氏が伝えたいものが感じとれる素敵なpousadaです。
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