横浜の建築設計事務所 コア建築設計工房のブログ

建築のこと、 横浜のこと、保育や福祉施設のこと、介護のことを表現します。

木造の外壁下地

2016年04月14日 | 木造・木質化の設計

こんにちは。
横浜の設計事務所、株式会社コア建築設計工房の井下です。

ここ数年、木造による保育園が増えています。
弊社で設計させていただきました、今年度開園の3園も全て木造です。
2階に保育室があると準耐火構造にしなければなりませんが、
木造であると様々な制約が求められ、外壁もその対象となります。

木造の外壁は耐久性を備えるために通気工法という方法が主流となり、
サイディング等の面材による外壁が施工性、コスト面で勝り、
モルタル塗りの外壁は一歩後退しています。

モルタル塗りで通気工法を短工期で実現できそうなものを見つけました。
アミパネル」という材料です。
以前から、住友林業さんのきづれパネルを一般に市販されないかと思っていたのですが、まさにそのタイプのものです。


このアミパネルの良いところは、
1、構造の耐力壁となる。(壁倍率4倍、4.6倍)
2、メッシュ状になっているので、壁内の湿気を外に逃がす(構造用合板ではこれができない)
3、メッシュ状の部分が通気層を兼ねている(通気胴縁不要)
4、モルタル下地のきずりになる(きずり不要)

1枚で4役こなすすぐれもの。
いつか使ってみたい材料です。







横浜の設計事務所 
【コア建築設計工房】 
http://www.arc-core.co.jp/

 

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