たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

絵本

2013年08月21日 | お寺参り

今日、15日振りにようやくほんの少し夕立が来てくれました。生き物も人間もやっと一息です。
昨晩は、仏教講座へ行ってきました。
マーマ「絵本を通して味合う、豊かさ、わたしの仏教」

前に紙芝居の講座を聞いたことがあるような気がします。軽い内容だろうと思って行きました。ところが意に反して講師は仏教系大学在学中から、自分探しに悩み、19歳の1992年(H4)から、アフガニスタン、ユーゴスラビアでカメラマンとして取材活動を、その後大学院にはほとんど通学せず、造園業をやる。会社就職後、国境なき医師団の中村哲氏の所に居候、ペシャワール会に入会、アフガニスタンに半年の契約で再入国、井戸掘りの國際協力に従事。結局3年間滞在、井戸を800本掘った。という異色の経歴の講師でした。

お話は分りやすく、珍しい体験談で、聞き応えがありました。世界にはいろいろな国と宗教があること、アフガニスタンは乳幼児死亡率が10人中8人、水が乏しいのが原因だそうです。
講師の内面的悩み、自分探しの外国体験談が貴重なお話でした。

今は京都で2008年より、こどもの本専門店に従事、京都市子育て支援事業や大谷大学で非常勤講師をやっておられると。生家は島根県の寺の息子さんで、現在40歳の方でした。
絵本を聴衆にかざして読み聞かせしていただきました。80年前の日本人が書いて、アメリカで出版されたという、現代日本版「からすたろう」、「チビゴリラのチビ」、「花さき山」、トルストイ原作の、絵は佐藤忠良氏の「おおきなかぶ」、うんとこしょ、どこいしょと読み聞かせていただきました。
聴衆にはこの岐阜東別院の付属幼稚園の保育士も十数人聞いていました。

3歳くらいまでに良質の絵本を身近な大人が読んで、語って聞かせると、5歳くらいになって自立する時、自己肯定感が養われ、幼児教育に大変いいそうです。

読まれた絵本はどれもいい本で、内包する精神性を解説され、目からウロコでした。
お話も上手く、声もよく、珍しい仏教講座でした。


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