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時刻表検定1級
10km33:04、フルマラソン2:46:31

コスモタイガー漂走記~旧東海道編(46/最終回)

2016-11-18 | 旧東海道run!!

中山道・上街道と、相次いで完全走破。
別に燃え尽きたわけじゃないけれど、雑事に紛れ、随分と間隔が空いてしまった。

愛知県内の旧東海道を再度走ったりしてお茶を濁したり?はしてたけど、なかなか丸一日時間を空ける機会がなくてね。

秋どころか冬も過ぎた。
年も越して、2012年も3月中旬。

さぁ、約7か月ぶりに、旧街道runに出かけよう。
残されたのは、京街道、もとい、旧東海道57次!

えーっと、どこまで走ったんだっけ?
そうだ!光善寺だ!(※旧東海道編45参照)

最寄駅は、京阪電鉄本線のその名も「光善寺」駅。
鈍行しか停車しないもんな。

ってことで、何だか久しぶりの大高駅に車を置き、東海道本線の乗継で京都駅。
さらに奈良線で1駅、東福寺駅。

そこからは京阪電鉄乗継ね。
丹波橋~樟葉間は京阪特急♪
コスパ的にすごく安い(特急料金不要!)から大好きだけど、いつも混んでるね。

こうして光善寺駅に、約10ケ月ぶりに降り立ったコスモタイガーなのだ。

中山道を思えば随分と近いはずなのに、やっぱり時計は正午を過ぎている。
まずは前回のコースアウト地点、光善寺に出るとしよう。

「中振」の交差点で国道1号を横断。
記憶を辿りつつ、住宅街の中を右折左折すること約10分。
今日のスタート地点、光善寺だ。(冒頭写真

さて、いよいよトレーニング開始!
予定なら、今日は57次完全走破となるはずだ。

と思う間もなく、蓮如上人の腰掛石。
そうだった、正確には前回、ここで左折してコースアウトしたんだよね。

街道らしい狭い道ながら、くねくねと続いていてわかり易い。
スタート早々、なかなか楽しい状況だ。

少しづつ右へカーブし、いつのまにか足は西へ向かっている。
電柱や看板から、この辺りは「出口」という町名だと推測される。

信号でまっすぐに伸びる府道13号を渡る。
目の前は堤防になっていて、道は左へカーブし、再び南下。

約500m先の突き当りを右折し、河川敷の堤防道路へ出る。
ここからしばらくは堤防道路を延々と行くことになるらしい。
地図を見る限り、その距離約8km。

手元の資料にも「堤防道路をひたすら歩け」なんてことが書いてある。
もちろんコスモタイガーは「走る」けどね。

そして目の前の大河は、かの有名な淀川。
その広大な河川敷。
ちょっとした運動公園になってたりするけれど、他には見どころは何もない。

信号もなければ起伏もない。
地元の市民ランナーにとっては、最高のランニングコースなんだろう。
たまにジョガーや犬を連れたお散歩おじさんとすれ違うのが、唯一のイベント。
ここが旧街道でなければ、わざわざ名古屋から走りに来るような所じゃない。

とにかく走る。
リサーチによれば、とにかく3つの橋と1つの鉄道橋(正確にはモノレール)を潜るってこと。

気分転換に、だだっ広い芝生を利用して、流し(※100m~200mを8割ぐらいの全力疾走をすること。フォーム作りの良い練習になります)を取り入れたりしつつ、1時間弱でやっと3つ目の鳥飼大橋をくぐった。
やれやれ。

そこから約400m。
河川敷runはやっと終了。

階段を上がって堤防の反対側へ。
小さな神社があり、そこから斜めに住宅街に入っていく道が東海道らしい。
その分岐点には、「庭窪レストハウスと称する小ぶりな公共施設がある。

まぁね、走っててもかなり単調だったけど、これ、歩く人にはある意味難関だ。
2時間超、延々と河川敷歩くわけだから。
そんな人にはちょうど良い休憩施設かもしれない。

でもコスモタイガーはトレーニング!
休憩なんかもちろんしない。

すぐに右折。
街道らしい左への緩カーブを過ぎれば、升形なのか、また右折。
正面に「正迎寺」。

ここは90度街道が左に折れている。
そのまま南下。

高速の高架を潜れば、左手に幼稚園と小学校。
さらに進んで、府道155に吸収された。

守口東高校を超えた信号を斜めに入り、再び住宅街の中を走る感じに。
100m先の変則十字路を今度は左折。
まさに「く」の字型を描き、府道155をそのまま斜めにクロスして直進。

右手に句碑のようなものが現れた。
「守口一里塚跡」。
日本橋から数えて134里。
そして守口宿の東の入口にもなっている。

国道1号に出た。
何だか久しぶり。
交差点の名は「浜町」。

ここも斜めにクロスだけして、そのまま直進。
すぐに左手「盛泉寺」、さらに進むと、突き当たってしまい、ここは「難宗寺」。

歴史あるお寺が続けて現れ、旧街道らしさを十分に感じ取れる。
ちなみに難宗寺は、明治天皇の行在所の表記もあり、随分と名刹だったようだ。

ここは右折して、国1の「八島」の交差点に出るのが正解。
鋭角に左折する、いかにも「らしき路地」が旧街道。

微妙なうねりに、良い雰囲気を感じつつ、この辺りの町名が本町であることから、宿場の中心に入ってきたことを実感。

そしてふと視線を周囲に移すと、見慣れない風景が…。
旧街道の方が高架になっているような感じで、守口の街並みが一段低いところに見える。
「文禄堤」と称し、かつての堤防跡の上を街道は進んでいるのさ。

京阪本線の守口市駅前を通る。
あちらも高架で、こちらも高架(?)、その間の低いところを人々が行き交う不思議な光景だ。

升形かな?
100mほど先で右にカーブして、高架状態は終了。
その先のすぐの十字路を左折。

昔ながらの商店街に入り、左手に守居神社、少し走れば右には歴史を感じる銭湯。
ここを右折して、幹線道路に出る。
国道1号ね。
やや奥まった正面にに、某電話会社のビルがあるのが格好の目印だ。

国1で、すぐの交差点が「京阪本通1」。
気になるのは、この辺りの町名が「豊秀町」と「日吉町」が並んでるようだ。

明らかに太閤秀吉を意識しているような気がする。
そのくせ、この下にある地下鉄(谷町線)の駅名は「太子橋今市」。

ってことは、聖徳太子にもゆかりのある場所なのかもしれない。
もっと深く掘り下げて散策してみたいところだけど、とりあえず今日は街道run。
もとい、トレーニングの真っ最中(笑)。

しばらくは国1を走る。
ついに「大阪市」に入った!

約500m。
「今市」の信号は、国1と、通称城北公園通の分岐点で、現代の追分になっている。

ここを国1に入ってすぐ、左斜めにある細い道が出現。
これが旧東海道のようだ。

完全に市街地に入ったけど、この道だけは微妙なうねりを残している。
福島病院が右にあったら正解だ。
アーケードも現れ、商店街の雰囲気となった。

途中から府道161号となり、ひたすら道なりに。
特に見どころもなく、足は快調に進む。

アーケードが終わり、阪神高速高架下をくぐると、清現寺。
調べてこなかったから、由緒とか全然知らないけれど、良いチェックポイントにはなる。

「関目5」の変則6叉路交差点に出た。
地下には、地下鉄「関目高殿」駅がある。

ここは歩道橋を渡って、斜め左に延びる国1の右の歩道を選択。
地元では「今里筋」と呼ばれているようだ。

でもわずか50m先の小道を右折。
これが旧街道で、右にカーブしてすぐに幹線道路にぶつかって終了。

さっきの関目5.の交差点で右を選んだらこの道なんだけどね。
こちらは「都島通」の通称が付いているらしい。

「終了」なんて書いちゃったけど、よく見ると道路の反対側に、地味に小道がある。
でも中央分離帯に遮られ、渡れない…。

ってことで、少し戻って信号で反対の歩道に出るしかない。

街道らしくくねくねしながら、ビル街の裏みたいな風景を走る。
この辺りに、関目一里塚があったらしいが、現在は痕跡もない。
ただ、この一里塚は、江戸からだと最後の一里塚!
そう、57次も、残り約4kmってことだね!

約400mで、都島通に再び吸収。
あとは道なりに都島通をランニング。
この道路の下には、地下鉄谷町線が通ってるから、目印としてはありがたい。
「野江内代(のえうちんだい)」駅を通過。
その先は「野江4」の交差点。

ここは右斜め方向に道なりに。
100m先の左斜めの道に入って、突き当りをまた左に折れ、南下。

300mほどで左にカーブする地点が、Y字路になっていて、ここは右の狭い道を選択するのが正解らしい。

随分と大阪市の都心に入り込んできたけれど、この道だけが少しうねりを残し、「らしさ」を残しているのが嬉しい。

左手奥に「桜ノ宮東公園」がちらっと見えた。
看板や住所表示板には「京橋」の名がチラホラと目に入りだした。

国1にぶつかった。
頭上の高架は、JR大阪環状線。

国1を横断。
かなり広くなったけど、斜めに道は続いている。

正面の大きな駅ビルは、京阪京橋駅。
左手やや離れたところに、環状線の京橋駅。

旧東海道は、このまま京阪京橋駅構内を横断しているらしい。
恥ずかしいけど、そのまま汗だくだくで素通りだ。

反対側へ出ると、今度は右へ、2本の道が並走するように続いている。
どちらも京阪本線に沿う形だ。

迷うところだけど、手元の資料を凝視?する限り、南側の広い方の道が旧街道らしい。
目前には、大きなショッピングセンターで、さらにその向こうには、地下鉄東西線が高架になっている。

さぁ、東海道、あとはこの道を進むだけ!
ゴールは近い!

「片町東」の交差点を過ぎるとさらに道は広がり、完全に幹線道路となった。
「土佐堀通」の名がついているようだ。
もはや街道の雰囲気はなく、オフィス街の中を、ゴールするための作業みたいに走るだけ。

寝屋川橋を渡ると、天満橋の大きな交差点。
右手にある大きなショッピングモールの裏側、淀川に面して、八軒家浜船着場跡。

現在は水上バスや観光船の乗場として再生されているけれど、元々は古くからの水運の要衝で、熊野街道(熊野古道)の起点でもある。
NHKの「街道てくてく旅熊野古道編」も、ここがスタートだった気がする。
次の信号が熊野街道との追分でもあり、それを示す案内板が設置されている。

ゴールまであと500m切った!
周囲はオフィス街の中、不思議と「水」を感じる。
東側、江戸日本橋と似たような雰囲気だ。

天神橋を過ぎて約100m。
信号を左折すると…。

あった!
高麗橋!

ちょっとした緑地帯になっていて、ここが東海道57次(京街道)のゴール!!

記念碑も建てられ、高麗橋の由緒も詳細に書かれ、ここが東海道西側のゴールであることを改めて実感する。

さぁ、東海道3回目のゴール。
今度こそ、本当に本当の、完全走破だ!

中山道と東海道。
関東と関西を結ぶ2大街道を制覇!
うーん、俺って凄い!

そんな余韻に浸りながら、さぁ、夕暮れが近い。
帰路に付くとしよう。

ちなみに最寄駅は…。
「北浜」駅やね。

適当に北西に向かえば、徒歩5分少々で北浜駅。
大阪市営地下鉄堺筋線と、京阪本線の乗換駅。
もっとも名古屋に戻るコスモタイガーにとって、堺筋線はどうでも良い存在。
京阪に乗るとしよう。

京阪の始発駅は、1駅手前の「淀屋橋」。
もう少し頑張って歩き、始発から乗車する手もあるんだけど、街道runだけでお腹を満たした感じ。

素直に北浜から乗車。
幸いここも、特急停車駅。
締めくくりの京阪特急♪

ありがたいことに座れた!
「丹波橋」まで、うとうと。

あとは朝の逆ルートで大高駅へ。
充実感に浸りつつ、車を運転。
でも何だか寂しいな。

今度はどこを走ろう。
急には思い浮かばない。
さすがにネタ切れかな?

とりあえず今日の実走距離18~19kmぐらいかな?
特に目標レースもない現在、少し長めの繋ぎ練習となった。

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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(39)追記

2016-05-26 | 旧東海道run!!
旧東海道編39、のルート地図を作成しました。(ここをクリック

本編末尾からも入れます。
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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(38)追記

2016-04-14 | 旧東海道run!!
旧東海道編(38)の地図、完成しました。(ここをクリック

本文末尾にもリンク先を設けました。
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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(45)

2016-04-07 | 旧東海道run!!

2連覇を目指すドラゴンズが開幕から苦しんでいる。
和田・森野といった主力級のバットがイマイチ振るわない。
今年から導入された「統一球」に苦しみ、重いゲームが続いている。
(だから今、2011年ね!)

せっかくのGWもまもなく終わろうとしている。
天気も良い。

でも金ねぇんだよな。
ドラゴンズ打線と違って、コスモタイガーの財布は軽いのだ。
うーん、中山道は厳しいなぁ…。

そういえば!
京街道、というより東海道57次、放置状態だ!

どこまでやったっけ?
そうそう、橋本駅過ぎてから迷いに迷って、樟葉駅に出たんだった!(※旧東海道編44参照)

そうだ!
その続きを久々に辿ってみよう。
それなら随分と安くできる。

ってことで、大高駅に車を置き、毎度の東海道本線乗継で京都駅。
奈良線に乗換え、最初の停車駅「東福寺」で、京阪電鉄本線に乗換えるのが、もっとも歩かなくて済む方法だと思う。

前回大幅に迷った橋本駅からレベンジするつもりで今日はやってきているからね、普通しか停まらない小駅だけど、迷わず橋本駅下車。
すでに世間はLunchTimeすら過ぎている。

どこが表でどこが裏なのかも判然としない小駅だけど、駅前の小道から、前回のルートを辿り、まずは間違えたと思われる地点、「久修園寺」に到着。
資料によれば、この間に京都府(八幡市)から大阪府(枚方市)になっちゃうらしいんだけど、街道の跡を辿るのに精一杯!

そうか、前回はこの真ん前の道、誤ってまっすぐ行っちゃったんだね。
右に小道があることを確認。
リサーチ資料と突合せ、この小道が正解と判断。

標識も案内板もなく、平凡な住宅街に入ってしまうから、疑心暗鬼になるけれど、お寺から約500m。
これまた何もない十字路を右折。

十字路ごとに左折・右折・左折と小刻みに曲がる。
右手に「久親恩寺」。

こちらも立派なお寺なんだよね。
そう、実は前回、地図を確認する際、この久親恩寺と久修園寺をごっちゃにして、錯覚してしまったのだ。
確かにパッと見、似てるもんな!

京阪本線が目の前に現れ、この線路に沿ってしばらくは走る。
左にある広大な敷地は、大阪市水道局の樟葉取水場。

光明院、長福時、と、街道らしき建物もあるけれど、それ以外は何もない線路沿いの道。
どう見ても単なる住宅街だ。

でもその先は、升形の名残らしく、道なりに90度右折。
約100mで、京阪本線にぶつかり、ここでまた左折。

すぐに大きなショッピングセンターに出会う。
ここが前回のゴール地点、樟葉駅前の大型ショッピングセンターで、「クズハモール」という洒落た名前も付いている。

こんなに近かったんだね…。
そりゃそうだ、京阪本線で1駅だもん。

目の前の大幹線道路は、府道18号。
右折して、京阪の線路の下をくぐり、左にカープすると、樟葉駅の反対側(西側)に出る。

府道13号となり、堤防道路のように高台を走る。
左を見下ろすと、京阪が寄り添う。
右手の大河は、淀川だ。

1.5kmほどは、堤防道路を走る。
ぜんぜん街道オーラがなく、単調な風景だけど、「旧京街道」の標柱があったりして、ホッとする。

左手の線路がやや離れつつあるな、と思いきや、信号があり、ここから左斜めに降りていく細い道を発見!
これが東海道なのさ。

約150m、淀川の支流、船橋川にぶつかった所で行止まり。
でも堤防を駆け上がると、小さな橋があって、渡った先には、旧街道が残っている。

左手やや奥まったところに、「成雲寺」があるのが目印で、そのまま京阪の線路に沿ってカーブ。

何の見どころもなく、そのまま線路沿いに走り続けると、「牧野」駅。
ちょうど水路のような小川に接する形で、駅舎が鎮座している。

駅舎の手前の道を左に入ったてところから、この小川沿いに走るのが、旧街道らしい。
最初の橋が「明治橋」で、渡って今度は右岸の道を走る。

反対側に幼稚園を確認する辺りで、Y字型に分岐。
右が旧街道だ。
「阪今池公園」という、気持ちよさそうな公園を左に見る形になれば正解らしい。

あとは道なりに。
やっと街道らしい独特のうねりを感じさせる道だ。

リサーチにはなかったけど、静かなお寺もあったりして、意外に楽しい。

線路を渡って、左手に街道目印?の郵便局。
その先の「三栗」の信号で、府道13号を横断し、そのまま直進。

ぐるっと道なりにカープすると、約200mで再び府道13号に合流。
ここから先、再び街道オーラはなくなり、ひたすら府道runとなる。

途中、京阪の「御殿山」駅。
名前がいかにも由緒ありげで気になるけれど、その由来となったと思われる御殿山、そして御殿山神社は、この線路の反対側(東側)の奥まったところ、約200mのところにあるようだ。

でも寄り道するほどのものじゃない、と勝手に判断。
踏切渡るのもめんどくさいし。
ってことでこのまま進む。

その次が「磯島」
ここで左に分岐する細い道が旧東海道ね。

再び京阪の線路に沿って、住宅街の中を進む。
100mほど進むとY字型に分岐しているけれど、ここは右、つまり線路から離れる方の道を選択。

この辺り、町名が天の川町。
素敵なネーミングだけど、周囲は平凡な住宅街。
一里塚もこの周辺にあったとされているが、表示も跡形もない。

幹線道路となっている、府道144号に出た。
ここで旧街道は通せんぼ。
恐らく本来は直進して、この先の「天の川」を渡ってたんだろうね。

右手少し離れたところに、現在の府道13号の「かささぎ橋」を発見!
天の川を渡る。

すぐ左折して、約100m。
さっきの通せんぼ地点の延長線になる、小道が復活。
当然これが旧街道。
もう、慣れてるから、資料見なくても明らかだ。

同時にここが、「枚方宿東見附」ということで、要するに、ここからが枚方宿ってことね。
ここからしばらくは、旧東海道を示すため、路面にカラーリングされているのが嬉しい。

この辺りから、一気に大きな建物も増え、都会モード。
それでも所々に旧家らしき民家も残る。

京阪の特急も停車するターミナル駅、「枚方市」駅を左に確認。
道なりに左へカーブしつつ、駅前繁華街を進むと、十字路になった。
ここが「左近の辻」。

今では、某牛丼チェーン店もある、普通の駅前商店街の雰囲気だけど、ここはかつての道標が残されており、「右、大坂みち」とある。

左にも現在の道標があり、「東海道」を堂々と名乗り、ここで右折するように指示している。
そう、ここはやっぱり「東海道」なのだ。

信号を直進。
綺麗にカラーリングされ、歩行者専用となっている東海道。
右側には大型百貨店「イオン」が聳え立ち、左手に「岡本公園」。
そこに枚方宿の案内板も整備され、宿場内の史跡なども丁寧に説明されている。

そのまま街道の面影残る道を走る。
左に専光寺、さらに70~80m。

今度は右に「淀川左岸水防事務組合」の建物。
事務所自体はどうでもいいが、ここが枚方宿本陣跡とされている。(冒頭写真

浄念寺を過ぎると、升形になっていて、ここが東海道だと実感できる。
下校途中の数人の高校生の自転車に抜かれる。
若さが眩しい。

枚方公園駅が左前方に見えてきたら、案内板に従って右折。
すぐに道なりに左に折れる。
これが升形第2弾ってことかな?
いや~、こんなところが街道らしくて楽しいなぁ。

約300m。
変則の5叉路に出た。
ここが西の見附とある。
つまりこれにて枚方宿終了!

そこからさらに20m走ると、また分岐。
カラーリングは右の道を指しているから間違えやすいけど。

カラーリングをこのまま辿ると、小さな公園があり、それが元遊郭だと、資料には記されているけれど、旧街道から外れることはしたくない。
ここはリサーチを信じて、迷わず左へ。

さらに150mほど先のY字分岐も、左の細道を直進が正解。
この辺り、本当に住宅街の生活道路を走ってるだけど、リサーチなしでは厳しいな。

「枚方大橋南詰」の大きな信号に出た。
目の前は国道170号。
その名のとおり、国道を北に行くと、枚方大橋なんだよね。

東海道はこのまま国道を渡って直進。
新興団地もある住宅街、目印らしきものもなく、間違えやすいけど、500mほど先で道なりに左折するから要注意。

東海道といっても、やっぱり「53次」とは異なり、所々に無関心な箇所もあることは否定できず、ちょっと残念な思いに駆られたりする。

府道13号の下を潜る形になり、右手にテニスコートが見えたら正解。
ここは現在は枚方市営のスポーツセンターで、かつての枚方西高校。
残念ながら、2006年3月末で廃校となったそうだ。

そのスポーツセンターに沿って、くねくねと道が続いている。
間違いなく旧街道だけど、見どころは特にない。

隣が伊加賀小学校。
その南東の十字路を直進すると、「出口集落」となり、路地裏的な細い道をくねくねと走ることになった。
一気に街道オーラ全開だ!

200mも走れば、かつての升形らしく、右に折れるとすぐに正面に立派な寺院がある。
「光善寺」、別名を出口御坊。
蓮如上人の開基と伝えられる古刹らしい。

今日ここまで無事走れた御礼に手を合わせる。
200mほど進んだ先、左側には、その蓮如さんの「腰掛石」もあり、この一角だけが都会の喧騒を忘れさせてくれる。

さて、日も傾いてきた。
ぼちぼちゴールにしようかな。

100m先、次の角を左に向かう。
今日のところは旧街道とはここでお別れ。
そしてこの道をひたすら走れば、京阪本線「光善寺」駅に出ることはリサーチ済。

「中振」の信号で、国1を横断し、接骨院やATMの並ぶ、下町の商店街風の道を少し走れば、右手に小さな無人駅が隠れるように存在している。

これが光善寺駅。
1本筋違いなので、昭和の匂い漂う路地裏を通過したら、コンビニと薬局があり、そこが一応駅前ということになる。

ここを本日のゴールとする。
実走距離15kmぐらいかな?

鈍行しか止まらない小駅だから、地元色プンプン匂い、余所者が長居するようなものは何もない。
来た電車に乗り、樟葉駅で京阪のウリ、TVカーに乗換え。

特急なのに、2階建てなのに、特急料金不要、乗車券だけで乗れるのが嬉しい。
その代わり、座席指定じゃないから、途中乗車だとなかなか座れない現実もあるけれど。

丹波橋で再び鈍行を捕まえ、東福寺駅からは往路の逆パターンで、本日の楽しい休日も実質終了。
あとはひたすら東海道本線で、家路を目指すコスモタイガー。

残りを考えると、旧東海道、というか、京街道も、あと1回になるのかな?
中仙道とともに、まさにWリーチ状態となった!
うーん、何かちょっと寂しさも感じつつある。

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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(37)追記

2016-03-17 | 旧東海道run!!
旧東海道編(37)の地図を作成しました。(ここをクリック

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