そのまま府道702を東へ。
沿道には道標も丁寧に設置されている。(冒頭写真)
「布施柳通」の交差点だ。
ここに奈良街道を偲ぶ句碑が建てられていて、道標代わりになっている。
この句碑に従って伸びるうねり道を迷わず選択。
左手に児童公園が目印で、その先の十字路は枡形だったのかな?
いったん右折し、すぐに左折。
再び旧街道らしい道が続く。
約300m。
高井田地蔵尊。
さらにその先に、西岸地蔵尊。
それにしても東大阪市に入ってからは、旧街道らしい史跡が何気なく残っている。
交通量の多い府道702の1本北、というだけなのに。
小阪北口という交差点で、再び相方?の府道702と合流。
というより、ここでいったん消失する、という方が正解かな?
そのまま府道を100m少々、左手に某電話会社の北布施ビルが建つ。
この真ん前の歩道橋を渡りきって降りたところから旧街道は復活!
左(西)へくねくね続く道だからね、すぐにピンと来る。
ここから先しばらく、これといった目印はないけれど、街道らしいカーブの道が続き、懐かしさを残す風景が続いている。
御厨西の信号で府道702を斜めに横切り、そのまま道なりに進む。
やがて左手にこじんまりとした祠に納められているのは、御厨地蔵尊。
正面には御厨行者堂もあり、この一角だけがタイムスリップした雰囲気だ。
実はここから西方約100mには、天神社という、創建不詳の古刹もあるようだけど、トレーニングだからね♡
先を急ぐとしよう。
で、奈良街道自体はこの行者堂を正面に見て右折。
というより、道自体右折してるから迷いようがないけど。
今度は右手。
明らかに他と違う古い豪邸は、東大阪市指定文化財「植田家住宅」。
トレーニングでなければゆっくり拝見していきたいところ。
こんな町中によくぞ残ってたなぁと感心するぐらい、奈良街道は続いている。
第二寝屋川を小さな橋で越え、そのまま道なりに快走すれば、壱岐部小学校前という交差点で再度府道702に合流。
しばらくは府道run。
やがて南北に走る大幹線、府道2号線と交わる。
頭上は阪神高速だ。
それにしても南1km弱のところに近鉄奈良線、北も1km弱のところに近鉄けいはんな線が並走し、奈良街道(または府道702)はよりによって鉄道空白地帯を選ぶように走っている。
しばらくこんな状態が続くんだよね。
600mほど府道702を走れば、奈良街道は右斜めに分岐する。
その先の十字路の片隅に、古い道標が残されている。
さらに200mほどで、道開地蔵。
ほんとにこの辺はお地蔵さんが多く残されているんだよね。
再び府道702に出て、ここを斜めに横断する。(信号ないから迂回してネ)
そのまままっすぐ行ってしまいそうだけど、ここはステーキ屋さんの駐車場に沿って左の道を選択するのが正解。
すぐに街道名物?の公民館を過ぎて十字路を右折。
変則枡形といった感じだ。
「菱江北」の信号で府道21号を横断。
しばらくして右に現れるのが「もちの木地蔵尊」。
さっきの交差点名にある通り、この辺りは古くは菱江村。
街道の旅人だけじゃなく、きっと村人たちに厚く信仰されていたんだね。
さぁ、今日のラストは近い。
またまた府道702に合流すれば、とりあえず今日はこの府道を走るだけだ。
約800m。
東大阪市立花園図書館前に到着!
目の前の交差点は、「花園ラグビー場西」!
あのラグビーの聖地は、目と鼻の先だ。
完全にラグビー場だけが超有名になってるけど、ホントは「花園中央公園」といって、子供も遊べるアスレチックスや遊具もあるし、野球場や陸上競技場もある広大な公園だ。
公園の施設の1つとして、ラグビー場があるだけなんだけどね。
この公園を楽しんで、少し距離を稼ごう、なんて思いもあったんだけどね。
まだ12時にもなってないけれど、暑くて疲れたからね。
それは次回にまわすとしましょうか。
それに図書館なら、休憩&情報収集にはもってこいの場所だ。
ってことで少し短め(13~14km)だけど、ここをゴールとしよう。
図書館で少し読書しながら休憩。
さぁ、帰りましょ!
でもここ、ちょっと中途半端な場所なんだよね。
約1km南下すれば、近鉄奈良線東花園駅。
逆に約1km北上すれば、近鉄けいはんな線の吉田駅。
並走する2つの路線の中間なんだよね~。
ラグビーで鍛え上げた若き高校生諸君にとっては散歩にもならない距離なんだろうけど、走った後のおじさんには長く感じるなぁ…。
どっちのルートでも構わないんだけど、せっかくなら乗ったことないけいはんな線で帰ろうかな。
ってことで吉田駅を選択。
長田駅でそのまま大阪メトロに乗り入れてるから便利だし。
14時前には社宅に到着。
社宅スタートだったから、金銭的にも時間的にも嬉しいな。
溜まったブルーレイでも見ながらのんびり過ごすとしましょうか。