cosmotiger発信!!

日本一脚の速い「鉄ちゃん」を目指します!
時刻表検定1級
10km33:04、フルマラソン2:46:31

コスモタイガーのつぶやき(20)~在宅勤務

2020-04-25 | つぶやき/更新中

単身赴任の続くコスモタイガーであるが、4月上旬より名古屋の自宅にて過ごしている。
在宅勤務、最近の言葉で言うなら、テレワーク、である。

もちろん理由は言うまでもなく、コロナウィルスの影響である。

4月に入ってすぐ、突然「来週からテレワークです」と朝礼で通知され、てんてこ舞いの状態で机上や引き出しの整理を行った。
といっても、「とりあえず期間は1週間」と言われただけ。

冷静に考えれば、1週間で終息するとは思えず、ある程度長期間になることは想定しつつも、先の見えない不安感もあったりする。

テレワークなんて初めての体験。
そもそも自分の場合「在宅」とはどっちの家を指すのか?
大阪の社宅にて過ごさねばならないのか?
あるいは名古屋へ戻っていいのか?

期間がわかってるならいいが、長期にわたるなら名古屋に戻りたいのが本音。
上司や担当部署に相談した結果、名古屋へ戻って良い、とのこと。
そして今、ありがたく?名古屋にて過ごさせてもらっている。

名古屋での在宅となると、学校も休校しているし、預かり保育も様々な制約があるため、子供も家で過ごすことが多くなりそう。
さらに嫁は仕事だから、洗濯などの簡単な家事は必然的に自分がやることになるわけで、職場環境として?なところもあるけれど。

とはいえ、縁もゆかりもない大阪で、「不要不急の外出」も事実上できないなかで長期間一人で、というのもなんだか悲しい。
休日だって、旧街道runなんかやってるような情勢でもないし。
と思うと、やっぱり戻ったことは正解だったし、会社の判断がもう少し遅ければ、その「帰省する」という行為自体も何だか申し訳ない話になってたわけで、ありがたいことではある。

案の定というべきか、予想通りというべきか、その後会社から連絡があり、この文章書いている現時点で、5月6日までのテレワークが決まっている。
当たり前のことながら、旧街道runは凍結。

特に指示なければ、5月7日からは通常勤務になるわけで、そうなると大阪~尼崎間、JR快速でわずか1駅、乗車時間約5分ながら、間に淀川(県境)があって、毎日県をまたがって移動することになる(笑)。

関東ならさしづめ「浮間舟渡駅」あたりに住んでる人がさいたま市に通ってるようなもので、これも県境越えと言われれば確かにそうなんだけど(笑)。

とにもかくにもサラリーマンである以上、会社の指示に従うしかない。
また、県をまたがって云々~の話も、要するに不要不急かつ長距離移動は感染のリスクが高いからNGということであって、必要不可欠な生活圏内の移動や通勤までもが否定されたわけじゃない、と解釈している。

いずれにせよ、一日も早くコロナの終息と平凡な日常が戻ることを願うばかりである。
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コスモタイガー漂走記~旧西国街道編(2)~前編

2020-04-14 | 旧西国街道run!!

【2018年4月某日】

コスモタイガーにとって、単身赴任生活初のGWを迎えた。
といっても、某自動車メーカーのような長期休暇にはならないんだけどね。
カレンダー通りに働き、休むだけ。

前半の3連休は大阪社宅にて過ごすことに。
せっかくの休み、まだ片付いてない荷物の整理をして部屋の掃除やら布団干しやら…だけで終わるはずがない!

行楽日和!
行くしかないでしょ!西国街道!

ってことで、通勤で使ってる阪急京都線を敢えて避け、大阪駅まで歩き、JR東海道本線で前回ゴールした「山崎」駅に到着。

コンビニで菓子パンで軽く腹ごしらえし、まず徒歩で最初に向かったのは、前回気になりつつ素通りした、「大山崎町立歴史資料館」。
前回走ったコースを逆行すること約5分であっさり到着。
時計はちょうど正午を指している。

1時間ほどかけてゆっくり歴史のお勉強♪
戦国時代の舞台として有名なこの辺りも、縄文期の史跡もあったりして、古くから人が住んでいたんだね。

さぁ見学終了!
ここをスタートに、今日のトレーニング開始とする。

といっても腹案があってね。
何といってもここは「山崎の合戦」であまりにも有名な地。
その舞台となったのが、JR山崎駅背後にそびえる天王山!
ここを素通りするわけにはいかないさ。

クロカントレーニングにも最適な季節だし、西国街道は後回しにして、登りましょう!天王山!

JR山崎駅まで戻れば、ハイキングコースとしての案内板も設置され、コースも整備れている。

標高270mと、数字だけならたいした山じゃないんだけど、誰もが一度や二度は聞いたことがある天王山。
プロ野球のペナントレースで「中日vs巨人の天王山の一戦を迎えました」なんて時に今でも使うよね。
まさに雌雄を決するときに使われる「天王山」。

本能寺の変で織田信長を討った明智光秀と、当時出世街道を驀進していた羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)が激闘を広げたのが、「山崎の合戦」であり、その主舞台となったのが天王山。
まさに勝った方が信長の後継者といっても過言ではなかった、文字通り「天下分け目」の合戦だったのだ。

山﨑駅前の道に沿って右奥に進む。
線路に沿う形ね。

100m少々も行けば踏切で、ここを渡るんだね。
この踏切は関西地区の人気撮り鉄スポットらしい。

コスモタイガーは撮り鉄は専門外なのさ!
そもそも鉄道だけが好きなわけじゃないから!

バスも船舶も飛行機も網羅してる、「時刻表オタク」だから!
ってことで、お先に行かせてもらいます。

この踏切を渡ってすぐ、ここからいよいよ登山口に入るわけさ。

すぐに2手に分岐する道は左手に。
右も魅力的な小道だけれど、アサヒビールの運営する「大山崎山荘美術館」に連れていかれてしまう。

一気に上り坂となり、息が上がりそう。

右手にカーブ、と思いきや、そこに山門がある。
「天王山宝積寺」。

ここは天王山的には代表的な見どころらしいから、トレーニング途中ながら、サクッと寄り道していこう。

寺自体の開山は724年、聖武天皇の勅命による、というけれど、何といってもまず、目に入るのが三重塔。
重要文化財に指定されており、豊臣秀吉が一夜にして建てたという逸話も残る。

広大な境内を奥へと進めば、閻魔堂。
日本最古の閻魔大王(重要文化財)が安置されている。
お参りはちゃんとしていこう。

さらに足を進める。
本堂も、静かな威厳を保っている。
さすがに古いだけに歴史があって興味が尽きないね~。
隣接の小槌宮という小ぶりな建物には、一寸法師で有名な「打ち出の小槌」の本物が残されているらしい。

とはいえ、そろそろ先に進まないとトレーニングにならないね。

本堂の脇に案内板もあるけれど、ここから天王山への本格的な登山道が伸びている。

さぁここからは本格的な登山道!
クロカントレーニングだ!
もうgoogleにも表示はない。
道標に従って走るのみ。

4月も終わりに近い今、結構暑いんだよ!
汗ダクダクだ。

そんな上りの途中にあるのが、十七烈士の墓。
山崎の合戦だけじゃなく、幕末の蛤御門の変(禁門の変)の舞台でもあるんだね。

1864年、長州藩の真木和泉守(まきいずみのかみ)を中心とした17名が、幕府軍を相手に激しい死闘となった。
結局は全員が自爆。

それにしても「まきいずみ」なんて聞くと、歴史ファンなら迷わず真木和泉守なんだろうけどさ。
長く陸上の世界にいる自分としては、真木和(まきいずみ:バルセロナ五輪10000m、アトランタ五輪女子マラソン代表)選手を連想するんだけどねぇ。

スピード感ある走りで、あの野口みずき選手が憧れて同じチームを選んだとも言われる名ランナーもすでに第一線を退かれている。
(※ご結婚され、お子様もいらっしゃる中、2018年10月、49歳の若さで亡くなられました。合掌)

話がそれてしまった。
さらに上り続ける。

山崎城跡。
応仁の乱以前からあったとされる山城で、山崎の合戦では、豊臣方がこの城を占拠したことにより、圧倒的優位になったんだね。

さあ、まだハイキングコースは上っている。
結構足にきている。
こういう時に加齢を感じるなぁ~。
中山道の鳥居峠・和田峠・碓氷峠を越えてきたこの足も、確実にここ数年、衰えを感じている。

フー!!やっと登り切った!
頂上だ。

さすがにGW。
家族連れも多い。
4歳ぐらいの女の子までいる。
頑張ったね~、お嬢ちゃん。

少し移動したところで展望も開けている。


さあ、トレーニングは続く。
今度は下り。

ここからは来た道を戻って山崎駅に戻るパターンと、山の反対側、長岡京市の西山天王山駅へ出るコースの2つがあるんだけどね。
西山天王山駅に出るのも楽しそうだけど、それじゃ西国街道は前回と重複してしまう。

とりあえず今寄り道で、メインは西国街道。
ここは冷静に!
山崎駅へ戻ることとする。

途中の旗立松展望台からの絶景にほっこり。(冒頭写真
戦の際、ここに松があって、それを利用して旗を立てたんだろうな、と素人でも何となく連想できる。

登りに比べたら足取りは軽いけど、相変わらずのクロカンコースが続く。


途中から案内板に従い、コース変更。
アサヒビール大山崎山荘美術館の前を通過し、無事JR山崎駅に到着!

せっかくだから駅に隣接の離宮八幡宮にも再度ご挨拶。
前回シャメしそびれたからね、記念にパチリ。

寄り道にしてはボリュームあったなぁ~!!
普通ならここで終わりにして電車で帰宅、だよね。

でもコスモタイガーのトレーニングは終わらない。
ってか、まだ肝心の西国街道走ってない(笑)。

さぁ、これから前回の続き、としましょうか。

※後編に続く
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