cosmotiger発信!!

日本一脚の速い「鉄ちゃん」を目指します!
時刻表検定1級
10km33:04、フルマラソン2:46:31

コスモタイガー漂走記~旧東海道編(27)

2012-10-31 | 旧東海道run!!
久々に前後駅に車を置く。
この前後駅から始まったんだな~。
今じゃ、随分と遠くに行くことになったもんだ。
豊橋駅に到着後、JRの有人窓口へ。

静岡地区「休日乗り放題きっぷ」(2,600円)を購入。
名前のとおり、土日祝日(年末年始含)、静岡県内の指定エリア内なら普通列車乗り放題となり、「青空フリーパス」の静岡バージョンとも云えるものだ。
特急料金を追加すれば特急にも乗車可(ただし、新幹線は不可)なのも、青空フリーと同じ。
東海道本線なら、西は豊橋、東は熱海までの区間が乗り放題。
(その他、身延線全線・御殿場線全線も乗り放題。)

2,600円ということは、片道1,300円以上の駅間であれば、単純に往復するだけでおトク、ということだからね。
計算してみると、豊橋からだと金谷駅ですでに1,300円を超えるから、それ以東であればこの切符が真価を発揮するってことやね。
しばらくはこの切符が旅のお供になる。

今日の旧東海道スタート地点(前回の終了地点)は、静岡鉄道の柚木駅の方が近いんだけどね。
それに「しずてつ」にも乗ってみたい思いはあるけれど、フリー切符買った以上、JR利用の方が自然だからね。
ということで、小雨パラつく中、東静岡駅下車。

西に向かって走るとすぐ、盲学校を左に見て、小さな橋のところに出る。
前回の終了地点やね。
橋を降り、右手の線路(東海道本線)を潜り、国1に出ると、そこが静岡鉄道の柚木駅前。
400mほど国1を走ると、左斜め前方と、右後方に、斜めに横切る道。
これが東海道さ。

右後方へ行く道は、100mも行かないうちに、東静岡駅に遮られ、行き止まりになっているからね、すぐに引き返し、左の道へ足を進める。

静岡鉄道がすぐ左に寄り添っている。
「長沼駅」前を通過。
この後、しばらくは静岡鉄道本線と旧東海道はかなりの部分で寄り添っているから、良い目印になる。

以前書いたとおり、多くの人が行き交う街道に人々は集まり、やがてそれが集落となる。
そして街道沿いの集落と集落を、「より速く」結ぶ移動あるいは運送手段として、鉄道が敷設されてきた。
結果として、旧街道と鉄道が密接な関係になるのは、必然なのだ。

家の軒先に、植木鉢に埋もれたような「長沼一里塚跡」の碑を発見!
これは分かりづらいねぇ。(写真)

「長沼」交差点で国1に吸収されるけど、すぐ次の「古庄」交差点で、右に分岐。
この辺り、少しだけ街道らしい「うねり」も感じるも、あっという間に東海道本線に再び遮られる。

地下道が用意されてるからね、それで線路の反対側に出れば良いんだけど。
この地下道、狭いから、一見歩行者専用っぽいんだけど、普通に車も通るからね、注意が必要だ。

地下道を出てすぐ左折。
道なりに右に行くと、しずてつ「県総合運動場」駅。
名前のとおり、右手に草薙総合運動公園がある。

案内板もなく、わかりにくいけど、駅前で突き当るからそこを右折。
信号渡って1本目の、一見普通の生活道路を左折する。

ごく普通の住宅街の中、独特のうねりを残しつつ、旧東海道はしばらく1本道。
2km少々で、片側2車線の大きな道に出る。
左やや遠方に、しずてつ「草薙」駅があるのが目印。

ここを左折し、県道407号線に出ると「草薙駅前」交差点。
ここを右折。

しばらくは県道run。
やがて草薙一里塚跡。
となりに大きなたぬきの像がある。

すぐに道が左右に分岐するから、左側の狭い方を選択。
右側、こんもりした一角に「上原延命子安地蔵堂」。
人並には長生きしたいからね、一応お参りしておく。

静鉄「狐ヶ崎駅」前に出る。
いかにも地方私鉄の駅前の雰囲気で、そそられる。
無性に静鉄に乗りたくなるが、我慢我慢。

当分の間、一本道で、静鉄と東海道本線(並走している)の線路を踏切で越える。
そこから600mほどで、右側に和菓子屋らしき建物が。
創業1695(元禄8)年の老舗、「追分羊羹(ようかん)本店」。
きっと江戸の旅人も、ここで糖分を補給していたんだね。

そして名前のとおり、ここは追分でもある。
お店のすぐ横に道標があり、どうやら「是より志ミづ道」と彫ってあるらしい。
現代表記なら「ここより清水道」ってことやね。
直進は東海道、南に行くのが清水道、つまり清水の港を目指す道なのさ。

まっすぐ進むと三叉路に出るから、斜め左に進む。
巴川という小さな川を渡る。
何の変哲もない橋だけど、「稚児橋」といい、元々は徳川家康の命により架けられた由緒ある橋らしい。

すぐの信号を右折するのが東海道。
この辺りから江尻宿が始まっていたと思われる。

案内板もないから分かりにくいけど、2つ目の信号を左折。
「平野屋」というお店があるから、それが目印かな。

そのまま北上すると「江尻東」の交差点に出る。
ちょっと物足りない気もするが、天気もあまり良くないし、景色も良くないし、ここを本日のゴールとする。
距離も若干短めで、12~13kmぐらいかな?

右(東)に行くとすぐにJR東海道本線「清水」駅がある。
もう少し天気が良ければ、駅周辺の散策もしたいけれど、本格的に雨が降ってきた。
まぁ、ある意味、ゴールしてからでラッキーだけどね。

ということで、着替えを兼ねた小休憩後、再び東海道本線鈍行にて家路に着くコスモタイガー。
小まめに駅がある静岡鉄道に対し、東海道本線は「草薙」まで駅もなく、一気に突き抜ける感じで気持ち良い。


※2015.3.20追記:地図、作成しました。(ここをクリック
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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(26)

2012-10-23 | 旧東海道run!!

大高駅で「青空フリーパス」を購入し、西へ向かうコスモタイガー。
18切符は使い切り、利用期間も終了したとなれば、「青空フリーパス」利用に舞い戻る。
飛び出し区間だけを乗越・精算するのが妥当な方法だな。

東海道本線→草津線と乗継、石部駅に到着した頃はすでに正午を過ぎていた。
まぁ、東側に比べて往復の所要時間も短いせいか、逆にのんびりし過ぎてしまう。
駅前の道を200mも進めば、前回のゴール地点。
本日はここからrunのスタート。

すぐに右側、先ほどまで乗っていた草津線の線路が寄り添ってくる。
左に「ゴーシュー」という会社の工場がある。
資料によれば、ここで東海道は2つに分岐していたらしい。
途中で付替えられたと思われる。
古い方が「上道」、付替後の新道が下道と呼ばれていたようだ。

「ゴーシュー」を左折するのが「上道」らしいけど、残念ながら使われなくなって久しいからなのか、途中から行き止まりになって通行不能だとか。
地図で見る限り、途中に「五軒茶屋区集会所」があるからね、この辺りまでは東海道なんだろうと思われる。

ほとんどのHPやガイドブックは、新道の「下道」を案内しているし、コスモタイガーもそれに従う。
「ゴーシュー」をそのまま直進。
しばらくは草津線を右に見ながら、仲良く並走。

右側遠方に富士山型の小高い山。
通称「近江富士」、三上山だ。
名神高速の下を潜る。

「伊勢落」という、何やら由緒ありげな名前の集落の中、静かな旧街道らしい道が続き、走っていて楽しい。
お寺や古い道標もあり、所々足を止めてしまう。

左にカーブしてすぐ、堂々たる和風の建物が。
「旧和中散本舗」。
要するに昔の薬屋さんで、重要文化財に指定されている。(写真)
近くに六地蔵一里塚の跡。

すぐに広い県道に寄り添うが、100mほどでまた分離。
旧道らしい雰囲気が続く。
名神高速道路栗東ICの下を通ると、右手奥にJR草津線手原駅。

しばらくして左側、「※(まがり)の陣所跡」(※金ヘンに勾)
9代将軍足利義尚公とあるから、江戸より前、室町時代後期の史跡らしい。

当分1本道だからね、迷うところはないけれど。
この辺りの旧東海道は、分かりやすく、そして由緒ありげな建物があったりして、走っていて飽きない。

手原駅から3kmぐらいかな?進んだところで突き当り、ここは右折。

目川という集落に入ると、「目川一里塚」の跡。
目印代わりにあるのが「目川立場跡」。
田楽発祥の地、ということらしい。

新幹線の高架をくぐる。
左側、一段高くなっているのは、草津川の堤防なんだけど、この草津川、現代ではわずかな水量が流れるのみで、川としての機能はほとんど失っているらしい。

ここはちょっと見落としそうだけど、新幹線高架から600mほどで、堤防の上に上がる感じの道が分岐しているからね、注意してそこを駈け上がる。
で、まもなく国1の上を渡るんだけど、すぐに左折して小さな橋を渡る。
そこに大きな道標があり、今度は右に堤防を降りる感じ。

いよいよ草津の町に入ってきた。
懐かしさを感じる町をしばし走る。

草津と云えば、関東の人なら群馬県の有名な温泉を思い出すんだろうけど、関西の人なら、余程の温泉好き以外はこっちを連想するんじゃなかろうか?

何といっても今も昔も「追分」の町。
ここで江戸から来た東海道と中山道は合流する。
さぞかし賑やかな宿場だったに違いない。

突き当ったところがその追分だ。
右側、草津川(天井川になっている)を潜ってくるのが中山道。
京までの道はここから左折して先へと続く。

ここでゴールにすることも考えたんだけどね、ある意味、キリが良いし、草津駅にも近いし。
でも距離的に少々物足りない。

ということで、そのまま走ることにする。
すぐに右側、草津宿本陣。

ここも江戸時代の建物が現存。
国指定史跡になっており、中は資料館として公開されている。

当然、見学したいけれど、先に行くと決めた以上はrun優先。
すぐ左側、観光物産館。
これが脇本陣やね。

右手奥に入って行くと立木神社。
かなり由緒ありそうな感じで、ちょっとお参り。

再び東海道を進む。
「矢倉南」の交差点で、国1に斜めに交わる。
旧道は渡ってそのまま斜め左に行くんだけど、50mも行かないうちにマンションに突き当たってしまう。

マンションの横をすり抜けたところに猫の額のような小公園が。
ここに「野路一里塚跡」の碑を発見。

ここから旧東海道は、公園前の県道を地下道でくぐり、南にまっすぐ進んでいくけれど、旧東海道ランはここでいったん打ち切り、野路町の交差点を渡って西へ。
最寄りの南草津駅まで走って終了とした。

実走距離は14~15kmかな?
起伏らしい起伏もなく、落ち着いたコースであった。

南草津駅も1994(平成6)年開業の新駅の1つ。
普通しか止まらないけど。

しばし休憩の後、米原駅までの切符を購入し、あとは東海道本線乗継で本日の旅?も終了。
まだ明るいうちに帰宅できるのが、西側の魅力かな。


※2015.2.27追記 地図、作成しました。(ここをクリック
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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(25)

2012-10-11 | 旧東海道run!!

18切符も、今日でスタンプ欄はいっぱいになる。
首尾よく期間内に5枚使い切ることになりそうだ。

今日は東へ。
ということは車で向かう先は共和駅やね。
最後のスタンプを押してもらい、東海道本線乗継の後、何度目かの藤枝駅下車。
何だかすっかり目に馴染んできた風景だけど、予定通りなら今日が見納めだ。

しずてつジャストラインのバスに乗換、前回の終了地点は「丸子橋入口」なんだけどね、得意の下りをちょっと駆け足で走っちゃったこともあって、何となく気になるからね、その手前、道の駅「宇津ノ谷峠」すぐ前の「宇津ノ谷入口」停留所で降り、ここから走り出すことにした。

4km弱、重複になるのかな?
まぁ、走ればたいした時間じゃないしね。

前回よりスローペース、キロ6分ぐらいでのんびり周囲を見ながら、前回のゴール地点、丁子屋に到着。
江戸から続くとろろ汁の名店中の名店なだけに、多くの街道ウォーカーが食事休憩を兼ねて立ち寄ってるんだけど、トレーニングとして走っているコスモタイガー、残念ながら食の楽しみはゴール後に取っておく。

ということで今回も丁子屋は寄らず、素通り。
やがて左側に、丸子(まりこ)宿本陣跡。

信号の手前に丸子一里塚跡の小さな石碑。
そのまま交差点を直進。

少し進んで右に静岡銀行丸子支店があり、交差点で左右に分岐しているけれど、ここは左を選択。
つまり県道208号線をそのまま進む形やね。

「佐渡」交差点で国1に吸収されるけど、次の「手越原」という五叉路の交差点で再び左斜めに分岐。
どんどん住宅や店舗が増えてきて、確実に市街地に入ってきていることがわかる。

右側に「高林寺」があるのが目印かな。
庭の手入れが行き届き、綺麗なお寺だ。

安倍川橋を渡る。
ここに橋が架かったのも明治になってから。
人足が基本だったらしい。

橋を渡り終わってすぐ、「安倍川義夫の碑」。
戦前の小学校の教科書には掲載されていたらしい、正直な人夫さんの話。
財布を落とした旅人を追って、宇津ノ谷峠まで追いかけ、旅人に返したってことだそうな。
「落とした本人に返しただけのこと」と、礼金を固辞し続けた人夫さん、お礼ができず困った旅人さん。
仕方なく?奉行所が人夫に褒美を与えたとさ。

せめて宇津ノ谷峠往復の手間賃ぐらいありがたく戴けば良いのにね。
ここから宇津ノ谷峠まで追いかけるなんて、かなり大変だったろうに。
そしてまた、お礼ができないからと奉行所にいちいち届ける旅人さんもつくづく律儀な人やね。
なーんて考える俺の心は汚れちゃってるね。

すぐに右側に何やら古めかしいたたずまいの商店が。
「甘味処石部屋(せきべや)」。(写真)
あの有名な、あべかわ餅の、老舗中の老舗で、創業は1804(文化元)年。
これまた寄りたいのは山々だけど、今、真面目に走ってる最中です、はい。

楽しいことだらけの旧街道ランだけど、難点があるとすれば「食」に関してはあまり楽しめないことかな。
一応、練習の一環だしね。
ランの途中でガッツリ食べるわけにいかないし。
それに汗だくの状態で飲食店に入るのも失礼な気がする。
走り終わって着替え兼休憩してからじゃないと、のんびり食事(軽食含)できる心境にはなれないのさ。

石部屋の前で道は分岐してるけど、広い県道を「本通り」、狭い旧道を「新通り」と呼ぶらしい。
東海道は狭い旧道の方。
この新通りをしばらく直進。

前方に人だかり。
またまたお祭りに出くわした。
ついこの間、島田宿で遭遇したばかりなのに…。(旧東海道編22参照)
良く会うね~。

そういえばさらにその前、浜松宿でもたくさんの山車を見たような。
どうしたことか、妙にお祭りに遭遇するね~。(旧東海道編12参照)

祭りをまたまた搔き分け、新通りをひた走る。
「梅屋町」に入ってきた。
すでに間違いなく府中宿に入ってるね。
府中の「府」は言うまでもなく、駿府のこと。
文字どおり、駿河の国の中心だね。
「静岡」は明治以降の呼称だ。

城下町でもある府中宿、ご多分にもれず右折左折を繰返し、少々ややこしい。
左にタクシー会社があるからそこを右折。
2本目を左折。
七間町の交差点を直進。

伊勢丹の大きな建物があり、この交差点に「札の辻」の大きな石碑がある。
ここを右折するのが東海道だけど、ちょっと寄り道。
直進し、静岡県庁を見に行く。
大通りの向こう側に県庁、ふと脇を見ると「駿府町奉行所跡」。

再び札の辻の交差点に戻って東海道へ復帰。
今度は「呉服町」の交差点を左折。
するとすぐに「江川町」という、バカでかい五叉交差点に出る。
右側角に、某電話会社のビルがある。

ここを右折なんだけど、鋭角に曲がって某電話会社ビル前の広い道を行くのは×。
1本左の、若干狭めの道が東海道らしい。
左手にショッピングセンタ-?のような建物があるから、それが目印。

この道は、現代では伝馬町通りと呼ばれているらしい。
ビル街に埋もれるように「西郷・山岡会見碑」がある。
幕末の時代、ここで西郷隆盛と山岡鉄舟が会見し、後の江戸城無血開城につながったわけだね。

すぐそばに本陣・脇本陣跡の碑がこれまた目立たないけど建っている。
今じゃ県都静岡の繁華街の真っ只中、往時の面影は皆無に近いけど、かつてこの辺りが府中宿の中心だったことがかろうじて偲ばれる。

バスではかなりお世話になっている静岡鉄道、その御本家の鉄道線が左から近づいてきたら、国1に合流する。
「春日1」という交差点で、左側少し離れて静鉄の春日町駅がある。
ここは斜めに横切ってそのまま直進。

すぐに今度は東海道本線(&新幹線)をくぐり、左にカーブし、そのまま東海道本線に沿う形で走る。
これといった見所はないけれど、都会の中にありながら、街道らしさを残している。

すぐに立体交差する小さな橋がある。
ここで東海道は残念ながら消失。
左に緩やかにカーブし、少し先にある東海道本線東静岡駅の敷地内を通っていたと思われる。

消失ついで?に、今日はここでゴールとする。
なんやかんやで結構走ったしね。
20km弱ぐらいかな?

このまま東海道ランを続けるなら、立体交差を左に降りて、再度東海道本線をくぐり、静鉄柚木駅前を通っていく形になる。
柚木駅から静鉄利用することもかなり考えたけれどね。
静鉄は未体験だし。

でも折角の18切符だからね、直進すればすぐ東海道本線「東静岡駅」だしね。
それに旧東海道の真上にある駅構内に足を踏み入れれば、少しでも消失部分を歩いた気にもなるし。
ということで、直進し、行き止まりをコの字に迂回すれば、(走って)5分少々で東静岡駅に無事到着。

元々ここは広大な敷地を要する貨物駅だったからね、それを平成10年に新駅として開業したため、駅周辺は妙にだだっ広い感がある。

さぁ、ここからまた共和駅まで、東海道本線乗継で戻るだけだ。


※2015.2.4追記 地図、完成しました。(ここをクリック
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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(24)

2012-10-04 | 旧東海道run!!


今日も18切符を片手に家を出る。
大高駅で4つ目のスタンプを押してもらい、久々に西へ向かう。

さすがにもうパターン化しちゃってるのは仕方ない。
東海道本線で米原駅着。
ここで近江鉄道に乗換。
あの摩訶不思議な割引切符「S・Sフリー切符」を自販機で購入。(東海道編19参照)
「水口石橋」駅下車。
これで残った水口~水口石橋間も制覇し、めでたく近江鉄道本線全線走破!ってことやね。

でも感慨にふけってる場合じゃないね。
目的は旧東海道。

若干、時間に余裕あるため、周辺を少し散策の後、本日のrunをスタート。
駅のすぐ北側の道路が旧東海道やね。

このまままっすぐ行きそうになるけれど、いわゆる枡型というやつで、信用金庫の前をいったん右折、突き当って左折、さらに突き当って左折、また右折、と、ちょっとややこしいけれど、突き当りに林口一里塚跡がある。
左折して、最初の道に結局戻るんだけどね。

ここからは当分、一本道で、これといった見所もないけれど、旧道の雰囲気は所々に残している。
やがて泉一里塚。
さらに100mほどで、横田の渡し跡。
大きな常夜灯と木戸(木製の門)が迎えてくれる。
ここから見る川の風景、なかなか綺麗だ。(写真)

ここから東海道は名前の通り「渡し」だったんだけど、現在はさすがに舟はない。
かなりの迂回になるけれど、右折して国1に出て、「朝国」の交差点を越え、横田橋を渡るしかない。
かなりの交通量だから、右側の歩道を走る。

渡りきってすぐ下の道に降り、国1を潜ると、正面にJR三雲駅がある。
この駅前の道が旧東海道なんだけど、右折しちゃうと一部省略したことになってしまう。

左に曲がって200mぐらいかな?
常夜灯があるからね、この辺りが横田の渡しの対岸になると思われる。
それを示す小さな木札も建てられている。

三雲駅まで戻ってそのまま直進。
JR草津線を挟んで互い違いになっているところもあるが、当分は道なりだ。

この辺りの特徴は、天井川。
前方にトンネルが見えてくるが、その上は川なんだね。

やがて夏見一里塚跡。
ちょっと目立たないけど。

しばらく見所らしい見所もないけれど、公民館やお寺が沿道沿いにあり、この道が東海道であることを示してくれる。
もう一回天井川を越えてしばらく、北島酒造という歴史を感じさせる酒蔵&酒屋さんがある。

「石部東」の交差点を越えたあたりから石部宿の始まりかな。
すぐに「東見附跡」の木札がある。

「石部中央」という交差点を越える。
名前のとおり、この辺り、石部宿の中央だ。
で、すぐに小島本陣跡。
現代の普通の住宅になっているけれど、住んでいるのは現在も「小島」さんらしい。

「田楽茶屋」という、ちょっとした休憩所?みたいな施設があるから、そこを右折。
またすぐに左折。
「石部西」という交差点に出た。

確かこの交差点の手前ぐらいに「石部一里塚跡」があるらしいけれど、走ってて見逃したよ。
やっぱり歩きと走りじゃ、スピード感が違うからね。
いくらしょぼい走りの俺でも、歩くよりは早いしね。

そのまま直進、右側少し離れたところに、JR石部駅が見える。
恐らくここまでの実走距離、13~14kmぐらいかな?

西側は「鈴鹿峠」という一番の山場を越え、あとは京都に向かうのみ。
ここまで来ると「交通の難所」もなく、峠らしい峠もなく、気楽さが出てしまってね~。
若干距離短めながら、せっかく駅に近づいたからね、ここでゴールとする。

石部駅からは、草津に出て東海道本線で帰るか、柘植駅経由で関西本線の旅を楽しむか。
いずれにしても前回も含め、すでに乗車済みの経路。
時間的に早いのは、そりゃ何といっても東海道本線経由。
ということで、草津で乗換、東海道本線にて大高駅に戻り、まだ陽が高いうちに自宅に到着したのであった。


※H27.1.9追記 地図を作成しました。(ここをクリック
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