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日本一脚の速い「鉄ちゃん」を目指します!
時刻表検定1級
10km33:04、フルマラソン2:46:31

コスモタイガー漂走記~旧東海道編(44)

2015-03-13 | 旧東海道run!!

7月下旬。
うっすらと雲がかかっているとはいえ、今日もクソ暑い!

でも貴重な休日。
今日も頑張って走るぞ!
東海道。

え?中山道?
いや、もちろん走りたいけどさ。
ぶっちゃけ、今、資金不足なのさ。

東海道なら、青春18切符を金券ショップでバラ(すでに何度か利用したもの)を購入して、お安く行けるもんね。
まぁ、経路的には、今更面白味もないけどさ。

大高駅に車を置き、京都までは、鈍行乗継。
京都からは、今日は近鉄ね♪

近鉄京都線。
タイミング良く、ホームに止まっていた「普通」に乗車し、約10分。
近鉄丹波橋駅に着いたのは、13時少し前。

本当はもっと早めに来て、伏見桃山城見学でも・・・、と思ってたけどね。
前回もそうだけどさ、どうも近けりゃ近いで、のんびりモードになっちゃうんだよね。

残念ながら、お城見学はまたの機会にして、さっさとスタートしよう。
陸橋でつながれた京阪側の丹波橋駅を素通りし、駅前のコンビニを過ぎた1本西側、両替町通に出る。
前回のゴール地点、もう一度、逆方向にシャメだけ撮っておこう。

で、前回のルートから見ると、ここを右折。
そのまま西へ向かうのが、東海道らしい。
「勝念寺」というお寺が左にあれば正解。

で、すぐの信号を左折。
多分、伏見宿の真っ只中だし、宿場名物?「升形」ってやつなんだろうね。

小学校を右に見て、2本目を今度は右。
すぐまた左折。

すぐ郵便局があり、その先左手に、伏見区役所が見えたら、正解だ。
ややこしい割には、宿場らしき雰囲気はないからね、迷わないように、地図見ながら走るのに専念。

ちょっと広い道(府道35号らしい)をそのまま渡って直進し、1本目の道を右折。
「魚屋通」の名がついている。
きっと名前の通り、かつては、魚屋さんが列を成していたんだろうね。

次の信号で、少し広い幹線道路に出る。
府道115号線で、東海道もここを左折。

100mほど進むと、小さな川(水路?)を渡るけれど、そのすぐ手前、左手やや奥まったところに和風の建築物がポツンと残っている。
かの有名な「寺田屋」ね。(冒頭写真

元々は、主に薩摩藩士が利用していた船宿に過ぎないのだけど。
幕末の2つの事件が、この平凡な船宿を、一気に歴史の表舞台に立たせることとなった。

1862(文久2)年の、薩摩藩士達による、「寺田屋騒動」。
「尊皇攘夷」を旗印に突っ走る一部の過激派藩士たちと、それを食い止めようとする人たちの間で、同士討ちみたいになったんだね。

いつの時代にも、極端な価値観を持ち、暴走する輩はいるんだね~。
もちろん持ってるだけなら個人の勝手なんだけどね、そういう輩に限って、変な正義感に捉われて、猛進するからね~。

残念ながら、我々の趣味、ランニングの世界にもいたりする。
「競技者意識」とか「仲間意識」などという仰々しい言葉をいとも簡単に多用し、他人にまで同調・理解を求めたりする。
いかに格好良い言葉で取り繕おうと、それは単なる強要に過ぎないし、ある意味、本当に「競技者」として活動されている方々に対しても、失礼な話だよね。

当たり前のことながら、自分は一介の市民ランナー。
走ることで生計を立ててるわけじゃないからね、過激な意見には流されないよう、改めて自戒したいものだ。

さて、もう一つは、何と言っても、坂本龍馬が襲撃された現場ってことだよね。
こちらは、1866(慶応2)年の出来事。

結局龍馬は、翌年、同じ京都の「近江屋」なる宿に宿泊中のところを襲われ、命を落とすことになる。

中を少し見学する。
休日ということもあり、結構な人気スポットだ。

さて、ボチボチ足を進めよう。

府道115をそのまま南下。
後々のことを考えて、右側の歩道に渡っておく。
しばらくすると、「中書島」の交差点。

目の前には、京阪の「中書島」駅がある。
京阪の本線と宇治線が分岐する、主要駅の1つ。

3つに分岐しているような変則交差点の信号を、右折。
今度は府道124、ということになるらしい。

小さな川を渡ったところで左へ。
そのまま川岸を走る形だ。

京阪本線の高架を潜った先で、川が急に広くなり、ちょっとした公園が整備されている。
「伏見港公園」。
名前の通り、かつての伏見港の跡だ。

すぐに宇治川に突き当たり、道は右へカーブ。
伏見港は、この宇治川の水運があったからこそ。

で、何やら旧街道オーラゼロの堤防道路だけど、ここはそのまま右へカーブし、宇治川の土手に沿って走るらしい。

またまた右から小さな川(水路?)が宇治川に合流している。
少し首を右に傾けると、何やら緑色の橋があって、そこを渡って、再び府道124にぶつかり、ここは左折。
要するに、カタカナの「コ」の字のように走るのさ。
わかりにくいね。

今度は宇治川沿いに走ることになる。
まぁ、多分、東海道の原型は消失してるんだろうね。
どう見ても、宇治川の堤防道路にしか見えず、街道オーラ0。

この堤防道路とは、約1.5kmほどお付き合い。
見どころなんて全くない。
わざわざ京都まで、何しに来たんだ!と思うぐらい、街道らしさはない。

途中から、右下に、京阪本線が寄り添う。
その京阪が、右にカーブしながら少し離れようとしている。

と、思ったら、堤防から右斜めに降りる道があり、京阪本線を踏切で渡る構造になっていて、こっちが府道124になっているようだ。
東海道もそれに従う。
要するに、この辺りは深く考えず、府道124をそのまま走るしかなさそうだ。

右手には、少しばかりの新興住宅街があるものの、左手には、何やら広大な「ハコ物」が・・・。
「京都競馬場」。

何かのレースでもあったのかな?
残念ながら、というべきか、幸い、というべきか、競馬には全く興味ないので、脇目も振らずに走るだけ。
日ごろ、人間が走るレースを楽しんでる身としては、何が楽しくて、「馬」のレースに夢中になれるのか、コスモタイガーには、理解できそうもない。

さて、競馬場を過ぎ、少しづつ住宅街の中に、と思ったら、突然、変則6叉路に。
「納所」の交差点だ。
競馬ファンと思しき人たちが、結構歩いている。

ここももっと早く家を出てれば、もっとゆっくり散策したかったんだけどね。
なぜかといえば・・・。

6本の道の中で、もっとも目立たない細道が、北に向かって伸びている。
実はその奥にある、「納所小学校」。

詳しい地図を見ると、字名が、「南城堀」、「北城堀」。
この辺りが、きっと、豊臣秀吉が、側室、茶々のために築城した、淀城の跡だったんだろうね。
淀城に住むことになったから、のちに彼女は、「淀のお方様」「淀君」と呼ばれるようになったんだね。

そしてもう1つ!
交差点から、目の前の大きな幹線道路(旧京阪国道、府道13号)を南西に進むと、こちらにも「淀城跡」。
こちらは立派に公園として整備されているようだ。

こちらの淀城は、さっきの淀城とは別物ね。
江戸時代になってから、2代将軍、徳川秀忠が築いたもの。
間違えてしまいそうだけど。

いずれにせよ、ここでのんびりしててはトレーニングにならないからね。
交差点を鋭角に左折。
淀駅に向かう。

駅下をくぐり、道なりに右へ。
200mほどで、郵便局が左にあれば正解。

そのまま道なりに・・・、と走りたいところだけど、ここは升形なのか?
「大専寺」というお寺の手前で、いったん右折。
さらにすぐ、JAがあるから、今度はそこを左折。
今度は道なりにL字型に進むと、文相寺の前に出る。

右折して、道なりに進む。
まぁ、それなりにお寺もあって、街道らしさもわずかに残るものの、足を止めるほどのチェックポイントはない。
ポーチの中のシャメも、開店休業状態だ。

某電話会社の交換所をすぎてすぐの十字路を右折し、100mさきですぐに左折。
ここでも「円通寺」が、わずかに街道の名残を伝えてくれる。

右側、京阪電鉄の車庫だ。
病院を左に見て、線路をくぐると、道は右へカーブ。

ここで、車庫を正面から見ることになる。

お~、素晴らしい!
撮り鉄には垂涎の場所だ!!

コスモタイガーも、撮り鉄、嫌いじゃないけどさ、あくまでもフランチャイズは「時刻表」。
「鉄道」がメインなことに違いはないけれど、若干、テリトリーが違うのさ。

それに今は、撮り鉄やってる場合じゃない。
足を先に進めよう。

ここでいったん、さっきの幹線道路(旧京阪国道、府道13号)にぶつかるから、そのまま府道run。

きっと、本来の東海道は、さっきの車庫の手前をそのまま直進してたんだろうけど。
残念ながら、現在はすでに消失しているらしく、痕跡すら残ってなさそうだ。

そのまま幹線道路を走り、淀川を渡る。
橋の名は、「御幸橋」というらしい。

久し振りに体験する大河。
見通しは抜群で、思い出したかのように、シャメを撮る。

渡り終わったところに信号があるけれど、ここは直進。(府道13は右折)
前方には、京阪の八幡市駅があるけれど、そこまで行ったらNG。
1本手前の小さな十字路を右折。

400mほどは、街中の静かな道だけど、その先で、淀川の堤防に上り、再び府道13を走ることとなった。

またまた堤防道路を走る。
全然街道らしくなくないけれど、仕方ない。
左下には、これまた別の川(というより水路?)が流れ、その向こうには、京阪本線が寄り添っている。

600~700mぐらいかな?
左下に降りる道を発見!
これが東海道らしい。

そのまま進んで約300m。
さっきの小さな水路(大谷川と称するらしい)を渡ると、急に街道らしいうねった道となった。

右手に郵便局、左に交番が左に現れ、T字路にぶつかる。
左に目をやると、京阪の橋本駅。

ここは右へ。
すぐに左。
どうやら升形かな?

この辺り、かなり道も狭くなってて、ごちゃごちゃした感じの住宅街だ。
かつては、「橋本遊郭」といって、当時の大人の遊び場だったんだね。

300mほどで、Yの字になってる分岐があり、右はそのまますぐに府道13に出てしまう。
ってことで、迷わず左へ。

道が広くなり、視野が開けた感じ。
右に、久修園院という立派なお寺があり、そのまま快調に走り続ける。

・・・と言いたいところなんだけど、どうやら迷ったらしい(泣)
何やら高台の住宅街を走ることになってしまった。

猿田彦神社とか、講田寺なんてあったりするから、歴史を感じないわけではないけれど、手元の資料にそんな名前の史跡はないし、明らかに見当違いなところを走っている。

もう一度、さっきの久修園寺近くまで戻って、再度チャレンジしてみるものの、やはり同じような場所に戻ってしまう。

ウロウロして、少々気持ちが疲れてきた。
確かに橋本駅以降、リサーチが手薄だったことは否めない。
心のどこかに、「中山道を思えば、迷っても知れてるし・・・」というスキがあったことは確かだ。

もういいや。
次回、橋本駅スタートにして、やり直すことにしよう。
でも今から橋本まで戻るのも癪だし、普通しか停車しない小駅だからね。

今日はこのまま適当に南下し、1駅南の樟葉(くずは)駅を目指すことにする。
ここなら特急停車の京阪の主要駅だし。

ってことで、どこを走ったかわからないけれど、いつの間にか「くずはアベニュー」なるお洒落な名前のメインストリートを走っている。
このまま直進し、目指していた樟葉駅に到着!

はい、今日はここをゴール!
何km走ったのかな?
後半、完全に迷走したし、立ち止まったりしてて、ペースも曖昧だけど、たぶん20km弱というところかな?

さぁ、何はともあれ、予定の樟葉駅だ。
ここからは京阪自慢の特急、通称「テレビカー」(3000系)に乗って帰るぞ!!
(※3000系、2013(平成25)年春、引退しました。)

一部2階建ての立派な特急車両で、テレビも付属している名特急なのに、特急料金不要!
乗車券だけで乗れるから、凄く得した気分になれる。

前回も利用した丹波橋駅で、鈍行に乗換。
あとは前回の帰路と一緒♪
「東福寺」でJR京都線に乗換、鈍行乗継で大高駅に到着。

京都~大高間は、今更感いっぱいで単調だけど、それなりに楽しいトレーニングを終えたコスモタイガーであった。

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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(26)追記

2015-02-27 | 旧東海道run!!
旧東海道編(26)の地図、作成しました。(ここをクリック

※旧東海道編(26)本編末尾からも入れるようにしました。
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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(43)

2015-02-23 | 旧東海道run!!

は?
何言ってるの?
旧東海道編、ゴールしたじゃん!(※旧東海道編42参照)
意味わかんねぇよ!

と、言われてしまいそう。
そう、確かにゴールしたんだよね、東海道。

でもさ!
いろいろ調べてると、東海道は57次だ!なんて資料も出てきてね。
学校では、確かに「東海道53次」って教えてるはずなんだけど。

実は、秀吉が大阪城を造営したのをきっかけに、大阪(当時は大坂)の街は大きく発展!
その大阪城と、それ以前に自身が築いた伏見城を結ぶ道として、「京街道」を整備したらしい。

江戸の時代となった1619(元和5)年、徳川幕府はその道をリニューアル整備し、4つの宿場(伏見、淀、枚方、守口)が設けられた。

そして実質的に、東海道の延長と位置づけられ、、江戸~京都間の53次と合わせて、「東海道57次」と称したとされる。

というわけで、正式には「京街道」と謳うべきなんだろうけど、通称として、当時から「東海道」と呼ばれていたことから、このブログも、「東海道」で統一することにしよう!

さて、再度東海道を走ることになったコスモタイガー。
7月のとある休日。
大高駅に車を置き、東海道本線を乗継、大津駅の北口に降り立った。

以前、社内駅伝の全国大会が皇子山陸上競技場であった際、降りた記憶がある。
とりあず立派な駅だ。
まぁね、一応、滋賀県の県庁所在地、大津市の玄関口だからね。

駅前から、北西に向かって、適当に静かそうな道を選び、のんびり散策。
今日のスタート地点として設定した、「京町1丁目」の交差点に着いたのは、ちょうど13時。

中山道に比べたら、近い上に、交通機関など、無限と言っても良いぐらいあるからね。
それはそれでのんびりしてしまうコスモタイガーなのだ。

路面電車と化している、京阪電鉄京津線も久々の再会で、何だか懐かしい。

東の方からやってきた東海道は、ここで左に折れ、南下する。
路面電車に沿って走るんだよね。

といっても、すでにここは3回目。(※旧東海道編30、旧中山道編1)
そうそう、ここは大津宿、札の辻だったよね。
記念のシャメだけ撮って、早々にrunをスタートする。

もう地図を見るまでもなく、淡々と走る。
途中の踏切で、めでたく?京阪電車が姿を現し、にわか撮り鉄になったりする。(冒頭写真)
逢坂の関、そして大谷駅周辺に忽然と残る街道らしい風景も、今日はあっけなく通過。

名神高速を潜ってすぐ、左に分岐した東海道。
京都府と滋賀県が混在する不思議な住宅街を300mほど彷徨うと・・・。

到着しました!
山科追分。(または髭茶屋追分とも)

右の直進する道が、すでに走破済の東海道。
そして、左に分岐するのが、京街道。
現代では、府道35号として、むしろ、こちらの方が「格上」になってるようだけど。

そう、旧東海道編30で、サラッと流した京街道。
ここからいよいよ、その京街道、もとい、東海道を大阪に向かって走ることに。

このスタート時のドキドキ感は、何回味わっても新鮮だなぁ。
特に今回は、いったん最終回としたはずの映画の続編を作ってるみたいで、某アニメを彷彿とさせる。

府道35号は、そのまま名神高速(京都東IC)を潜り、すぐに右手、大きな病院に。
ここも府道の標識に従い、左の道を選び、南下する。

住宅街の中、これといった見どころもないけれど、道そのものは独特のうねりがあり、明らかに他の道とは違うオーラを放っている。

国1を斜めに横断し(50mほど北に信号がある)、再び街道らしい雰囲気を辿ると、また国1にぶつかり、「山科大塚」の交差点に出る。

ここも直進し、すぐに東海道新幹線の下を潜る。
まぁ、早い話が、府道35号を辿るだけの1本道。
迷うことはないけどね。

小さな道標が現存し、「みぎうじみち」なんてあるけどさ。
初心者?の頃は、小さなお地蔵さんや、常夜灯・道標を見つけただけで感動してたんだけどね、東海道(53次)や中山道で鍛え上げられた?コスモタイガーは、いちいち立ち止まらなくなった。
感動のハードルが上がってしまったらしい。

周囲の看板を見ていると、この辺りが「大宅」という地名であることを認識できる。
ということは、リサーチの通りなら、まもなく一里塚があるはず。

あった!
右手に発見!
大宅一里塚。

本来は両側にあるはずだけど、この西側だけが現存している、貴重な一里塚。
京都市の指定文化財にもなっているらしい。

すぐに「大宅甲ノ辻町」という、何やら京都らしい名前の交差点があり、名神高速の下を再び潜る。

300mほど先で、府道35号は右に分岐する。
このまま直進は府道36号!

ここは要注意だね。
旧東海道は、あくまでも、府道35号。

というわけで、右折。
右手、山科警察署が見える位置関係なら、正解だ。

気持ちよく走ってたら「小野御霊町」の信号に出てしまった。
こりぁ、行き過ぎね。

少し戻って、1本手前の、小川(水路?)沿いの道を右折するのが正解。
これも府道35だから。

地下鉄東西線の小野駅前に出た。
地名が示す通り、小野小町にゆかりがあるらしく、この辺りで彼女は晩年を過ごしたらしい。

そのまま直進、橋を渡って約200m。
T字路となって、正面に「勧修寺」が現れた。

西暦900(昌泰3)年、醍醐天皇によって創建されたとされる、古刹とのことだけど、お寺めぐりが目的じゃないし、トレーニング中だし。
などと言い訳しつつ、パスして素通り。

何やら普通に都会の郊外の雰囲気だし、中山道で、山あいにひっそりと建つ静かな古寺をたくさん見てきたせいか、感覚がおかしくなってるかもしれないね。

ここも府道35号に従い、左折。
すぐの信号を右折。

登り坂になり、左側だけが小高い山になり、家並みが途絶える。
右から名神高速が近づいてきて、しばし、並走。

この辺り、高速に沿って妙に不自然に直線だったりして、旧街道らしくないから不安になる。
地図を確認すると、名神高速の反対側に、「唱玄院」「妙教寺」が見受けられるから、名神高速直下に本当の東海道が眠ってるのかもしれない。
高速道路建設に際し、おそらくこの府道が付け替えられた気がしないでもない。

府道35号は、1.5kmほど名神高速と並走した後、緩やかに左にカーブし、高速道路にお別れを告げる。

再びポツポツと、小さな事務所や民家が見えてきた。
右手にピアノの専門学校。

ここで右斜めに分岐する、狭い道がある。
間違いない!
これが東海道だ。

とはいえ、ホントに一瞬のことで、約500m、「深草谷口町」の交差点で、再び府道に合流。
このまま直進すると、JR奈良線の下を潜るけれど。

実はその1本手前、お寿司屋さんの手前を左に曲がるのが、東海道らしい。
本当に、何の変哲もない、住宅街に入っていく道だから、ここは、無茶苦茶わかりにくくて、気にしてないと間違いなく直進してしまいそうだ。

そして、これが、山科追分から続いた府道35号とのしばしの別れ。

半信半疑で、住宅街の中を走る。
突き当ったら右折。
今度はすぐに左折。
もしかして、枡形かな?

枡方(らしきところ)から、200mほどで、JR奈良線を跨いでいく狭い道が右斜めに分岐してるから、多分これが東海道。

さらに200mほど、JR奈良線に沿って、道なりに下ると、左手に、JR藤森駅の真ん前に出た。
やれやれ、どうやら正解だったらしい。

で、駅前を右折。
右側、何やら広大な敷地の建物。
京都教育大のキャンパスらしい。

隣り合うように、東海道からやや奥まった感じでこんもりした一角があり、これは藤森神社。
詳細不明ながら、少なくとも平安時代には存在していた、ということらしい。
寄り道して、手を合わせておく。

突き当たりには信号があり、ここは左折。
200mほどで、「墨染」の交差点。
右折して、今度は京阪本線を潜り、「墨染」駅の前を通る。
予定通りなら、多分帰路に、この線路を通って帰ることになるかな。

ここから約200m、何やら年代を感じさせる古き良き駅前の繁華街といった感じで、途中、明らかに、地名の由来となったであろう「墨染寺」(ぼくせんじ)があり、さらに右手に郵便局が現れたところで、左折。

この道は、府道35.
ってことで、めでたく再会。

でも信号渡ってすぐまた右に折れる東海道。
すぐにT字路になって突き当たるから、今度は左。

そしてこの道、府道35号の1本西ってことになるけれど、地元では、両替町通、なんて名前が付いているらしい。
すぐに近鉄京都線の高架を潜る。

町名からして、何やら江戸時代の匂いをプンプン感じるけれど。
「伏見」の街に入ったらしい。

豊臣秀吉が、伏見城を造営し、同時に整備した伏見の街。
江戸時代なると、東海道の伏見宿として、発展したとされる。

約600m、何の変哲もない、十字路。
左前には、個人経営の喫茶店。

はい、ここが今日のゴール!
実走距離、15~16kmかな?

とはいえ、大津駅前~山科追分の重複部分があるかなね。
「京街道」だけなら、12~13kmといったところか?

さて、こんな地味?な場所だけど、ゴールにした理由がある。
左手すぐの、府道沿いにコンビニがあり、右手に目をやると、京阪本線「丹波橋」駅がある。

道を隔てて、もう1つ駅舎があり、こちらは近鉄京都線「近鉄丹波橋」。
双方は連絡橋で結ばれ、接続駅として機能している。

どちらも特急停車の主要駅として扱われ、ここは次回スタートも想定すると、すこぶる便利なのさ!

もう一つは、このまま西に向かって、1km弱、10分少々歩けば、秀吉公で有名な、伏見桃山城がある。
今日は、今から行っても、閉館までそんなに時間もないけれど、次回、早めにここに到着して、お城見学なんてことも考えてたりする。

ただ、今日はとりあえず帰るとしよう。
京阪・近鉄、どっちに乗っても、行き先は京都市内には向かうんだけどね。
JRとの接続を考えれば、近鉄に分がある。

迷いつつ、選んだのは、京阪ね。
名古屋人だからさ、京阪なんて、めったに乗れないもん!

普通列車に乗車。
「東福寺」下車。

ここでJR京都線に乗換、1駅で、終着京都駅。
言うまでもなく、京都市の玄関口の、ターミナル駅。

さて、ここからは、鈍行乗継で、大高駅へ戻った。
19時過ぎには着いたんだけどね。
ここんとこ、体が中山道慣れ?してたから、何だか拍子抜け。
まぁ、わかってたことなんだけど。


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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(25)追記

2015-02-04 | 旧東海道run!!
旧東海道編(25)の地図、完成しました。(ここをクリック

旧東海道編(25)、本文末尾にも入口設けました。
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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(24)追記

2015-01-09 | 旧東海道run!!
旧東海道編(24)の地図、完成しました。(ここをクリック)
本編末尾にもリンク貼りました。
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