奥会津ツーリング

パスハントを含むツーリングを、この秋口に丹沢方面で企画しました。2.5万図で具体的なルートまで確定したころ台風が来て、現地に確認したところ「登山道は復旧のめどが立っていない」と言われてしまい、そこで急遽『プランＢ』の立案を迫られました。

もともとのプランＡは「お金をかけずに山岳サイクリングを楽しむ」だったので(丹沢なら相模湖あたりまで輪行して翌日山北に下ってくれば、自走で帰宅できた)、お金のかからないプランＢをどう組み立てるかずっと考えていましたが、さすがに「お金をかけないで行けるところ」という縛りに考え疲れました。その頃よく裏磐梯に行ってる知人がなかなか良い写真を撮ってきていることを思い出し、どんなところか調べたら「クルマを持って行かないと無理」ということが分かり、一瞬詰みかけたのですが、悪魔が囁いた、『奥会津』と。

『奥』が付く所はもちろんそそられますが、大概ロクな土地じゃない(←誉め言葉)。その奥の字に誘われるようにネットで調べると・・・・・・

当初の「お金をかけずに」という縛りが簡単に解けてしまうとトントン拍子(とはいかないまでも強引)に計画が進み、最後の懸念が当日の天候のみとなりました。出発の1週間前から勤務先ででも空模様のチェックを頻繁に行い、当日は曇り時々雨(降水量0ｍｍ)との予報が出たので「どうやら行けそう」と前日夜にゴーサインを出しました。

11/19；

今回は新幹線を使わず東武鉄道の特急リバティ

で会津田島まで行きました。浅草から3時間ちょっと。

途中、鬼怒川温泉辺りでこの天気。

自分の悪運に密かにほくそ笑みながら

会津高原口辺りになると

f(^_^;)ｻｯｷﾉｱｵｿﾞﾗﾊﾄﾞｺｲｯﾀ?

会津田島は青空がところどころに見えてましたが

奥会津(只見町)のほうはこのザマ。

降水量１ｍｍ未満を額面通りに受け取って走り出すか、パスハントを諦めるか、ちょっと考えたあと会津田島のヤマト運輸の集配センターに向かいました。

足を失ったものの、会津田島から只見町まではジャンボタクシーが日に２本出ていることは分かっていたので、時間を確認して、会津田島の町を散策しました。手近なところに

鴫山城の遺構があり、時間つぶしに丁度良さそうなので行きました。

山頂に愛宕神社があります。行く途中の神寂れた参道。

山頂から田島の町を見下ろす。

降りてしばらくするうちに出発の時間となり、奥会津・只見に向かいました。道々雨だけでなく小雪も舞うようになったので、自転車を切り離したのは正しい判断だと思いました。

宿に着き、天気予報でも11/20の天気も良くないことが分かっていたので、すぐにレンタカーを申し込みました。

11/20；

朝から小雨、と思ったら山の上は何だか白い。

とりあえず向かったのは、田子倉ダム

の無料休憩所。よく見ると

『宿泊、キャンプは禁止です』！クマの出没よりもタチが悪いわ～。

線路わきに立ってて

ちょうど只見行きの汽(動)車(キハ40系)が来た。旧国鉄時代そのまま。

只見川を下って、只見線沿いに

小雪舞う中、復旧工事お疲れさまです。

紅葉はこんな感じ。

やる気のない踏切。

布沢にある「癒しの森」に向かう。

赤と白

癒しの森についた。

この日のアシ。リッターあたり17ｋｍのスグレモノ。

カエデ。

それでも雪が止んで晴れ間の見えたときもあったのよ。

この後程無く、また曇り⇒雨になった。

11/21；

３日目にしてこの天気f(-＿-#)

只見駅に着いたら

間もなく只見を出発するころ

新潟・小出駅からの上りの汽車が付いた。この先、只見-会津川口が先年の洪水被害で不通になっているため、代行バスで運行しています。

予定よりも早く会津川口に向かいますが、只見線の時間調整のため会津川口からひとつ先の会津中川まで４㎞程歩くことにしました。途中にある道の駅で昼食を取っておかないと、他に食事をとる時間も場所も無いからです。

会津中川で無事に

会津若松行きに合流。このあと只見川沿いに渓谷美を楽しみながら会津平野に入っていきます。

車窓から。なかなかいい感じじゃね。

西若松で会津鉄道に乗り換えますが、ここでも２時間ほどの時間待ちがあるので

鶴ヶ城行った。ただ天守閣を覗いている時間は無いので周辺をウロウロ。

ここはカエデが植わっていたので、「紅葉の時期」らしい写真が撮れた。

パスハンのはずだったけど、「城に始まって城で〆た」旅行になった。

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