スッと構えてサッと撮る、そんな目的のためにレンジファインダーのカメラを探していました。とりあえずオリンパス好きなので、真っ当にいくならPenシリーズを狙うのが順当なんですが、なかなか「コレ!」ってものに出会えずしばらく様子を見ていましたが、ある時『招き猫カメラ』というものを知り、ネコ好きということもあって気になってしまいました。それが
『Konica Ⅲ(MXL)』。他にも同じ機構のものがありますけど、手っ取り早く手に入ったのがこれでした。
これのどこが『招き猫』かというと
この動画を見てくれたまへ
シャッターをチャージ(簡単に言えば「次の撮影のためにする準備」のこと)するのと、フィルムを送る際に、レンズ脇に付いているレバーを操作するところを「ネコが手招きしている」のに見立てたもの。
「招き猫カメラ」とあだ名される始祖の VEB Zeiss Icon Tenax 1 だと、正面から見たレンズの右側から真上にレバーが伸びていて、レバーの先にある取っ手がご丁寧に前に出ているので、正に招き猫の風情があります。この『コニカⅢ』は手が斜め上に出ているので、ちょっと「招き猫」というのもどうかな、という気がしなくもないのですが、それでも今までのカメラの中では、「ちょっと可愛らしい特徴」を持ってるのがお気に入り。
レンズの劣化はそれほどでもなく、ファインダー内の汚れもまぁ許容範囲。ただレンズの中にある絞り羽根の動きがちょっと渋くて、すぐに散歩に連れ出すわけにはいかないのが惜しい。連れ出したところで、クラシックなカメラなので FUJI NEOPAN ACROS 詰めて、またノスタルジックっぽい写真を撮ってくるだけなんですけど。
レンズはヘキサノン48mmf2.0と、ちょっとイイ感じ。
これが「猫の手」。
これがヒョイっと摘み上げられるくらいの仔猫なら面白かったのですが
…筐体はM-1よりも大きいドラ猫でした。M-1に向かって「ヤァ、( `・∀・´)ノヨロシク」とでも言ってるみたいなw
めでたくカメラの点数がデジカメの点数の倍となりました。
ところで、「招き猫カメラ」で検索すると、あるカラオケボックスの店の名前と監視カメラのネタばかり上がってきて、ちょっと社会の闇を感じました。
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