人様のロード車にまたがる機会が続いたことで気づいたこと。3回あって3回とも実感し、思い当たることがあったので備忘録的に。
ブルホーンバーの時
ドロップハンドルの時
ランドナー
パスハンター
全部に通じて言えるのは、「ステムのトップのほうがサドルよりも低い」。
借りてチョイ乗りしたバイクが押しなべて「ステムのトップとサドルの高さが同じ」。試乗すると「おお!見晴らしがイイ!」ということに。そんな話をしたら、一緒にいた友達が「体重で前輪を押さえつけて走るんですね」と言ったので気付いた。
『鼻先が重いと走り出しはもっさりするけど、走ってスピードに乗ると後は自転車が勝手に進む』ことに。
自分の速さ(絶対的に「速い」というわけじゃなくてね)って、自転車の車重による運動エネルギーの蓄積だけじゃなく、そういうところにもあったのか、と気付かされました。ランドナーにしてもパスハンターにしても、基本的には「サドルとステムは同じ高さ」くらいなんですが、普段走っている環境から自然とそういうポジションを取るようになったみたい。鉄レーサーに乗っている時間が結果的に一番長くなったので、その影響が長所短所ないまぜてモロに出てますな。
昨日の国府津から大磯までの間もそんな感じで先導してました。国府津駅前後や押切坂、二宮あたりもいい感じで牽いてましたが、実際は脚はほぼ常に売り切れ寸前。坂の手前で速度を稼げるだけ稼いで勢いをつけて登り、勢いを残したまま登り切ると、その先の平地や下り坂で空踏みあるいは軽く回す感覚で速度を維持しながら攣るのを防いでいました。速いペースを維持していたのは、「スピードを落としたら、その後そこまで速度を上げる(=慣性エネルギーを溜める)のが大変だから」っていうのが真相。だから信号が多くなってくるとバテ易くなります。
あとは「見た目の問題」。
ハンドルの下端とタイヤの上端の隙間が空いていると、どうも間が抜けているように見えて写真写りが悪い。乗り出した当初こそそこまでの前傾姿勢は無理、と比較的高め(ドロップハンドルでいえば「上ハンドルが水平」)でしたが、最近は「下ハンドルが水平」まで送っています(2枚目の写真)。余計に前荷重の傾向が強くなってます。まぁ、なるべくしてなったポジションなのかもしれません。現行ロードと比較すれば、下ハンドルを握っているくらいがブラケットを握っている、そんな具合だと思ってください。このポジションで乗り始めた半月位は首の後ろが常に筋肉痛でしたw
前傾して早く遠くにいけるのがロードレーサーで、上体を起こしてゆっくり長く乗れるのがツーリングで、、、
まぁ理屈はそうなのですが、それぞれの乗り方自体が身についていないといけませんし、私はそのあたりがなかなか(笑)
ギア一つチェーン一本でも、何か拘りというか意志意図がある自転車はやはりカッコいいと思います^^
乗る回数も時間も距離も、またハンドルやギア関連などの「入れ替え」による汎用性の高さも、稼働性の高さを押し上げ、結果乗車ポジションがレーサーを基準にしたものになってしまっている、という現実があります。
それでも自転車を乗り換えたあと暫くは、乗り心地の良さだったり視界の広さだったりといった新鮮な気分を味わえるので、そういう点でツーリング系に乗ることで今までとは違う非日常感を味わうことができますが、「元々はコッチの人だったんだよなぁ」という自戒も感じます。
ランドナーについては、ちょっとマズい不具合が出まして、しばらく運用を停止しています(つд`;)