いろいろと「やれていないこと」があったので、一括清算してきたった。
・E351系の乗り納め。
3/17のダイヤ改正で文字通り消滅してしまうJR東日本の車両。誕生から20年近く経ち装備の老朽化などの理由と、その特異性ゆえ「他の路線への転用もままならない」ので、乗り納めをしてきました。
その形状から「電気釜」というあだ名を奉られた従来の特急型車両(183系)よりもかなり細面でつるんとしているので、実はあまり好きじゃなかったりする。
他の列車がほぼ垂直な側面であるのに対し、E351系は上下かなり絞り込まれています。新宿駅で停車しているのを見ると、その異様さがより目立ちます。
他の目的があるので、小淵沢駅で下車、
そしてお見送り。
・立場川橋梁見に行った。
2013年9月に、木曾の権兵衛峠に行く途中、こんなの見つけた。
帰宅後調べてみると
以前、中央本線はこのオレンジ色のラインを使っていました。理由は簡単。今では技術が発達しているので長い橋を架けることができますが、その前は橋を架ける距離が短くなるルートを選んでいました。新しいルートは旧ルートの倍の距離をさらに高い位置で通過しています。
土手の上にも上って
柵の隙間にレンズ突っ込んで撮影。
富士見駅(上掲地図の左上)から北側に曲がるレールの先に
トンネルの入り口が見えます。
富士見駅から茅野までは、ずっと下りでラクだラクw
で、実はパスハンティングw「富士見峠」という名前だけど、富士山は見えなかったorz
・諏訪大社全社制覇
…してきました。諏訪大社は全部で4社ありまして、今まで諏訪に行ったときは手近なところにあった下社は何度か伺ったことがあるのですが、上社はまだエグザンティアでこっちに遊びに来ていたころに「前を通過したことがあるだけ」。下社は下諏訪駅前という立地から結構にぎやかな街並みなのですが、上社(特に前宮)は神寂れた雰囲気が素敵でした。
ここの前には「鎌倉古道」が走っていまして、南側に「御射山」というところがあり、諏訪大社も「勝負の神」や「軍神」的な性格もあったことから鎌倉時代にここで武士の競技会が開かれていたころの名残とのこと。
全て参拝を終えたら、お諏訪様の落雁を頂きました。神棚に備えるべきか(お菓子なので)仏壇に供えるべきか悩むところです(爆
・藤森建築祭り
建築史家の藤森照信氏の建築した「神長官守矢資料館」を見学に行きました。資料館ですが見に行ったのはそのガワのほう。中で色々とお話(展示物よりはウワモノのほう)を伺いまして、「自宅の敷地に茶室があるので見に行くと良いですよ」と言われたので
「空飛ぶ泥船」。入室には脇に置かれた梯子を掛けて登っていく。
「低過庵」。半地中式で、屋根の上半分が向こう側にスライドして青天井になり「野点」もできるとのこと。
「高過庵」。TIME誌の「世界で最も危険な建築10選」に選ばれました。
「建築探偵」って言葉を作ったのもこの人で、自分が被写体として大喜びするような物件の指南役でもありました。『建築探偵入門』は好きな書物のひとつです。
・おやき、食べたいなぁ
この前食べたのは、一昨年木曽路に走りに行ったとき。その時は妻籠宿のお店で焼いているのを頂きましたが、今回は諏訪湖の遊覧船の売店でレンチンもの。でも、五平餅同様地元では食べられないものなので、それでもありがたいです。
・その他
諏訪湖のスワン、じゃなかった「はくちょう丸」。冬季は運休とのこと。
釜口水門、天竜川の起点。この川沿いに下るツーリング、やってみたいねぇ。
暖かかったので、霞が立ち始めちゃった。
この山の向こう側が、雪を被った八ヶ岳でした。
そして
上りのスーパーあずさも、何とE351系でしたv
鉄分も廃分もタテモノ分も胃袋の隙間も満たされたツーリングでした。これだけ満腹感があって、走った距離はたったの100km!
全てにおいて興味深いですが、空飛ぶ泥船は特に面白いですね。バレバレですが秘密基地的な感じがなんとも言えません。(´∇`)
中身と窓からの景色が気になります。(^-^)
これだけ1日で回るとなると、やはり計画が大事、なのでしょうか?きっとそれもまた楽しそうですが^^
数年前に茅野市の博物館で展示されたときは、中を見ることができたような気がします。機会があればお茶の席にお伺いしたいとは、自分も思います。
基本ひとり旅なんですが、今回は自分の好きなモノにどっぷりと浸かれた、贅沢なツーリングでした。
今回は鉄の要素もあったので、そういう意味では細心の注意を払って計画したのですが、2日目の午後は時間を持て余したので、諏訪湖の足湯で人間観察してました。ベンチで寝転がって居眠りしていても風邪をひかないような気候だったのですよ。