少し前になりますが、白馬に水芭蕉を観に行った帰りに東御市にある梅野記念絵画館で小貫政之助展を観て来ました。
今年の4月8日~6月24日まで小貫政之助展は展示されていましたが、残念ながら今はこの展示は終わっています。
この展示会の企画は高校時代の同級生であった御子柴大三氏が企画したもので、彼から案内を頂いて行って来ました。
梅野記念絵画館は上信越道の東部湯の丸ICで高速を降りて、車で20分位走ったところにある東御市の芸術村公園内にありました。
明神池を前に、森の中にある閑静な美術館でした。

小貫政之助没後30年の企画でフォービズムから始まって小貫政之助生涯の抽象画展でした。
抽象画で、しかも暗い絵なので、あまり期待しないで行ったのですが、小貫政之助の生涯の絵の変遷が良く分かる絵画展でした。
抽象画といえどもキャンバスの中で何かがしっかりとらえて描かれていたので、良かったですね!
この美術館が所蔵している青木繁、菅野圭介の展示も併設していました。青木繁の「海の幸」のレプリカもありましたよ!
小貫政之助の暗い絵に対して、こちらはほっとする絵で、この対比も良かったですね!
梅野徹氏の父・満雄は曽木繁の親友であり、青木繁の作品の散逸を防いだことで有名な方だそうです。
この7月1日(日)~9月24日(月)まではこの梅野記念絵画館で洲之内徹・大川栄二・梅野隆の眼展が行われています。
三人のコレクターの所蔵を一か所に集めての展覧会で、ちょっと珍しいですね!
洲之内氏のコレクションは宮城県立美術館に、大川氏のコレクションは桐生市の大川美術館に、梅野氏のコレクションは梅野記念絵画館にそれぞれ所蔵されています。林武氏、鳥海青児氏、麻生三郎氏、牧野義雄氏、間部時雄氏、菅野圭介氏等の絵が展示されているようです。