トリノのオリンピックでは今ひとつニッポン勢がぱっとしない感じではあるが、毎日熱戦が繰り広げられている。同じく国会でも新たな火種で熱戦が広がろうとしている。
自民党の武部幹事長の息子へ、元ライブドア社長のホリエモンから3千万円という大金が振り込まれたの、もらってないの、という攻防だ。
この証拠として民主党の永田議員からは1通の電子メールが公開された。肝心なところは黒く墨塗りされている。時期的に先の総選挙の直前、ホリエモンが自民党から推薦されるかされないか、という時期なので、ホリエモン側からミツギモノがあったとなるとこれは性質が悪い話だ。
当のホリエモンはまだ拘置所にいるようだが、その塀の向こうからは事実は無いとのコメントを出している。自民党側はそれこそ総理大臣からして「ガセネタだ!」と声を揃えて完全に対決姿勢になっている。真偽の程はわからない。おそらく「お金渡しました」「もらいました」「ガセネタ流しました」と当人がしゃべらない限りうやむやになるストーリじゃなかろうか。
ただボクの見解としては、IT企業と自負していたライブドアの元社長が、それほど重要な内容のメールを軽々しく流すのだろうか!?という疑問だ。ネット上の情報漏洩、なりすまし等は痛いほど知っているハズだ。ちょっと仕組みを知っていれば公開された程度のメールなら簡単に偽装できる。ネット上の情報というのは筆跡鑑定もできずあまりにも安易に偽装されやすいのが欠点だと思う。普段からメールで業務を進めていたようだから、案外気軽な気持ちで送信した可能性もあるが、ボクならば電話で指示するな。メール使うとしても最低限暗号化は行う。隠語だらけにしてね。
野党はちょっとでも与党のスキができると、ここぞとばかりに攻め込んでくる今日この頃だが、肝心な景気対策も忘れずに攻めていただきたい。
追記:メールで指示受けた人が謀反を起こしてメール公開すると決定的証拠にも成りえますな…