まるで梅雨のような天気が続いており、週末ちょっと持ち直したかと思ったところ土日は雨との予報。特に土曜日は五日市から浅間尾根辺りを闊歩しようかとT氏と相談までしていたのだが、雨天順延と相成った。
土曜の晩はイワシの丸干しを焼きながら芋焼酎でチビチビとやっていて、どうせ明日は雨だがら夜更かしでもしてやろうと思ってみたものの、いつも通りの時間にはオネムの時間となってしまった・・・
ところが今朝は多少始めの内は雨が残っていたが、そのうち日が差してきた。すわ何処か行くとこないべか?と慌てたものの、特に用事もなく近所の公園にサイクリングすることとなったのだ。その公園は我が家からチャリで20分程南下すると到着する。小金井市と小平市の境にある都立小金井公園。そう、花見の時期に二日酔いで花見に参加したところだ。この公園には江戸東京たてもの園という施設がある。ボクが子供の頃はたしか武蔵野郷土館と言って、昔の農家や農機具なんかをただ展示してただけの粗末な施設という印象だったが、その後大きくリニューアル。スタジオジブリもご近所の好で協力してくれたらしくマスコットの芋虫みたいなモノも宮崎駿作だそうだ。施設は割と広くてじっくり見ると1時間では足りない。読んで字の如くという施設ではあるが、江戸時代の農家や民家では実際に囲炉裏を炊いていたりしてリアル度満点だ。お近くにお寄りの際は是非お立ち寄り下さい、とつい勧めたくなる。
最近前振りが長い気がするが、これからが本題。で、この施設内にあるお休み処がうどん屋「蔵」である。その辺のチェーン店のかかしっぽいマークのうどん屋ではなく、これが中々本格的だ。写真は武蔵野うどんの大盛り。これで700円。地粉を使ってちょっと蕎麦っぽい色のうどんはコシがあってとても美味い。武蔵野うどんというのは、その昔、小麦粉すら貴重だったこの地方で唯一お客に振舞ううどんだったそうだ。薬味として季節の野菜を添えるらしい。今日は大根の千切りが付いていた。店の雰囲気もよろしいので、ホントお近くにお寄りの際は立ち寄って欲しい。
ちなみにこの写真は、施設内にある銭湯だ。男湯を散策するまぁ坊。この右側が言わずと知れた女湯で、このあとボクは物心付いてから初めての女湯に入ることとなった。ちょっと感動的。できれば番台に座ってみたかったな。「おかみさ~ん、時間ですよ~」