ところがですよ、次節が行われたのは7月4日、実に4ヶ月以上のブランクが空いてしまったのは、もうお察しの通り憎きコロナの野郎のせいです。もう開幕戦なんて去年の出来事のような感覚でしたわ。
その間、選手やクラブはオンラインでの催し物を企画したり、ボクらファン・サポーター達を飽きさせない努力をしてくれていました。それでも7月に再開したとは言え、今日現在(8/23)超厳戒態勢は崩しておらず、スタジアムで観戦できる人数は5千人まで、としており、収入の大幅な減少は依然続いています。
サッカー界だけじゃなくプロ野球、演劇・芸能、飲食サービス等大打撃を受ける経済界、一方で医療は増え続ける患者の対応に困惑し、宅配業界はむしろ需要が伸びて人手不足に至り、それに伴いサービスの低下などのトラブルが散見、とこれまでの生活では考えられないようなバラバラな状態になっています。一刻も早く特効薬とワクチンの開発を望むところです。
愚痴だらけになりそうなので、サッカーの話に戻します(笑)
今シーズン、FC東京のホーム、味の素スタジアムで観戦できたのは7月18日の浦和レッズ戦でした。
この時は観戦希望者は抽選でした。当たったメールを貰った時は、激戦を潜り抜けた幸運に興奮したものですが、後で聞いた話ですとさほど応募した人は居なかったとか…。そうだよね、まだ怖いもんねー…
それでも久しぶりに訪れた味スタは、本来なら開催されていたであろう東京オリンピック用に少し改修されており、ちょっと新鮮でした。
最大で5千人まで、とされているので座席の間隔は広く取られています。全席指定。それ故に早くからスタジアムに来て、待機列に並ぶ必要もなく、夏の時期にこれは逆に有難いことです。スカスカの観客席だと寂しかろうと思い、我が家に眠っていた古いレプリカユニフォームを持参して空いてる席に飾ってみました。
スタジアムで観戦するに当たり、今回から厳しいルールが適用されています。サッカー観戦の醍醐味って、実は各チーム独特の応援スタイルというのがあり、この応援が選手達を鼓舞しスタジアム全体が盛り上がったりしますが、今回からこれが禁止。飛沫が飛ぶのを防ぐために声出せないのです。それでもピンチの時、チャンスの時「うっ!」とか「あぁぁぁ」とか声出てしまいますけど、その後やばいやばいとばかりにおとなしくしてしまいます。
浦和レッズにはこのホーム味の素スタジアムではずいぶんと長い間勝ててませんでした。ですがこの日、とうとう勝てないジンクスに打ち勝ち、2−0での勝利。本当は選手達に大声で労いの言葉をかけてやりたかった…
そしてこの日、背番号18番橋本拳人選手が海外挑戦する為にFC東京最後の試合でした。下部組織からの生え抜きで日々成長を見守っていた選手に対しても「頑張ってこい!」という声援をかけてやることも出来ません。
できるのは「拍手」のみ!!
これはフラストレーションたまります。今までの日常を返して欲しい、とサッカー観戦を通じて痛感した瞬間でした。
実はこの浦和戦を最後に我が家ではスタジアムに行っていません。自宅でWeb配信のDAZNで観戦し、テレビの前で大声で「おー!」「やったー!」「そりゃ無いわ!」と大騒ぎし、ゴールシーンにはカミさんとハイタッチ!こっちの方がかなり健全な気持ちで観戦できます。また猛暑日が続くのも原因であるのも否定しません。
いつもなら、試合がある日はナイターであっても朝からスタジアムに向かい、待機列の場所を確保し、暑い中じっと入場開始を待ち、入場後も2時間以上キックオフまで時間を潰し、というルーティンが日常でした。それを苦とも思わず、観戦仲間と待機列でする雑談が楽しく、スタジアムグルメに舌鼓を打つのが当たり前でした。
それができない「今」って、実はすげー快適じゃね?という気持ちがボクの中でフツフツと湧いてきています。
日常に戻ったときにこれまでみたいに朝から場所取りに行けるのか?
ちょっと熱量が下がっていないか?
そんな気持ちになっている自分がいる…
まぁ、もう若くも無いし、今後のサッカー観戦を考える良い機会になったかな、と思いました。
ゴール裏で飛び跳ねて応援するだけがサッカー観戦じゃありません。どんなスタイルであってもご贔屓チームを応援する気持ちは同じ。
きっとこう思うのってボクだけじゃないですよね。賛同、反論、いろいろあろうかと思いますが、もし良かったらコメント欄にご意見ください。皆さんの感想を聞いてみたいな。
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