発達障がい・こころのやまい

専門外ながら相談を受けることがあり、その際に読んだ本や集めた情報を書き留めました(本棚9)。

「無意識の構造」(河合隼雄著)

2015-04-14 23:18:06 | 
 河合隼雄先生の著書は、一番共感できるお気に入り。
 読み始めたのは社会人になってから、と思い込んでいた私。
 しかし、今から30年以上前、高校生の時に読んだのこの本、最近になって河合先生の著書であることに気づいたのでした(笑)。
 う~ん、運命的な繋がりを感じる。

 確か「深層心理」を扱った内容で、当時の頭でっかちの私ははまりました。
 しかし、大学は文系では無く理系へ進み、一旦縁が切れてしまい、社会人になってから再会することに。

 やはり、私は文系の人間なんだなあ、とつくづく思います。
 でも、文系のファジーさに耐えられなくなることもあり、しかし理系の理詰めの論理も息苦しい。
 中途半端だなあ…よく言えば「中庸」ということになるのかな。

 アラフィフの私は、もう自分を変えるエネルギーが残っていない。
 マイペースで、理系の仕事をしながら、文系の本を読み続けましょう。
 もう、一生かかっても読み切れないほど蔵書があるのですから。