カーボンが主流の時代に、何故今アルミフレームのCAAD12に惹かれるのかと不思議に思われる方も少なくないでしょう?確かに最上級のカーボンバイクを見たり試乗したりすれば、その素晴らしさは分るでしょう。ただ、それはほとんどの人にとって夢の世界の出来事のはず。つまり、最上級カーボンバイクの良さは分るけれど、実際に手にすることは難しいという人がほとんどではないかということです。
マイカーに200万円を払える人でも、自分の自転車に100万円を払えるでしょうか?マイカーなら家族も納得してくれますが、果たして自転車に100万円を認めてくれるでしょうか?多分、普通のサラリーマン世帯だと、相当に難しいことだと思います。
そこで、現実的な選択肢としてミドルグレードのカーボンバイクということになるのではないでしょうか?例えばcannondale製品ならばSUPERSIX EVOのハイモッドではなくノーマルモッドを選ぶという方が多くなるはずです。
ミドルグレードのカーボンバイクを選んだ場合、その後、ずっと最上級グレードを気にすることになるのではないでしょうか?上のクラスがあり、それもフェラーリやポルシェのスポーツカーと違って、無理をすれば手が届くとすればなおさらでしょう。
ところが、アルミの場合なら、CAAD10以上のロードバイクはありませんでしたし、それを凌駕するCAAD12が登場すれば、これ以上のバイクを探すのは困難でしょう。勿論、ハイエンドのカーボンバイクと比較すれば、見劣りする部分もあります。そこはあくまでもアルミフレームなのですから。但し、少なくともミドルグレードのカーボンロードを選ぶより、後悔は少なくてすむはずなのです。
個人的にはCAAD10に4シーズン乗っていますが、その間、SUPERSIX EVO Hi-ModやSynapse Hi-Modに心を奪われたこともありました。ただ、ミドルグレードのカーボンバイクが欲しいと思ったことは一度もありません。それほどCAAD10の完成度が高かったということです。
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