先日Cannondale Japanから株式会社インターテックへ国内販売が移譲されたcannondaleですが、これはあくまでも国内販売に関することで、メーカーとしてのcannondaleの製品には変わりはありません。むしろ、製品の取り扱いがインターナショナルになり、これまで国内販売がされてこなかったモデルの入手も可能になるかもしれません。
株式会社インターテックはサイクル用品やスポーツ用品の輸入販売を手掛ける、いわゆる輸入代理店です。有名な取り扱い製品はWAHOOやBELL等があります。WAHOOといえばGPSサイクルコンピューターで有名で、タディ・ポガチャル等の有名なプロ選手の多くが利用しています。
cannondaleのバイクを使用しているUCIのポロチームEFエデュケーション・イージーポストのスポンサーでもあることから、輸入理店としてインターテックが選ばれたものと推測しています。Cannondale Japanからも、元MTBやシクロクロスの全日本チャンピオンのKASUこと山本和弘さんがマーケティング担当として移籍しています。
KAZUさんには札幌での試乗会やイベントで何度かお世話になっていて、MTBの講習を受けたこともあるのです。MTBは苦手でどんどんKAZUさんの姿が遠くなるばかりでしたが…一緒にロードバイクで走る機会も頂いていたこともあるのですが、直前の足首の剥離骨折で、夢は儚く散ってしまいました。また、そんな機会に恵まれることを願うばかりです。
CannondaleはTREKと並ぶアメリカンバイクブランドの代表格のメーカーです。スペシャライズドも本社はアメリカですが、バイクメーカーとしては規模が違うのです。cannondaleといえばアルミフレームのCAADシリーズで一世を風靡したメーカーですが、実は軽量化に拘りが強く、エアロ化の流れに乗り遅れたメーカーでもあるのです。
一時、世界最軽量のアルミフレームといわれたCAAD12からCAAD13へとモデルチェンジしてから5年を経過していますが、未だ新しいCAADシリーズの発表がありません。エアロ化の影響で、Supersix EVOは第4世代へ進化を遂げているのですが、CAADシリーズに関しては第3世代のSupersix EVOの形状を維持したままなのです。
おそらく、エアロ効果の高い翼断面構造をアルミパイプの組み合わせで造るのは非常に困難なためでしょう。また、ウクライナ戦争の影響でアルミの価格が高騰しているのも大きいと思っています。今ではCAAD13とミドルグレードのカーボンロードとの価格差がどんどん小さくなって来ているで、今更新たなアルミフレームを設計するメリットが無くなりつつあるのかもしれません。ただ、アルミに強い拘り持つcannondaleですから、あっと驚く製品を発表してくることがあるかもしれません。
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