且つてこのブログで「cannondaleの魅力」という記事を書いています。初めてのロードバイクGIANTのTCR2を購入した翌年にCAAD10をフレーム組した時の記事ですが、当時のcannondaleのCAADシリーズの魅力が良く分かってもらえるのでは思っています。特に当時最高に魅力的だったのがSPEED SAVEでした。エンデュランスロードのSynapseに使われていた上下の振動を吸収するための扁平チェーンステイと細く真直ぐなシートステイと組み合わされることで、上下の振動までも推進力に変えてしまうという優れものでした。
CAAD9まではCAADシリーズの代名詞でカーボンロードのSupersixにも採用されていたアワーグラスシートステイをあっさりと捨て去った潔さは流石cannondaleと思わせてくれたのです。個人的にはこのSPEED SAVEが大好きで、伝統的なホリゾンタルフレームとの組み合わせは、一目でcannondaleのバイクだと分かった時代でした。イタリアンブランドのような華やかさは無く、おじさんたちに愛されることが多いバイクでしたが、乗り味と軽さは最高でした。
CAAG10には7年、CAAD12に3年乗った頃に還暦を迎え、アルミの微振動が疲労に繋がるようになり、止む無くカーボンのSupersix EVOを購入することになりました。私の初めてのカーボンロードとなった第3世代のSupersix EVOはスタンダードモッドの105のリムブレーキモデルで価格は242,000円(税込)でした。CAAD12はUltegraグレードだったこともありますが、価格は280,800円(税込)とカーボンのSupersix EVOより高額だったのです。
CAAD12と第3世代のSupersix EVOはコンポーネントを入れ替えているので、私の第3世代のSupersix EVOはホログラムクランクにUlreguraという唯一無二の存在になっています。勿論、Supersix EVOを105グレードにしたのは、CAAD12とのコンポの入れ替えを前提にした選択でした。同時期にCAAD13も発売されていたのですが、年齢的にアルミフレームは流石に厳しく、迷いなく第3世代のSupersix EVOを選びました。
翼断面形状の後端を切り落としたD型のエアロチュービングを多用しており、ラウンド形状のチューブに比べ最大30%もの空力性能向上を実現。また、コンパクトなリアトライアングルによって前方投影面積を削減し空気抵抗を低減させる。シートステーが短くなることで重量削減と剛性強化にも繋がっており、かつシートチューブ上部の突き出し量が増えることで振動吸収性の向上にも寄与していると言われた第3世代のSupersix EVOですが、軽量ではあるもののエアロ効果という面で、他メーカーに後れを取っていたのです。
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