エアロロードを選ぶ際にはこのハンドル周りの確認が不可欠です。ホイール等は後でいくらでも選べますが、ポジションに大きく影響するハンドル周りはそうはいかないからです。今回、第4世代のSupersix EVOに乗ってみて、改めてこのハンドル周りの重要性を認識させられました。プロならともかく私たちが、このパーツを交換することは費用的にも難しいからです。
CAAD10のフレーム組みをする際に、対費用効果を考えるために100g軽くするのにかかる費用を計算したことがあります。その際、最も高額になったのがステムでした。3TのARX PRO(135g)を基準とするとカーボンのARX LTD(114g)は100gの軽量化に何と150,000円という膨大なものになったのです。20g軽くするのに3万円以上の費用になったのですから。
そもそもステムをカーボンにする必要があるのかという疑問があります。Cannondaleの第4世代のSupersix EVOも最上級のLAB71完成車にはMOMOデザインの一体型カーボンハンドルがアセンブルされていますが、セカンドグレードのHi-MOD Disc Dura-Ace Di2には私が第3世代のSupersix EVOに使用しているHollowGram KNØT StemとHollowGram SAVE SystemBarがアセンブルされているのです。HollowGram KNØT Stemはアルミです。これは第3世代のSupersix EVOになります。
国内販売されている第4世代のSupersix EVOHi-Modの最上級モデルは1,050,000円のHi-Mod2ですが、これもハンドルバーこそVision Trimax Carbon Aeroですが、ステムはアルミのCannondale C1 Concealなのです。このステムは第4世代から採用されたデルタステア専用設計で、ハンドルは自由に選べますが、第4世代のSupersix EVOのステムはこれ1択になります。7075アルミ製で200gを超える重量があるのが難点ですが、フレームがカーボンなので、CAAD10の時のような硬さは感じられません。
今のところ第4世代のSupersix EVOは一体型のCarbon One-Piece HandlebarかCannondale C1 Concealに好みのハンドルバーを組み合わせるかの2択になります。ただ、Carbon One-Piece Handlebarはフレアハンドルではないのです。スタイルで選ぶかエアロ効果を重視するかを考えれば、今は迷いなくエアロ効果を選びます。スタイルやデザインで走りは楽になりませんが、エアロ効果は走りを楽にしてくれるからです。
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