スポーツバイクに乗り始めると、いわゆるママチャリに比べて、スピードが出るのがとても楽しく感じられるようになります。そのスピード感を実感させてくれるのがサイクルコンピュータです。
特にロードバイクに搭載してみると、意外なほど速いスピードが出ていることに驚かされます。さらに仲間とツーリングに行った時などに自分たちが走った1日の走行距離を見れば、驚くほど走っていることに気づくでしょう。それぐらいサイクルコンピュータというものは、自転車に乗る上で驚きを与えてくれる製品なのです。
ちなみに自転車は軽車両で、制限速度(車道では自動車と同じ)もあります。それなのに自転車にサイクルコンピュータの装着が義務づけられていないのは、不思議といえば不思議なことなのですが・・・
まずサイクルコンピュータは、スピードや走行距離、走行時間などの基本情報のみを表示する廉価モデルがあります。さらには平均速度やペース配分などの機能的な情報、さらにはケイデンス(毎分のクランク回転数)や心拍数、高度まで計測できる高機能モデルまでさまざまな種類があります。右の写真はPOLAR(ポラール)の サイクリング向け ハートレートモニター CS200cad N です。右上に平均速度、その下に現在の速度、左下に現在の心拍数、右下にケイデンスがそれぞれ見易く表示されているのがお分かりでしょう。
特にロングツーリングでは、ぜひともサイクルコンピュータを装備したいところ。実際に走った距離が分かるだけでも走った実感が味わえるし、計測した数値をもとに次回のツーリングの予定も立てやすくなります。また、心拍数を管理することで効率の良いロングライドが可能になるのです。
近年GPS付きのサイクルコンピュータも登場しています。今最も注目を集めているのがこのGarmin(ガーミン)Edge705 日本版 です。ロードマップが表示されるので道に迷うことがなくなりますし、走行ルートをトレースし記録してくれますからとても便利なのですが、まだまだ高価なのが最大の欠点です。私はiPhoneを代用しています。
サイクルコンピュータを選ぶ際に、まず考えなければいけないのが無線式か有線式のどちらにするかです。一般的にはロードバイクは有線式、MTBなら無線式と言われています。なぜなら、電磁波の影響を受けやすい街中や集団走行などで混線しやすい環境にあるロードバイクでは、有線式の方が安定して使用できるからです。ただ、近年では無線LAN用の周波数帯が用いられるケースが多く、電波干渉を受けずらくなっていることも確かです。
センサーとコンピュータをコードでつなげるタイプが有線式です。無線の機能を持たない分だけ、安価に購入できるというメリットがあります。また本体とセンサーで別々の電源を必要としないので、電池を本体側に1個使うだけで済むのもメリットのひとつです。コードはフロントフォークからブレーキのワイヤー、ハンドルに巻き付けて固定します。
私は一般的な評価を信じて、AL-700XにCAT EYEの サイクロコンピュータ CC-RD200 を取り付けていますが、ケーブルタイプは断線が多くロングライドには不向きだと感じていますから、TCR2には無線式の導入を考えています。実際にプロツアーのレースで使用されているサイクルコンピュータは全て無線式です。無線式が集団走行に向かないというのは相当昔の話のようです。
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