昨年、初めてのエアロロードバイクを購入して感じたことを少し整理してみようと思います。先に「エアロロードと軽量バイクのどちらが速い」という記事も書きましたが、結論は勾配によるというものでした。平坦や下りは勿論、一定の勾配までならエアロロードの方が速いのです。従って、ヒルクライムを除けばエアロロードの速さの優位性はかなり高いと言えるでしょう。
登りに関してもリチャル・カラパスがツール・ド・フランスで山岳賞を獲得したことを考えれば、モデルによっては山岳でも優位性をキープ出来ることの証明にはなったのではないかと思っています。特にcannondaleの第4世代のSupersix EVOやスペシャライズドのS-WORKS TARMAC、TREKのマドンSL8のようなオールラウンドのエアロロードは重量も抑えられているので、UCIの重量規定の中では登りでも特に大きなマイナスにはならないということなのでしょう。
一方、最速のエアロロードと言われたCANYONのAEROAD CFRがアルペシンはともかくとして、クライマーの多いモビスターにはマイナス要因になっていると感じられました。エアロに全振りしたエアロロードはやはり、重量面でマイナスに働いているのではと思います。プロはともかく、市販車レベルではエアロに全振りしたバイクより、オールラウンドなエアロロードが人気を集めそうな気がしています。
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