今年の札幌の天候は秋と冬を行ったり来たり。新しいMTBで雪の中を走ったかと思えば、あっという間に雪は消え、再び紅葉の秋に季節は戻りました。気温は高くはありませんが、ウインタージャージでならなんとか外を走れそうだったので、ちょっと走って来ました。
グラベルロードでも良かったのですが、あえてMTBにしたのは、寒かったからです。MTBは今流行りのフロントシングルでチェーンリングは30Tと小さいので、平地の走りではギアが足りません。ただ、登りならバイクは重くタイヤも太いのですが、リアが11-48Tなので、ゆっくりですが楽には走ることが出来、速度が出ない分、体感温度もグラベルロードほど寒くは感じないのです。
ギアが軽いのでケイデンスを上げなければ進みませんから、自ずと心拍数は上がり、結構快適に走ることができました。この日は西野緑道という脇道に入り、発寒川沿いの未舗装路を初めて走って見たのですが、タイヤが太く、フロントにサスペンションがあるMTBの乗り心地は、まるで雲の上を走る感じでした。
荒れた路面で気は使いましたが、風を感じ、土の匂いを感じ、緑の季節とは全く違う空気を味わい尽くすことが出来ました。自転車仲間にはMTB大好き人間が多く、XCレース等にも参加しているようですが、もう泥泥中毒といった感じで、個人的には無理な感じだったのですが、泥濘がなければMTBも悪く無いと感じ始めているのです。
私の場合のMTBはあくまでも冬用の位置付けで、春先や秋口はグラベルロードで走ることが多くなっていたのですが、グラベルロードはアルミフレームのため、長い距離を走ると疲労が大きいので、最近は春先でもよほど路面が悪く無ければカーボンロードで走ることが増えているのです。
このTrail5はMTBとしては3台目になります。最初のMTBはGIANTのTaronでフロントがトリプルでした。どちらかといえばクロスバイクに近いバイクで、結構な距離を走った記憶があります。ただ、2台目となったCujoは27.5インチのセミファットはフロントシングルの30Tで、とにかく平坦が進まないので苦労した印象しかありません。
そんな中、cannondaleからTopstoneというグラベルロードが発売されたので、すぐに飛びつきました。タイヤ幅は40Cと太く、春先の荒れた路面を走るのに好都合だったのです。また、荒れた路面も苦にせず走れたので、登りのトレーニングにも重宝していたのです。ただ、年々アルミバイクが身体に与える疲労度が増しているので、グラベルロードでも長い距離は走れなくなっているのが実情です。
今回のTrail5はTaron同様に29er(700C)で。27.5インチのセミファットに比べ、そこそこに速度も出ます。トップの11Tなら20km/h以上の走行も可能になりました。業界的には27.5インチが多い印象で、29erのMTB自体が減っているのです。来年はチェーンリングを32Tか34Tに替えるかもしれませんが、一冬はこのまま走ろうと思っています。
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