遊戯三昧

いかに人生を楽しんだかという進行形の記録です。

今昔物語

2021年08月29日 | 文学


「これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも逢坂の関」
百人一首の中の蝉丸の歌です。
今昔物語に蝉丸の逸話が載っているということを知ったのですが、私が持っている今昔物語は全4巻です。
また、索引のようなものはない。
いろいろ当たって、巻24に収載されていることを知りました。
それでも50近い話が収められています。
当たりをつけながらも10くらい読んで、やっと発見しました。

          *

蝉丸は琵琶の達人であり、その演奏を聴きたいと思った、これも管弦の名手である源博雅が逢坂の関に3年通い続け、8月15日の夜にやっと念願がかない秘曲「流泉」「啄木」を伝授されたという内容です。



芥川龍之介が今昔物語をよく種本にしていたということを知り、学生時代に神田の古本祭りで買ったのですが、前述したようにどこに何があるかがわからない。最初から読み下していくパワーもありません。

今回は、探し当てられたことに少し感動しています。

toko

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 再「新しい生活様式」その29 | トップ | やっとできた俳句 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

文学」カテゴリの最新記事