関連記事:ロトブラシの良い所:Part1 (HD)
iPhoneで撮影したムービー(640x480 30fps 手振れ有り)を使って、After Effects CS5のロトブラシを試してみました。
このムービーは、過去に 「mocha for AE v2」(mocha for After Effects CS5 と同等製品)を使って記事にしています。
走る車が消える!Motion keyer
解像度の低い動画から、ロトブラシで車のロトスコープ作業は、骨がおれます・・・
前回のHD動画のように、骨格だけブラシでトレースすれば自動で選択できるわけではありませんでした。
直線的な輪郭が多いので、選択範囲のガタつきが多いと、滑らかに調整していくと全体的に丸い形状になってしまいます。
ガタつきを少なくするためには、境界線ギリギリに選択範囲と 範囲外のブラシをトレースするようになります。
境界線を選択するのに、2回トレースする事も多いです。
</object>
車のボディに反射する光(特にルーフ)や映り込み、それとヘッドライト、バックランプのカバーなど、ボディーの白くなる箇所が、選択からハズれてしまうので、毎フレームブラシを入れなければなりません。
こういうケースは、ベジェ曲線で修正出来ると良いですけどね。
試していませんが、ロトブラシで大まかな選択をして、オートトレースする方法は使えるかもしれません。
Photoshopの旧バージョンに搭載されていた「抽出」(現行では別途インストール)のように、輪郭をトレースして自動で選択させるオプションなんかもあれば良いかも。
輪郭がハッキリしている箇所は、細いブラシで、髪の毛などは太いブラシで境界線をトレースする用な感じで。
ロトブラシは、前景と背景を自動で検知する機能があるので、前景に自動車やポールが出てくると、前景を避けるように、選択が行われます。
背景の場合は、前景と一緒に選択しておかないと、最終にマット調整でぼかしを入れると、前景と交わっている輪郭がおかしくなってきます。
</object>
今回の動く素材では「検知の半径」を前景に何も無いときは 小さめに、前景と交わるときは 大きめにするのが、良かったと思います。
また、CS5には、mochaもバンドルされて、素材によって使い分けが可能になっているので、ロトスコープ 機能は強力です。
関連記事:【After Effects】ロトブラシの良い所 以外も時間短縮:part3(SD)
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