大同マルタ会

大同マルタ会の方々が自由にこのブログに集い、会員の思いや写真などを思い存分に披露できる開かれた広場にしたい。

大同コレクションその後の続き(Ⅴ)

2019年08月09日 | 文化

 

「大同コレクション」のその後の続き(

 ―「大同コレクション」が遂に学会誌に掲載されるー

 

 「大同コレクション」は現在、京都工芸繊維大学美術工芸資料館に保管されています。(整理番号AN-5680) 2年程前から、資料館染織関連資料調査会が「大同コレクション」の再調査をするこしになり、佐藤忠孝、萩原理一、吉岡 悠、等が毎週1回これに当たって、今年に入りほぼ終わりました。資料は展示会当時 《341点》だったものが、 その後、あちこちから寄付があり 《456点》に増えています。

ボランティァ活動のつもりで、のんびり楽しんで大学に通っていましたが、調査会担当先生から、レポート提出を求められた。あわてて3人で試行錯誤しながら手分けして、メインの『アフリカンプリントと大同コレクション』についてなんとかまとめました。

京都工芸繊維大学美術工芸資料館蔵・大同マルタ染織資料コレクション(AN.5680)から見たアフリカン・プリント                              佐藤忠孝、吉岡 悠、萩原理一、佐々木良子                  京都工芸繊維大学美術工芸資料館染織関連資料調査会

 これが、今月(7月)発行された「繊維機械学会誌『せんい』July,2019  Vol.72,No.7」 に私たちの論文が掲載されました。 

「大同コレクション」の本が青幻舎から発行されたのも驚きましたが、権威ある繊維業界の学会『繊維機械学会誌』に掲載された方がもっと驚きました。内容はいままでのものと変わりありませんが、体裁は整えてあります。

1.  はじめに .

2.   アフリカン・プリント各論.

 2.1 リアル・ワックス・プリント

 2.2 ジャワ・プリント

 2.3 ファンシィ・プリント

 2.4 イミテーション・ワックス・プリント

 2.5 グリーン地プリント

 2.6 カンガ

3.   大同マルタコレクションについて

 3.1 大同染工のアフリカ向け輸出状況

 3.2 大同コレクションの来歴

      東山十条89