大同マルタ会

大同マルタ会の方々が自由にこのブログに集い、会員の思いや写真などを思い存分に披露できる開かれた広場にしたい。

京都新聞「読者の声」欄より

2016年05月03日 | 文化

 

430日の京都新聞 『読者の声』 欄(P5)より 

大同マルタ会の長老 彫刻の久世さんが、新聞に投稿された「声」を紹介します。430日の京都朝刊 『読者の声』 欄に掲載されています。我々の年代には忘れることのできない、心打たれる文章です。 

<以下、新聞記事をそのままコピーします>

『桜の季節 思い出す特攻』  宇治市・久世 光八 (無職 87

今年もまた桜が咲き誇りました。しかし美しい姿とは別に、私の心に刻み込まれているのは、70年以上前の敗色濃厚だったころの悪夢です。 空には米軍のB29の飛行機雲が白く尾を引き、地上では紅顔の神風特攻隊員が、基地に咲く満開の桜の花枝を切って胸に差していました。  「散る桜、残る桜も散る桜」「若鷲は南の空で果てるとも、、帰るねぐらは靖国のもり」などの辞世を残し、別れの杯を交わしてフィリピンのマバラカット、九州の知覧や鹿屋から出撃されました。多くの人に見送られ、日の丸の鉢巻きに敬礼する姿をニュース映画で見ましたが、今も忘れられず心に強烈に残っています。 今の平和な時代、こんな悲惨な時代があったことを、戦争を知らない方々に知ってほしいと願っています。そして特攻には至りませんでしたが、苦難を体験した私も含め、戦争はもうこりごりです。いつまでも平和な時代を祈念します。

東山十条85



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (東山十条85)
2016-05-07 10:37:54
久世さんからお手紙頂きましたるありがとうございました。
皆さんからのコメントお願いします。
「見た」 とだけでもうれしいです。
簡単にいれられますので宜しく
返信する

コメントを投稿