大同マルタ会

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リハビリテーション-4 お魚を美味しく食べる

2013年11月22日 | 感謝

脳梗塞で倒れてから僕は長い間お魚らしいお魚をあまり食べてはおりませんでした。

食べられるお魚は骨ごと食べられる小さなお魚がほとんどでした。

大骨、小骨の有るお魚は若しかしてと言うことを思って避けて来たのです。

僕は元々無類のお魚好きです。若い時からお魚をきれいに食べるので、

「お前の家の猫は可哀相だな、たまにはちゃんとした魚を食わしてやれよ。」と言われておりました。

 

この間TVで寒ブリの大根煮をやっていました。

それを見るともうたまりません。寝ていたお魚好きが目を覚ましました。

早速、近くのスーパーに家内を走らせ、寒ブリの「かま」を買い求めました。

大根は友人の畑で採れた立派なものを使いました。

早速二人で食べました。その美味しいことは方言の仕様がありません。

珍しく焼酎のお湯割りも頂きました。

かまに付いている身は勿論、粗の小さな身も綺麗に取って食べました。

お酒が入って本当なら口の中、口元の動きもたどたどしくなり、

何時骨を引っ掛けて大騒ぎするはずが、何事もなく無事その晩の夕餉は終わりました。

 

これで自信を付けました。もう一つ大冒険をやろう!

翌々日赤魚の西京漬けを奥さんが買ってきました。

それを見た途端、これは無理だと一瞬思いました。

僕も男だ一回やってたろじゃないかと心に決め、早速台所のレンジに件の西京漬けを乗せました。

いい色に焼き上がってきた西京漬けは堪らない匂いをさせて僕の食欲をそそりました。

美味しく頂いたのは勿論です。小骨が多くて多少困難はしましたが、

これも無事見事にその夜の夕餉の行事を行うことが出来て、ますます食事の楽しみが増えました。

 

このように僕のリハビリは健常な人が何でもなくやれていることが、

ひとつひとつ出来る様になっていっています。

その指導をしてくださっているテラピストの先生方に心より感謝いたします。

これからも僕の脳の中の身体を再生すべく努力して行きます。



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