爺さんの独り言

雑木林から街中に帰ってきた爺さん

酒と仏とおバカさん

2013年01月10日 | 日記
 昨日は一昨日、喫茶店で聞いた黒磯の古本屋に行った。看板も出てないし、全くそれらしくない建屋、こんな所にこんな古本屋があるとは全く知らなかった。クレーバーで読書家の連合いは6-7冊購入したが、自分は買ったのは3冊。

  

  酒恋うる話   佐々木久子
  仏心  朝比奈宗源
  おバカさん 遠藤周作

 『酒と仏とおバカさんか』と連合いが笑っていた。買った本人はこれが今の自分をよく表していると気に入ってご満悦なのだ。

  朝比奈宗源さんは鎌倉円覚寺の管長だった偉大な人物。 今は昔、学生時代に講堂で話を聞いたことがある。そんなに偉い人という感じの人ではなく、ニコニコと笑顔で壇上に出て来られた。『話をしても君たちはすぐ忘れてしまうだろうから、座禅の仕方を教えてやろう。』と座禅の仕方を教えてもらったこと、その小柄で明るい笑顔だけを今も覚えている。話の内容は確かに全て忘れてしまった。座禅は今も出来ないことはないが、短足の自分にはその通りに組むことは極めて難しい。
 
 ”おバカさん” はこれも昔、読んで面白かった記憶が残っていた。新聞に連載されていたもので、中学生くらいの時に読んだように思っていたが、調べて見るとそれより数年後だと分かった。漠とした記憶はあてにならない

 昨日は久しぶりにアオゲラが裏庭に姿を現した。

   
コメント
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