早朝は雨は降っていなかったが風が強く寒かった。その後雨が激しくなり降り続いていた。午後になって止んだが、風は強い。木々の緑が大きく揺れている。
石和鷹 “地獄は一定すみかぞかし 小説 暁鳥敏”を読了。石和鷹はこの小説を癌で喉頭摘出手術を受け、声帯をなくした後に書いたもののようだ。大変な力作である。癌になったからこそこれだけの深い小説が書けたとも言えそうにも思う。“著者自身の病を通して問う希代の僧の波乱の生涯”とこの本の帯に書かれている。よくいろいろ調べて書かれているようで内容はかなりの部分本当のことであるようだ。仏教の近代化に貢献した僧としては大きな業績を残した大人物であるが、一人の人間としては、女性の目から見れば小説の中に書かれているように、とても許しがたい男ということになるのだろう。スケールのどでかい人物ではあるが、どのような視点から見るかによってこの人物の評価は違ったものになるのだろう。宗教的な内容が詳しく書かれているところは読みづらいが、小説が終わり近づく連れ感動的ですばらしく、惹き付けられて読んだ。最後の場面は松任市(現、白山市)明達寺。先日、松任に行きながらここに行かなかったのが残念だが行く機会はまたあるだろう。
石和鷹 “地獄は一定すみかぞかし 小説 暁鳥敏”を読了。石和鷹はこの小説を癌で喉頭摘出手術を受け、声帯をなくした後に書いたもののようだ。大変な力作である。癌になったからこそこれだけの深い小説が書けたとも言えそうにも思う。“著者自身の病を通して問う希代の僧の波乱の生涯”とこの本の帯に書かれている。よくいろいろ調べて書かれているようで内容はかなりの部分本当のことであるようだ。仏教の近代化に貢献した僧としては大きな業績を残した大人物であるが、一人の人間としては、女性の目から見れば小説の中に書かれているように、とても許しがたい男ということになるのだろう。スケールのどでかい人物ではあるが、どのような視点から見るかによってこの人物の評価は違ったものになるのだろう。宗教的な内容が詳しく書かれているところは読みづらいが、小説が終わり近づく連れ感動的ですばらしく、惹き付けられて読んだ。最後の場面は松任市(現、白山市)明達寺。先日、松任に行きながらここに行かなかったのが残念だが行く機会はまたあるだろう。