コブシの花が咲き始めた。今年は早いのかな。コブシの花といえば千昌夫の北国の春。学生時代の仲間と会って酒を飲んだ後カラオケにゆくと千昌夫の歌がよく出てくる。この歌は誰かが必ず歌う。自分は他のものが歌う歌は歌わないことにしている。昔は『望郷酒場』をよく歌った。最近は『酒よ』かな。ああこれは吉幾三だったな。


♩親父みたいなヨー酒飲みなどに ならぬつもりがなっていたーー♫
自分の親父は酒飲みではなかった。三々九度の杯で顔を赤くしていたと母が言っていた。その後の付き合いで飲むようになったらしいが、晩酌はしていなかった。年を取ってからは焼酎だったが盃にちょっと入れて一杯だけ昼間時々飲んでいた。祖父は全く酒は飲めなかったらしい。母方の祖父は謹厳実直、高校の数学の先生だったが、鰹節をけづったのを肴にチビリチビリと実にうまそーおに飲んでいた。自分は母方の血筋で酒飲みになったようだ。それはいいのだけど頭脳明晰の血が伝わらなかったのが残念至極。