東京に六十年前に出てきた時は地下鉄は二系統だった。それが今やすごいことになっている。路上を走っていた都電がみんな地下に潜って行ったということのようだ。
昨日、久しぶりに東京へ。神保町の岩波ホールに二人で映画を見に行った。そのあと日本橋の高島屋に行った。地下鉄の乗り換え、地下道歩きに苦労した。広々としたニュータウンでのんびり楽しく毎日を過ごしていて出不精になってしまったけどたまには東京にも行って刺激を受けるのも大切なことのようにも思う。
映画はイギリスの絵本作家が自分の両親の人生を描いた物語、『エセルとアーネスト二人の物語』。いい映画だったが感受性も鈍ったか宣伝文句のように『温かな涙があふれる』ということはなかった。