daisy bouquet

daisyの手作りブログです♪
日々の出来事を中心に、おいしい食べ物のこと、手作り作品の紹介などをしていきます。

熊本県大分県の皆様にお見舞い申し上げます

2016-04-30 | 日記
自然豊かで美しい熊本県大分県のみなさま、今回の地震ではさぞかしおつらい思いをしていらっしゃることと思います。
心からお見舞い申し上げます。

私はニュースを見ていて、仙台の時に経験した震災の記憶が次々とよみがえってきました。

突然ライフラインが遮断され、毎日が自然との折り合いのようでした。

朝日とともに行動開始、すべて自分の力で解決、重い水タンクも徒歩で運び、買い物はリュックを背に遠くまで歩きました。そして、太陽が沈むと暗闇と音のない世界になり、静かに休みました。電池がないので、ラジオも必要な時だけ聞きました。水洗トイレ用に、雨が降ると庭にあるだけの容器を並べ雨水をとり浴槽にため、雪が降ると雪を浴槽に運びました。

とにかく、今自分が置かれている状況がいつまでたっても分からないことが一番の不安でした。あの津波の映像も電気が通ってから初めて目にしました。とてもショックで、目も前の道路の地割れを見つめ、日本が壊れてしまうのかとも思いました。

水不足と最低限の熱源確保のため、入浴はおろか、身体を拭くのも数日に一回、はじめはウエットティッシュで清潔を保つ努力をしました。

食事は家にいくらかの食料があったので、近所の皆さんと一緒に持ち寄って仲良く外でストーブを焚いて温かくいただきました。この時の食事は今でも仙台の友達といい思い出として語り合ったりします。普段はあいさつ程度のご近所さん同士でしたが、震災を機に、町内の輪が、絆がつながったような気がします。

私がつらかったのは、毎日続く余震

とにかく怖いです、寝付くとすぐ地震、避難、また寝ると地震、避難の連続で、これから先の不安も重なり、だんだん精神的にまいってきます。くつろげる時間も空間も無いのです。

家のなかはめちゃくちゃで、ガラスや壊れた物が散乱しているので、靴を履いて片づけました。家中を片づけるのには1か月以上かかり、元通りの生活を取り戻すのには数か月かかった記憶があります。

地震の後は時間の流れが変わったような気がします。少しゆっくりになりました。

物への価値観も変わり、買い物の量が減り、リサイクルに徹底するようにもなりました。

熊本県大分県で今避難生活を強いられている皆様、本当に体も心も大変だとは思いますが、何よりご自分の体をいたわり、家族や友人のことを思い、一日一日をあせらず、自然と折り合いながら過ごされますように。季節が変われば、これから芽吹きの季節ですね、きっと心も明るくなって、きれいな花も次々と咲きますし、おいしいお野菜も食べられますから、少しずつ元気を取り戻してくださいね。

みなさまのご健康を心からお祈り申し上げます。

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