昨日は音訳ボランティアKの会の定例会&忘年会で、朝11時に神社の前でUさんと待ち合わせ、彼女の車で忘年会場まで行った。
17年前に入会したその時から、ペーパードライバーの私にUさんが支援の手を差しのべてくれ、定例会や施設慰問などKの会関連で出かける時はいつもUさんの車に同乗してきた。
5月からボラ活動をほぼ休止していたため、実に7ヵ月ぶりに同乗させてもらったUさんの車。
「本当に久しぶりね、良かった、また一緒に乗れて」とUさんがしみじみと言った。
「こうして二人で乗ると、元の生活に少しだけ戻れるような気がする」と私。
Kの会会員17年のうち、副会長時代2年も含めると実に15年というもの、グループの先頭に立ってきたから暮らしの中でのボラ活動が占める割合は大きかった。
夫は自分のために私からボラ活動を取り上げてしまうことを気にして、大丈夫だからと送り出してくれていた。そんな夫の気遣いに応えたくて、私も在宅でできることは続け、外に出なくてはならない職務は副会長に任せ、来年3月までの任期を全うすべくやりくりしてきたこの7ヵ月だった。
夫がいなくなって4ヶ月近くになる。
表面的には普通にしているつもりだが、世間から隔離されているような心細さは否めない。オブラートに包まれて生きているような感覚から抜けきれないでいる。気力も萎え、次なる人にバトンタッチしたら退会もと考えもした。
だが、Uさんと一緒に帰路についた時、元の日常に戻してくれるのは、やはり音訳ボランティアKの会の活動であり仲間達だとあらためて気づかされた。いつまでできるか分からないけれど頑張ろうと思った。