不可欠
昔は殿さまが鹿狩りに
今はドクタ-が癌狩りに
世のなかは
昔も今も
狩るものが
いくつかあって
そのたびにおお騒動
殿さまならば
おつきのものの数(かず)がたいせつで
ドクタ-ならば
なにがたいせつ?
テクニカルで
メンタルで
そのうえゆたかな学識か
おっとそれだけでわないよ
狩りには
わすれてはならぬ
ガッツが
絶対
不可欠だ
そうだがネ
不可欠
昔は殿さまが鹿狩りに
今はドクタ-が癌狩りに
世のなかは
昔も今も
狩るものが
いくつかあって
そのたびにおお騒動
殿さまならば
おつきのものの数(かず)がたいせつで
ドクタ-ならば
なにがたいせつ?
テクニカルで
メンタルで
そのうえゆたかな学識か
おっとそれだけでわないよ
狩りには
わすれてはならぬ
ガッツが
絶対
不可欠だ
そうだがネ
Ma Jeunesse Fout Le Camp (Francoise Hardy, live)
「もう森へなんか行かない」
行燈
夜桜の回遊路の
ちいさな行燈
つめたい石段のよこに
うっすらと灯(あかり)をまいて
人の足ばかりをみつめているのは
うんざりするかい
面白いかい
つかいこなされて
なにかをかるがるとのりこえた足
なにもおもいどおりにのりこえられなかった足
行燈くんは
拍手をわすれたか
それとも
何が何でも明るくするだけの
あのエレクトロニクスの威風堂々に
あっけにとられて
ちいさくなっているのか
いまのところ
暗黒の世なれば
エレクトロニクスは
ハナザカリ
か
よ