如意樹の木陰

古い記事ではサイババのことが多いです。
2024年に再開しました。

尾瀬ヶ原 2024年10月15日

2024-10-16 17:55:56 | 登山・ハイキング


  地図
鳩待峠から入りまして、竜宮小屋の手前まで行って、戻ってきました。

鳩待峠に戻ってから、至仏山の登山道をD地点まで登ったのは、アマチュア無線をするためです。しかし、アマチュア無線は成果がありませんでした。
以前、至仏山山頂とアヤメ平ではよくつながっていたのですが、今回のD地点の標高は1740mでしたから、電波が赤城山から日光白根山に続く山岳地帯を越えられなかったようです。

紅葉には少し早かったのかもしれませんが、霜が降りて黒ずんでしまうよりは、色づき始めの今回くらいの方が良いような気もします。

以下は写真です。なおいちばん最後に、10月13日に写した紫金山・アトラス彗星の写真を載せておきました。ただし写りはよくありません。



木道の工事中です。右側はまだ杭が打ってありませんが、歩くのに支障は全くありません。杭の上面がどれもきれいなのは、杭を打ち込み終わってから高さを揃えて上を切ってあるからなんですね。


早朝は雲が多かったですが徐々に青空が見えてきました。
尾瀬ヶ原の天気は、今回は片品村よりも檜枝岐村の天気予報に近かったです。





尾瀬ヶ原は広いなぁと、いつも思います。平日は空いていて最高です。


ここは景鶴山の撮影ポイントだったのですが、左のシラカバは枯れてしまったようで、葉が全く付いていません。


ひとつ前のシラカバの写真は8:30撮影、この写真は9:30撮影です。すでに山の鼻に戻る途中の写真です。





尾瀬ヶ原の紅葉は、このくらいの色づき加減がきれいだと思います。


歩きながら至仏山を見ていると、山の天気が変わりやすいのがよく分かります。


スイレンのグラデーション。





写真を撮るには、このように少し雲のある日の方が、おもしろい写真が撮れそうです。








山の鼻の近くまで戻ってきました。


ここは、山の鼻の植物研究見本園の中です。ここはいつも穴場です。





鳩待峠へ戻る途中の紅葉。色づき始めです。
以上2024年10月15日の尾瀬でした。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

《 紫金山・アトラス彗星 》


2024年10月13日18時16分 群馬県にて   (紫金山・アトラス彗星は写真中央です)
この日は、わりあいに良く晴れた夕空だったので、星もいくつか写っています。それでも、夕空の明るさがまだいくらか残っている時間帯なので、老人が肉眼で探すのは難しかったです。私は双眼鏡を使って見つけました。
写真としては、結局この1枚だけでした。


榛名山(掃部ケ岳)

2024-10-03 21:13:17 | 登山・ハイキング

8月9月は山に登らなかったので、トレーニングに榛名山に行ってきました。
登山日は10月1日でした。この日の前橋市の最高気温は30度でしたから、榛名山は長袖Tシャツでちょうどよかったです。
榛名山の紅葉はまだまだです。今は、秋の花の季節です。
私の過去の写真から紅葉がきれいなものを探すと、尾瀬ヶ原は2017年10月11日、赤城の小沼は2015年10月15日、榛名山は2014年10月25日でした。今年はこれより1週間くらい遅れるのでしょうか。毎年こんなことを考えているのですが、ハズレることが多いですね。



  地図 (この地図は国土地理院のホームページの地図をもとに、加工を加えて作成しました)
今回は初めて「湖畔の宿記念公園」の登山口から登ってみました。そのために反時計回りになりました。
A地点は「湖畔の宿記念公園」の駐車場でトイレもあります。
登山道は一般向けです。A地点から登っていくと途中に1箇所岩場があります。難しくはありませんが家族向けではありません。
杖の神峠(E地点)から駐車場へ戻る区間は林道です。
なお、登山道は全般に笹がかぶさっているので、笹が濡れているとズボンや靴が濡れます。

結論から言うと、掃部ケ岳に登るのであれば、時計回りで杖の神峠から登り硯岩へ下るコースがいくぶん良さそうです。
参考に、2016年の紅葉の頃の登山記録のリンクを貼っておきます。

榛名山(杏ケ岳・掃部ケ岳) - Love is All

以下は写真です。


  竹久夢二アトリエ
「湖畔の宿記念公園」の隣に竹久夢二アトリエがあります。
復元された半二階建ての簡素な建物です。斜面に建てられていて、2階部分が住居で1階が作業場のようです。


  「湖畔の宿記念公園」
この写真の中央あたりの草の斜面に登山道を示す小さい道標があります。


  登山口の道標付近の登山道
滑りやすい黒土の斜面です。滑りにくい靴をお薦めします。


  標高1300mにある岩場
この岩場を通らないう回路もあるようですが、この岩場がメインのルートだと思います。難しくはありません。1本ロープがありますが、使わなくても通過できます。


  榛名湖と周囲の山々
この写真を写した場所は掃部ケ岳の山頂の手前です。
ここは、朝は逆光になります。


  榛名湖の南側の山々
三ッ峰山・天目山・氷室山、幡矢ヶ岳・大鐘原ヶ岳・天狗山が並んでいます。
ちなみに、晩秋の幡矢ヶ岳は良かったです。


  掃部ケ岳山頂(B地点)


  掃部ケ岳から西へ続く尾根道
危ない所はないですが、地図を見ると南側は崖になっています。
笹がかぶさって、足元が見づらいです。


  「西峰」の道標のあるピーク(C地点)


  耳岩と思われる露岩
がんばれば岩の上に上がることもできます。


  D地点の鉄塔
この鉄塔の場所からは榛名山の北方向がいくらか見えます。
ここでお弁当を食べて、無線を3局して、下山しました。


  杖の神峠への下り
かなりの急斜面で滑ります。


  杖の神峠の登山口(E地点)
杖の神峠から「湖畔の宿記念公園」までは林道歩きですが、車のほとんど通らない道です。

この日は10月初めにしては気温が高いように感じましたが、それでも1ヶ月後の11月初めには榛名湖周辺に霜が降りて紅葉になるはず??です。


スピーカーにツイーターを追加する

2024-09-15 17:52:23 | 音楽

もうずいぶん長い間次の写真のようなスピーカーを使っています。




使っているアンプはPanasonicのフルデジタルAVコントロールアンプSA-XR55。フルデジタルで評価の高かったアンプです。
デジタル音声信号を入力して5.1chまたはDualAmpで使っています。
サブウーファはDENONのDSW-33(写真の下の部分)。アンプ内蔵バスレフ型で15cmコーンユニットを1台に2個つかったタイプです。これを左右1台ずつ、ローパスフィルターとアッテネータを通さずに使っています。クロスオーバーは150Hzです。
フルレンジスピーカーはFostexFE127E(写真の上の部分)。12cm径のフルレンジです。クロスオーバー150Hzで使っているので、低音の信号は入っていません。フルレンジスピーカーは低域の信号を入れないでスコーカー的に使うと音が良くなります。
このほかに5.1ch用に横の壁に1個ずつ10cmフルレンジのスピーカを設置しています。
以上のシステムで、ずっと満足して聞いていたのですが、ふとツイーターを追加して見たくなりました。
理由の一つは、サブウーファのレベルをひとつ上げてみたのですね。そうすると、今度は高域が物足りないように感じてしまう。そんなものです。
もともとFE127Eは、その周波数特性を見るといくぶん高域が不足しています。単品のフルレンジとして使うのであればバランスが良く問題ないのですが、サブウーファで低域を延ばすと、その分高域も延ばしたくなるのです。


  FE127Eの周波数特性

ということで、手持ちのかなり古いツイーターFostexFT7RPを載せてみることにしました。
このRP方式のツイーターはFostex独自の方式です。音としてはリボンツイーターに近いと言われていたように思います。
実は何年も音を出していなかったのですが、いちおう使えるみたいです。


  FT7RPの外観


  FT7RPの周波数特性

これを1μFのコンデンサー1個で使います。インピーダンス8Ωなのでカットオフ周波数が20KHzくらいになります。
フルレンジにツイーターを追加するのであれば、こんな方法が無難だと思います。コイルやアッテネータはなるべく使わないようにしています。なお使ったコンデンサーは、昔買った岡谷のVコンです。
追加するツイーターによっては1μFでは高域が強すぎるかもしれません。その場合は0.68μFにすれば-3dB、0.47μFにすればさらに-3dBくらいレベルが下がるようです。
当然ツイーターを置く位置によって周波数特性は大きく変わるはずですが、測定器を持っているわけではありませんので、自分の好みの音??になるように前後に動かします。私はよく分からないので、正相で接続してユニットの振動面の位置を合わせる感じに設置しています。なお、20KHzの音波の1波長は17mmです。

ツイーターを追加して聞いてみると、ちょっとハイファイになったような気がします。昔の用語でいえば「音の粒立ち」が良くなって、リアルさが増した感じです。
とか言ってますが、もう私の耳もあてにならなくなりつつあります。家系的には高齢になると補聴器が必要になる人が多いです。
もうすでに私も、少しずつテレビの音量が大きくなっているかもしれません。いやホントに。ですから、まあいちおう聴こえているつもりでいるうちに、最後の悪あがきをしているということです。


《 Anker SoundCore mini (コンパクト Bluetoothスピーカー) 》


  Anker SoundCore mini (円柱状の黒い塊)

上の写真は、大きさが実感できるようにいろいろな物が写っていますが、要するに充電池内臓の小さいスピーカーです。amazonで2990円で手に入ります。
主な用途はBluetoothを使ってスマホなどの音楽を大きな音量でならすためのアクティブスピーカーらしいです。
入力としてはBluetoothのほかにAUXとmicroSDカードが使えます。FMラジオもいちおう聞けます。
音楽ファイルのフォーマットはMP3のみです。
私がこれを買ったのは、ラジオ体操の音源が欲しくて、安価なものを探していてこれになりました。microSDカードにラジオ体操を入れて、好きな場所で使っています。
microSDカードには音楽も入れていますが、操作スイッチがシンプルで前後に1曲ずつしか移動できないので、曲数が多いとラジオ体操に戻るのがたいへんになります。
microSDカードでの音は、女性ボーカルなどを聞く限りでは、サイズと値段から想像するより良いと思います。
なお、FMラジオは周波数の表示がないので使いづらいです。

小さいので、登山のときの熊除けにも使えそうです。いちおう15時間連続再生とは書いてあります。
山に持ってゆく場合は、YouTubeからダウンロードした落語などもよさそうです。

《 追記 》 パソコンにBluetoothが付いていたので、少し離れた場所で作業する時に音楽やAFNのストリーミングを聞くのに使っています。Anker の電源を入れると音声出力がAnker側に切り替わり、Ankerの電源を切ると元の音声出力機器に戻ります。
やはり、音に不満はありますが、このサイズですからしかたないですね。
先日の登山には落語と浪曲を持っていきました。三遊亭圓生「中村仲蔵(52:35)」、京山幸枝若「竹の水仙(27:53)」。どちらも本物の名人芸です。何度聞いても「うまいなぁ」と思います。YouTubeには同じ人の同じ演目が複数あるので、私がよいと思うものの録音時間を入れてあります。なお時間は表示によって1~2秒違うかもしれません。名人でも、いかにも気持ちよく軽妙に演じているものと、ちょっと堅い感じがするものとあるようです。


Masukatto

2024-09-15 16:05:40 | 音楽

日曜日の昼、刑事ドラマの再放送を見ていたらエンディングに流れていました。


平原綾香が歌っても、玉置浩二の作品であることがわかると思います。
かなり官能的な曲ですが、エレガントに歌っています。
録音がいいので、ついつい音量を上げて聞きたくなる曲です。
ドラマは《警視庁特命刑事☆二人2》でしたが、女性刑事役の山本未来がとてもよかったです。


無題(討論会、通報者保護、通信機殺人)

2024-09-12 20:30:15 | Weblog

《 アメリカ大統領選挙テレビ討論会 》
日本時間2024年9月11日に行われたアメリカ大統領選挙テレビ討論会を見ました。
私に英語力はありませんから、同時通訳を見ての感想です。

ハリス副大統領の印象は、オバマ元大統領をイメージして練習してきたのかな、という感じでした。話の内容も、起業家や中小企業を支援し、住宅取得に補助金を出すとか、明るい未来をイメージさせる内容でした。
トランプ前大統領は、少し硬い感じでした。どちらかといえば防御する側だったように見えました。政策についての具体的な内容はほとんどなくて、ただ「現状は最悪だから、良い案ができたらそれをやる」というようなイメージだけのお話が多かったです。輸入品に大きな関税をかける話はしていました。
しかし結局記憶に強く残ったのは「ペットを食べられてしまった話」。もしかするとこれはトランプの得意な話なのかもしれません。たしかにインパクトだけはあります。
トランプは、流入してくる移民が治安を悪くするということをずいぶん強調していました。これは副大統領としてのハリスは何もしなかったではないか、ということにつながるわけで、トランプがハリスを攻撃する主要な論点はそこにありました。
「ロシアがウクライナに侵攻したのは、ハリス副大統領と彼女の上司がいかに無能であるかをロシアが知ったからだ」とも言っておりました。これには少しだけ同感してしまいました。
ハリスは、「トランプは真実でないこともたくさん話しますから、その点注意しましょう」というようなことを言って、注意喚起していました。確かにトランプの話には、根拠のはっきりしない大げさな話が多かったように思います。
今回の司会はABCニュースだったようで、わずかに民主党寄りだったのかもしれません。少なくとも2回くらいトランプの話の内容に訂正を入れていました。ペットを食べられた話と犯罪が劇的に増加している話についてです。

この討論会は、いくぶんハリスにプラスだったように思います。このあとは10月に副大統領候補同士の討論会が行われるようです。


《 公益通報制度 》

< H県職員公益通報制度(H県のホームページより) >
公益通報者保護法の趣旨に即し、職員等からの公益通報を受ける制度を創設し、法令遵守の徹底を図り、県民の公益の保護に資するとともに、組織の活性化、健全化を図ることにより、より透明で公正な県民に信頼される県政を推進します。
1.専用の受付窓口を設けるなど、秘密を守り、通報したことによって、通報者が不利益を受けることがないよう、事案の処理にあたっては、十分留意します。
なお、通報者の氏名、通報した内容など通報者個人が特定又は推定されることとなる情報は、情報公開条例及び個人情報の保護に関する法律施行条例上非公開の取扱いとなります。
2.通報事案に関する是正措置等の対応が必要な場合は、弁護士等外部の有識者の参画を得て設置する「公益通報委員会」に意見を聴取したうえで、是正措置等の対応について決定します。(end)

まだ出来立ての制度だからかもしれませんが、つっこみどころがありそうです。
いちばん気になるのは、是正措置等の対応が必要かどうかを誰が判断するのかが明確でないことです。知事や副知事をその対象とした通報は想定されていないようにも見えます。それで今回の場合、知事が是正措置の対応は不要と判断し、公益通報委員会は機能しなかったのでしょう。
それを考えると、通報者がマスコミ等に情報を送ったのも致し方なかったように見えます。

通報の内容は、聞こえてくる範囲ではパワハラとか贈答品とかの話らしいです。それだけなら、辞職しなければならないほどの内容とも思えないのですが、知事が犯人捜しを指示し、さらに通報者の処分をしてしまったこと、およびそれを今でも正当化し続けていることを考えると、職務の継続は難しいでしょう。
通報内容に知事や副知事の事が書かれていたのであれば、たとえその内容がどんなものでも、知事は自分で動かずに委員会を招集し判断を委ねるべきでした。
今回の問題は、「本来知事が判断すべきでない事案を知事が判断してしまった」ということに尽きるように思います。それにしても、周囲に知事にしっかり意見を言える人がいなかったのでしょうかね。

公益通報者保護法を理解している人が客観的に見れば「公益通報」でも、「こんな怪文書が出回っている」と言って渡されたコピーに「自分を批判するような内容があることないこといろいろと」書かれていたら、冷静ではいられません。とっさに考えるのは「誰がどんな目的で」ということです。それは批判された当事者としては自然な反応です。公益通報ではなく、県庁内の勢力争いの一環とみてしまったという話もありました。

《 追記 》 百条委員会の内容など、わかりやすい記事がありましたので、リンクを貼っておきます。

兵庫県の斎藤元彦知事、早期処分検討の指示「記憶ない」 百条委 - 日本経済新聞

告発された当事者である知事がもう一人の当事者である副知事に「誰がどのような目的で告発文を書いたのか徹底的に調査するよう指示」したようです。
それから消費者庁の公益通報ハンドブックを見ると「不正の利益を得る目的、他人に損害を加える目的その他の不正の目的で通報した場合は、公益通報にはなりません」と書いてあります。しかし通報すれば、それによって多かれ少なかれ誰かが不利益を被ることになる場合がかなりあるのではないかと思います。通報の目的がどこにあるかなんて誰がどう判断するのでしょうか。
今回の場合、当事者である副知事が通報者捜しをして、通報者と思われる人物が使っているパソコンまで回収して取り調べ
、どういう理由かはっきりしませんが公益通報ではないと判断したようです。これが容認されてしまうなら、今後だれも公益通報などしようと思わないでしょう。かりに通報者がいろいろな思いを持っていたとしても、その中に県政をよくしたいという思いがあったのであれば、それで充分に公益通報に値すると思います。

《 追記 》 公益通報の通報先について(公益通報ハンドブックより)
 「通報先は三つ」です。①事業者内部、②権限を有する行政機関、③その他の事業者外部のいずれかです。 -(中略)-
 通報先としての「その他の事業者外部」とは、「その者に対し当該通報対象事実を通報することがその発生又はこれによる被害の拡大を防止するために必要であると認められる者」です。(通報対象事実による被害者又は被害を受けるおそれのある者を含みます。)
 例えば、 ・報道機関、消費者団体、事業者団体、労働組合  ・周辺住民(有害な物質が排出されている場合等)などが該当します。
 なお、ライバル企業など「役務提供先の競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがある者」は除かれます。
 ※通報先ごとに保護を受けるための要件(保護要件)が異なりますので、注意してください。
☆☆☆☆☆☆

私にいくぶんの勘違いがあったのですが、通報文書をその他の事業者外部(今回の場合では報道機関や県会議員)に送った場合、それも公益通報として認められるということがはっきり書いてありました。

《 追記 》こんなニュースもありました。リンクを貼っておきます。

 

「もう1回聞くけど作ってないんかい」兵庫県知事“パワハラ疑惑”の告発者を追いつめた、犯人捜しの詳細記録を独自入手【報道特集】 | TBS NEWS DIG (1ページ)

兵庫県の斎藤元彦知事をめぐる内部告発問題。私たちは犯人捜しの詳細を記録した文書を独自入手しました。告発者はどのように追い詰められ、亡くなってしまったのか。実態を...

TBS NEWS DIG

 

このなかに、こうあります。【 斎藤知事の疑惑をA氏はどのような思いで告発したのだろうか。告発の1か月前、県のホームページに掲載されたA氏のメッセージがある。 県民局長メッセージ(2月) 「 気がつけば、権力者の周囲には二流、三流のイエスマンが主流を占めている状況に。(中略)そのような組織の腐敗・内部崩壊も外部にはなかなか伝わりにくく、不祥事、事件の発生といった出来事でようやく世間の知るところとなるのです」 】 
これだけ読めば、県庁内の現状を批判しているように見えますが、県庁のホームページ上ですからそんなはずはありません。この前に文章があります。記事にあるこのメッセージの写真を見ると、これは、ある本の「組織は必然的に劣化する」という仮説に関連しての一般論として書かれていたようです。
残念なことに、このメッセージを含めこの県民局長の書いた令和6年2月以前のメッセージは削除されています。

《 追記 》 結局百条委員会は、目的を果たせたのでしょうか。中途半端な感じもします。百条委員会の結果として不信任案が提出され全会一致で可決されたということで充分なのかもしれません。不信任案の可決は議会が知事に対して出来る伝家の宝刀です。
斎藤知事は失職して知事選に出馬するという道を選びました。これは百条委員会の頃から描いていたストーリーのひとつなのだと思います。百条委員会の頃からすでに、選挙戦に向けてのイメージづくりをしていたように思います。百条委員会という注目の集まる舞台で選挙運動をしていたわけです。テレビ番組をハシゴして自説を展開したり、26日の会見を出馬表明の場のように利用したり、そういったところはすごいと思います。
ただ、高校生からの励ましの手紙を利用して、それで出馬の決意をしたというのはあまりいただけないです。もちろんその高校生はすごく優秀で県政にも詳しいのかもしれませんが、もしかすると、断片的な情報を見て思い込んでいるだけかもしれません。若々しく純粋な高校生というイメージを利用しているようにどうしても感じてしまうのです。まあいいですけど。
選挙ということになれば、どうなるかは誰にもわかりません。知事に不信任を突きつけた勢力が候補者を絞れるなら斎藤知事が再選されることはないでしょうが、候補者がドングリの背比べのように乱立すれば、四面楚歌に見えている斎藤知事にも勝機が生まれる可能性があります。『悪名は無名に勝る』とも言います。
さてさて、今回の百条委員会で出てきた事柄で法令違反になる可能性があるのは ①公益通報者を保護しなかっただけでなく、重い懲戒処分を行った件 ②優勝パレードへの寄付金を出させるめに補助金を大幅に増額した件 
①についてですが、県には『兵庫県懲戒処分指針』というのがあるようです。これが公益通報者保護法の観点から見た時にこのままでよいのかという問題なのかもしれません。このようにルールには不完全なものが多いわけで、その不備を補うのもトップに立つ知事様のお仕事なんですけどね。
②については、刑事告発されたようですが、今後捜査がされるのかどうかはわかりません。この優勝パレードに県の公金は出さないという建前があったようで、県が窓口となって寄付金を集めていたのですが全然集まらなくて、結局県の上層部が動いて、金融機関に寄付金を出させる代わりに県からの補助金を増やす(当初1億の予算だったものが4億になった)ということをしたのではないかという疑惑です。これが事実だと背任にあたるらしいです。ただ裁判で有罪に出来るのかどうか、私には分かりません。こういう具体的なやり取りは書類では残さないでしょうし、録音してあったとしてもすでに消去されているはずです。ただパレードがすでに終わっているにもかかわらず、多数の金融機関がそろって多額の寄付を出したのは事実ですから、地元の金融機関に影響力を持つ県の上層部からなんらかの働き掛けがあったのは間違いなさそうです。
 これからあとは兵庫県民の判断です。兵庫県民の総意はだれを選ぶのでしょうか。


《 通信機殺人 》
【毎日新聞 2024.09.18 :  ポケベル導入、モサドが仕向けたか 識者「周到な準備が必要」】
 中東レバノンで17日、イスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員ら12人が死亡、約2800人が負傷した攻撃では、「ポケットベル」のような無線通信機を一斉に爆発させるという手法がとられた。軍事ジャーナリストの黒井文太郎さんは、イスラエルの情報機関モサドが関与した疑いがあるとし、ヒズボラがポケベルの導入を決めた段階でイスラエル側の工作が始まっていた可能性があると指摘する。(end)
◎まだ詳細はわかりませんが、これが戦争であれば「悪質な戦争犯罪」ですし、戦争でなければ「悪質な無差別大規模テロ」です。

【チューリヒ 2024.09.18 ロイター】
  国連のターク人権高等弁務官は18日、レバノンを拠点とする親イラン武装組織ヒズボラ戦闘員らの通信機器が爆発し死傷者が出た事件を巡り、独立調査を行うよう求めた。
 ターク氏は声明で、機器の所持者やその所在が不明のまま数千人を同時に標的にしたこの事件は、国際人権法、さらには国際人道法に違反する可能性があると表明。爆発の状況について、独立かつ徹底した、透明性のある調査を実施しなければならず、「こうした攻撃を指示し、実行した者たちは、責任を問われる必要がある」と述べた。(end)
◎ 2回目の一斉爆発は、「ICOM」のシールの貼ってある無線機だったようです。ICOMは日本にある大手の通信機器メーカーです。ということはやはり、通信機器メーカーとヒズボラの間にいた供給業者のどれかがモサドだったということでしょうか。あるいはヒズボラの倉庫に入ってから配るまでの間に仕込んだ可能性もあります。独立調査はどの機関に要請したのでしょうか。
◎ 報道されているICOMの無線機は10年前に販売を終了した機種だそうで、コピー品が出回っていたという情報もありました。コピー品かどうかはメーカーが現物を確認すればさすがにわかるのではないかと思います。プリント基板の印刷内容とか、使われている個々の部品とか、100%同じではないでしょうからね。
 非常に悪質で大規模な無差別殺人です。犯人は罰せられなければなりません。
ポケベルや無線機に爆発物を仕込んだのです。そのポケベルや無線機は一緒に食事をする子供の目の前に置かれるかもしれず、使わなくなればそれを子供がおもちゃにするかもしれません。そういったことを承知の上で、犯人はこの犯罪を実行したのです。

「密教とは何か(松長有慶)」より

2024-09-04 19:27:06 | Weblog



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「密教とは何か(松長有慶)」より

 -(前略)-
 弘法大師は『弁顕密二教論』のなかで、秘密の意味を二つに分けておられます。受け取る側の能力に応じて公開する秘密を如来の秘密といい、受け取る側の宗教体験のあるかないかによって理解できるか、できないかがきまる秘密を、衆生の自秘と名づけられています。密教の秘密という言葉の本当の意味は、衆生の自秘にあるとみてよいと思います。
 < どのようにすればものの奥底を見通す目が持てるか >
 ものごとをうわべだけの姿や形にまどわされないで、核心を衝く見方は、どのようにして身につくのであろうか。本を読んだり、すぐれた人の話を聞いたり、荒行をやったり、そういった知識とか苦行をいくら積み重ねても、直接、本当のものを見通す目はできてきません。われわれが日常生活をおくるとき、大小とか、善悪とか、高低とか、優劣とか、こういった対立的な見方を基礎にして、判断を下している。ところがこういった相対的な観点からものを見るだけでは、ものごとの本当の姿が見えてこないのです。対立したものの考えに支配されず、大局的に全体を見通す立場から、すべてのものの相互の繋がりのなかで眺めることによって、ものの本質が見えてくる。-(中略)-
 現実世界だけでなく宗教的な生活のなかでは、さらに一段と高い仏さまの立場からものを見る目を育てなければならないでしょう。
 密教の根本のご本尊である大日如来とは、このような日常性を越えた目をもった仏さまであります。大日如来は過去、現在、未来を通じて永遠で、しかもあらゆるところにいらっしゃる普遍的な仏さまで、宇宙全体を包みこんだ大きな命の根元といってよいでしょう。仏教では現実世界にあるものは、永続的な実体があるものとはみないで、それはもともと空なのだと説きます。密教ではこのような空の境地を、本不生といいます。つまり過去、現在、未来と通じて、生じたり滅したりすることの本来的にないことが空であり、それだけにそこは時間と空間に支配されない自由自在な働きの可能な場所でもあります。それは大日如来そのものであり、大宇宙の大きないのちのもとといってもよいでしょう。この場合、いのちといっても、母胎から生まれ、やがて死んでいく人間とか生きもののいのちではなく、生物、無生物を含めた大自然が本来もっている宇宙的な規模のいのちを指す言葉なのであります。
 こうした観点からすれば、現実世界の一切のもの、人間とか動物、さらには山川草木にいたるまで、すべてがこの宇宙のいのちの一部であることがわかります。われわれの肉体も精神も、自分一人だけのもののように思いがちであります。けれども自分も他人も、鳥も獣も、もともと同じ宇宙のいのちのあらわれなのです。
 我々一人ひとりのいのちが、宇宙の大きないのち、大日如来のいのちの一部であるとともに、われわれ個々の存在の中に、如来の大きないのちが宿っている。こういった関係は、われわれの日常使っている論理でもって、納得のいく説明をえるのは困難なことです。それは理性の働く理屈の範疇ではなく、宗教的な直観の領域だといえましょう。
 仏教ではこうした直観を、瞑想によって身につけます。禅定とか瑜伽といわれるものがそれに相当します。-(後略)-

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 この本の出版当時、著者は高野山大学の教授にして、真言宗の伝灯大阿闍梨ということです。
中公文庫の200ページくらいの文庫本です。そのなかで、この部分がいちばん真言密教の本質に迫る部分だったかなと思いコピーさせていただきました。こういう内容をこのようにわかりやすく説明している文章はなかなかありません。
 この文章の大日如来をブラフマンに置き換えてもほとんど違和感がないと思います。ただ仏教ですから「空」の概念との関係が書かれています。『空の境地は本不生であり、空は大日如来そのものである』と書いてあるようにみえます。
 終わりの方に『宗教的な直観の領域』とありますが、最新の物理学の宇宙観がこのような世界観にかなり近いものであることを考えると、これを理解するのにかならずしも宗教的直観に頼る必要はないのかもしれません。
 瞑想は自分自身を知るために有効であり、自分を知ることが宇宙を知ることにつながるということだと思います。
 それから『仏さまの立場からものを見る目を育る』とあります。これはよい言葉でした。1段も2段も3段も高い視点から自分を見、世界を見ることができれば、この世界は空であり、まさに大日如来そのものなのかもしれません。


のろのろ台風10号

2024-08-29 21:13:41 | Weblog

 速度の遅い非常に強い台風10号が九州の南海上にあります。風も雨も怖いです。
わが家は風に弱いです。もともと強風が吹くことを想定しておりません。したがって10m以上の風が吹くと問題が発生します。たとえば、いまだに納屋の北側は障子です。紙を貼った障子ですからね、やばいです。今はプラスチック障子紙を両面テープで貼ってありますが、強い風で剥がれます。ほかにもいろいろ脆弱な箇所があります。しかしさいわい私の住む関東内陸の山間部は台風の直撃もないですし、あまり強い風は吹きません。

今年は、雷が少なかったです。周囲に雷雲は発達しているのですが、雷雨は局地的なものなので、微妙にわが家のあるあたりを逸れて通り過ぎるようです。雨雲レーダーを見ていると、栃木県や神奈川県・東京あたりに、頻繁に雷雲が発達して、南国のスコールのような雨を降らせているようです。

南海トラフ地震の注意情報が出ていました。これは「大きな地震が発生した直後は通常よりも地震の発生確率が数倍高いというデータがあるから、地震の備えの再確認をお願いします」という程度のものなのだと思います。しかし、気象庁が会見を行ってこういう情報を出せは、当該地域の自治体は反応するわけで、一部の海水浴場が閉鎖になったりしたようです。
この注意情報は「大きな地震が起きるとその後1週間くらいは、再び同程度かそれ以上の地震が起こる確率が普段より数倍高まる」というだけのことでして、これは以前から地震が起きるたびに必ず注意喚起されていたことです。今回の地震もその震源が南海トラフ地震で想定される震源域の範囲内という以外は、特別なことはないのですけどね。
特定の地域の地震に注意が向いていると、想定外の場所で大きな地震が起きるというパターンを、今まで何回も繰り返してきているので、この次日本のどこで地震が起きるかは、結局誰にも全然分かっていないということです。わが家も大きな活断層の上にあるようです。動く確率は非常に低いですが、大きな活断層なので、動くと直下型の大地震になるらしいです。

ウクライナとそれからガザの戦争については、もうあまり書きたくありません。
一度戦いが始まってしまうと、どの為政者も負ければ責任を問われ、ほぼすべてを失い、命の危険すらあるのですから、基本的に勝つまで戦争をやめようとはしません。さらにネタニヤフの場合は戦争が終わると自らの政治生命が危うくなるという個人的?な理由で戦争を継続しているという話もあります。人の命をなんだと思っているのかということです。
プーチンにしても、自国に攻め込まれた状態で停戦交渉に応じるとは思えません。ロシア国内が動揺してプーチンの立場が危うくなることを期待しているのかもしれませんが、今までの経緯を見るとプーチンは充分にしぶといです。
ハマスが停戦交渉に応じていません。これは、今回の停戦交渉にアメリカが大きくかかわっているらしいので、やむを得ないのかもしれません。アメリカは明らかにイスラエルを支援していますし、空母数隻を含む艦隊を中東周辺に送って圧力をかけています。停戦交渉の仲介を公平にできる立場の国ではありません。当然イスラエル寄りの条件を提示しているはずです。
そんなこんなで、現在西太平洋にはアメリカの空母が全くいないのだそうです。軍事的には中国にチャンスがあるということです。
通常であれば西太平洋にはアメリカの空母が2隻くらい配置されているようなのですが、もしその空母が存在していたとしても、東アジアの地域では現在は中国軍の力の方が上回るらしいです。艦艇の数でも航空機の数でも中国が上のようです。ここ30年くらいで中国の通常兵器での軍事力は非常に強力になりました。
今、日本の国会議員団が中国を訪問していますが、こういうことはとても重要なことです。いろいろな情報交換のパイプを用意して両国の関係を安定させておかないと、いつかアメリカにこの地域をかき回される危険性があります。アメリカは中国のこれ以上の台頭を望んでいないようです。ウクライナを使ってロシアを消耗させているように、中国の力も何らかの方法で削ぎたいと考えていても不思議ではありません。
中国は、宇宙開発でもアメリカに追いつきつつあります。アメリカは最近NASAの話題が少ないですし、アメリカが政府予算を投入しているボーイング社のロケットはトラブっています。それにひきかえ、中国は独自の宇宙ステーションをすでに完成させて、宇宙飛行士を常駐させているようです。また月の調査においても充分に欧米と肩を並べているようです。14億人を一党支配している国の力はものすごいものがあります。もし仮にアメリカ国内に大きな問題が発生して、国外の事案に関わる余裕がなくなれば、世界の勢力図は一気に中国色に塗り替わってしまうかもしれません。

話は変わりますが、小学3年生に聞いたら、今は3年生から英語の授業があるのだそうです。週に2時間で、外国人が指導しているらしいです。
語学の学習は早ければ早いほどよいのでして、もっと早く小学校1年から始めるべきですし、英語という科目のほかに、たとえば算数の教科書は最初からアメリカで使っているものをそのまま使うというようなことが必要なのではないかと思います。
日本で生活しているとどうしても日本語なんですね。それでも今はYouTubeもあるし、音質の良いAFNのストリーミングもあるので、学習環境はずいぶんよくなっています。
子供たちは普段どのようなコンテンツで英語に接しているのでしょうか。英語のアニメとかいいですよね。YouTubeを探すと日本のアニメの英語吹き替え版がたくさんあったと思います。それから、英語ほどではないですがこれからは中国語も必要なのかもしれません。しかし、世界の共通言語としては、絶対的に英語なのでして、間違っても中国語になることはないでしょう。
日本がここ30年以上停滞してしまって、世界から取り残されガラパゴス化してしまった最大の原因は英語教育の遅れだと思います。
日本人がどんどん世界に出ていき、世界から日本に優秀な外国人がどんどん入ってきて、世界に通用する商品を開発したり、研究をしたりする、そういう国づくりをしなければ、もうすぐ日本は4流国家になり、最終的には中国の辺境にある一属国になってしまいます。
今でもこの国の生産性はすでに世界で30位以下らしいです、と言いながら今確認したら、45位【2022年 1人当たり労働生産性(ILO統計)】でした。すっごいですね、45位です。最近は円安ですからもっと下がっていることでしょう。
なぜこうなってしまったかを考えると、英語教育の遅れのほかに、やはり政治システムの問題があるように思います。自民党が自分に都合のよいように作ってしまったシステムです。そして、そのシステムに適応できるのは、3代目4代目の小物の政治家ばかりになってしまいました。結局今は優秀な人材がまったく政治をめざしません。そんな立法府や内閣で国が良くなるはずがないのです。

そういう私も、もう新しいことをする気はなくて、とりあえず何とか生きていられればそれで良しとする、そういう生活をしています。いくらか地域のボランティアでもしながら、だんだん老いてボケてゆきます。

台風10号は九州に上陸したようで、私の住む関東内陸部もはっきりしない天気が続いております。今晩は少し強い雨が降っています。天気予報では明日明後日も雨みたいです。大丈夫かな。

ここまで書いたところで下書きにして寝てしまいましたが、今日も台風はまだ九州にあるようです。ただ勢力は994hPaに縮小しました。この台風が過ぎれば、来週の後半くらいから秋晴れがやってくるかもしれません。そうしたら、山へハイキングに出かけましょうかね。


パリオリンピックが始まりました

2024-07-31 07:59:59 | Weblog

ブログを書くようになってから何度目のオリンピックでしょうかね。北京・ロンドン・リオ・東京・パリ。
今回のオリンピックで感動して繰り返し見ているのは、谷川萌々子のロングシュート。ブラジルのディフェンダーは疲れてしまったのか足を痛めていたのかパスが不正確になっていました。
あとで谷川のいろいろな動画を見ましたが、正確で強力なシュート力を持った実に魅力的な選手です。現在スエーデンで活躍しているようです。
《 追記 》 谷川選手がアメリカ戦ではベンチにも入れず、しかも試合後の監督の話でもその原因が体調不良なのかケガの悪化なのかはっきりしたことを言わなかったので、余分に心配してしまいました。結局まだはっきりしないのですが、感じとしてはコロナのような感染症がチーム内で流行ってしまい、谷川も体調を崩してしまったのではないかと推測しています。コロナによる症状の出方には個人差がありますし、コロナの感染力自体は今でも衰えていません。以前から左足も痛めていたようなので、無理をさせなかったのは正解だと思います。谷川はこれからのなでしこを牽引するであろう逸材です。
オリンピック自体にそれほど興味は湧きません。オリンピックを特別な晴れ舞台と位置付けている競技もあるようなので、あっさりとやめることはできないでしょうけれどもね。しかしたとえば、セーヌ川を泳がせるなんて非常識にもほどがあるように思います。選手を泳がせるなら、その前にパリオリンピック協会のお偉いさんたちが1日ゆっくりとセーヌ川で泳いでみて、セーヌ川の水質を自分の肌と口で確認してみてほしかったですね。

さて、16年前の北京オリンピックの頃は何をしていたかなと思って、古いブログを見たら、シャーリー・マクレーンの言葉がありました。いろいろ思い出せせてくれる文章なので貼っておきます。なおこの文章自体は1986年のものです。

 《 アウト・オン・ア・リム(シャーリー・マクレーン)より「日本の読者の皆様へ」 》
 私たちの生きているこの世界はとても面白い時代にさしかかっています。特に天なる神と内なる神の光と愛に共鳴できる状態にいればなおのことです。

 私たちの人生に起きてくる悲劇的な事件でさえ、確かな理由があって起こっているのです。その確かな理由というのは、私たち一人ひとりの成長のために必要だからこそ起こっているということなのです。もし自分の人生は自分の内なる神を経験するためのものだと常に忘れないでいるならば、私たちの人生は輝きに満ち、一見悲劇に思えることも、実は悲劇でないのだとわかるのです。

 今までに私が学んだ最も重要なことは、この世に現実など本当は存在しないということです。私たちが現実として見ていることはすべて、私たちがそれをどうとるかという認識の問題だとわかったのです。人生をどのように認識しているか、その認識のしかたこそがすべてなのです。いいかえれば、私たちの人生は私たちの見ている世界そのものによって決まるのではなく、自分がどのように世界を見ているかによって決まるのです。だからこそ、前向きで実り多き人生は、私たち個人一人ひとりの生き方にかかっているのです。自分こそが自分の人生の実現者なのです。また自分こそが自分の先生なのです。あなた自身が神であることに気づいてください。あなた自身が愛です。あなた自身が光なのです。そして私たちの自由意思こそが、自分の内なる神のすべてを発見していく、“学びの道”なのです。

 私たちは、内なる神の存在を生まれながらに知っているのです。その知恵をどうぞくもらせないでください。自分を信じ、生まれながらにうちに宿る愛と光を信じてください。そうすれば、あなたの人生そのものが愛と光になるでしょう。

 神の国はあなた自身の内にあります。先生は他の誰でもない、あなた自身なのです。他人を先生とあおぐのはやめましょう。他の人を崇拝する必要もありません。すべてはあなた自身です。あなたは今のままで完璧です。あなたは神とひとつなのです。

 私から皆さんに愛と光をお送りします。
                    1986年4月14日              シャーリー・マクレーン

この頃と比べると今の方が、世界は明らかに悪い状況であるように見えるのですが、何なのでしょうかね。理想とはかけ離れた現実が襲い掛かってきて、つまりロシアが侵攻し、イスラエルが侵攻して、それをやめさせることができないでいる。プーチンもネタニヤフも、「現代のヒトラー」と呼ばれたりしているにもかかわらず、外遊して言いたいことを言っています。結局「力が正義」のように見えてしまっています。そんな権力者同士の戦争に巻きこまれて、体の一部を失ったり死んだりしている子供たちに、この言葉は有効なのでしょうかね。
まあ、別の次元の話と言えば、それまでですが。

《 追記 2024/08/17 》 パリオリンピックが終了しました。大きな事故もなく何とか無事に終わりました。大きな紛争が複数起きている中でのオリンピックでした。
今回のパリオリンピックでフランスのイメージが若干変わったかもしれません。美化されたフランスのイメージが削られて現実のフランスが少しばかり顔をのぞかせたということです。
今回のオリンピックでいちばん驚いたのは染色体がXYの人が女性として出場し、メダルを取ってしまったことです。ほとんどの競技を男女で分けているのは、男女に明らかな体力差があるからなのですから、たとえ心が女性であっても身体が(つまり遺伝子的に)男性であれば、男のカテゴリーで戦ってもらわないと、今後いろいろな競技で騒動が起きるのではないかと思います。
医学的なことは詳しく知りませんが、XYは当然男ですし、XXYYやXXYのようにY染色体を持っていれば、その人は競技では男に分類すべきなのかなと思います。
「オリンピックではパスポートの性別で性別の区別をする」というルールを変更すればよいだけです。全員調べる必要はないのでして、「自国他国を問わずどこかの国のオリンピック協会から要望があった場合はIOCが責任を持って染色体の検査をして判断する」と決めておけばそれで済むことです。これは差別でも何でもありません。どんな競技にもルールは必要であり、出場資格もその重要な項目です。
これに比べるとクライミングの森選手の手がホールドに届かなかった件は、もうちょっとむずかしいです。どんな競技でも身体の大きさや背の高さが有利に働いたりするものです。それで種目によって出場する選手の体形が似ているわけでして、あるいは体重でクラス分けをしている種目もあります。ですから、クライミングという競技を今後どのような競技として発展させてゆくのかを関係者でよく協議して、それに沿って競技のルールを作ってゆくことになります。

それから、閉会式について。実はこのブログを書くのであらためてハイライトを見ました。ハイライトを見て、フィールドに作られた無機質の変な形のものが大陸の地図だと初めて知りました。説明がなければ何が何だかわかりません。あの金色のハエ男が「ゴールデンボイジャー」というキャラクターだということも今回ニュースを調べて知りました。しかし、まあ何が何だか、説明がなければわからないものだらけです。登場したミュージシャンもなんだかなぁという感じでしたね。
開会式はダラダラと時間ばかり長くて、途中で見るのをやめてしまいましたが、閉会式も似たようなものだったようです。オリンピックも、やり方をもっと改善しないと開催国が出てこなくなりそうです。
もちろん日本は少なくともしばらくはやらないでしょう。「おもてなし」の日本は選手受けが良かったみたいですが、お金を湯水のように使って、結局誰が得して誰が損したんでしょうかね。収支とか損益とか、どうもはっきりわからないので困ります。


野反湖のニッコウキスゲ

2024-07-24 04:21:11 | 登山・ハイキング


  地図 (この地図は国土地理院のホームページの地図をもとに、加工を加えて作成しました)

野反湖にニッコウキスゲを見に行きました。
行ったのは2024年7月22日です。
ヤマレコの写真を見ると今年の花のピークは7月6日から7月13日頃だったようです。
ということで、ピークからは1週間以上過ぎているのでしょうが、まだ花はたくさん咲いていました。

なお、野反湖からの帰りにチャツボミゴケ公園に寄りました。

以下は写真です。



  ヤナギラン


  マツムシソウ


  コオニユリ


  コマクサ園から見た富士見峠(野反峠)と弁天山


  コマクサ

コマクサの花のシーズンは終わりですから、花が少ないのは仕方ないのですが、6月に来た時より株の数が少なくなっているようで気になりました。


  ハコネギク


  ハクサンフウロ


  ハクサンフウロとニッコウキスゲ


  定番の写真ですが、シーズンの終わりで、ちょっと花の数が少ないです


  ニッコウキスゲと八間山


  弁天山の山頂

いちおう無線もしました。430MHzで3局、2mで2局でした。


  白根山

この写真はE地点から写したものです。E地点は白根山方面が開けていて眺めの良い場所でした。


  再び富士見峠に戻ってきました


  設置されている案内板(部分)

野反湖の湖畔へ下って、少し東岸を歩いてから、戻ってきました。


  東岸の花


  2024年のニッコウキスゲでした

《 チャツボミゴケ公園 》

あまりアクセスのよい場所ではないのですが、草津や野反湖に来ると必ずこの名前が目に入るので、一度寄ってみることにしました。


  地図 (この地図は国土地理院のホームページの地図をもとに、加工を加えて作成しました)

今回歩いたのは赤いラインの所だけです。
INが公園への一方通行の入り口で、OUTが一方通行の出口です。
公園の駐車場は地点で、入園料は600円です。地点と地点の間をバスが往復していまして、無料で乗れます。それから、クマが出たそうで、徒歩で行くのは禁止になっていました。
バスは20分間隔で運行していることになっていますが、私は穴地獄バス停(地点)で30分以上待たされましたから、間引き運転する場合があるらしいです。

この地図は、チャツボミゴケ公園付近から大池を経て芳ヶ平湿原に至る登山コースの登山口周辺の地図になっています。
しかし、結論から言うと、チャツボミゴケ公園の駐車場にはAM8:45以降でないと入れませんので、早朝から歩き始めたい私には都合が悪いです。
この公園は【営業時間 8:45~15:30(4月~9月) 8:45〜15:00(10月~11月)】でして、この営業時間以外はゲートが閉まっているそうです。地図のINOUTの近くにゲートがありました。
それで、群馬県境稜線トレイルのマップを確認すると、この地図の右下の地点が登山口として使えるようです。
さらに、Googleマップのストリートビューを見ると、地点にもゲートがあって一般車両はゲートより中には入れないようですが、ゲート近くに駐車スペースはありそうです。ただしこれは実際に歩いた情報ではありませんので、もし行かれる場合は自分でよく調べてみてください。
なお、芳ヶ平湿原へ下から登るのであれば、草津温泉側の登山口から登るのが、道もよく整備されていて楽しいハイキングができると思います。

以下は写真です。


  バスの終点(穴地獄バス停・地点)にある案内板

ここには駐車場と書いてありますが、現在は一般車両は入れません。
なお、水池・大池への分岐は穴地獄の周回路の途中にありました。


  チャツボミゴケ公園の絵地図 (上が南西になります)

🅿と書いてあるのがバスの終点。バスの終点から西方向に遊歩道を300m歩くと穴地獄を周回できる木道があります。


  チャツボミゴケ?でしょうね


  説明版

チャツボミゴケのおすすめのシーズンはレンゲツツジの咲く頃?のようです。日差しに弱いので夏場は黒くなると書いてあります。


  穴地獄の奥の方です

河床からぶくぶくと湧いていました。


  説明版

戦時中、鉄鉱石は貴重だったので、長野原から太子駅まで線路を敷いて運び出したと書いてあります。採掘方法は露天掘りだったようです。閉山は昭和41年です。


  穴地獄

ここを流れている水は、もっと水量の多いいくつかの沢の水と合わさって、先日入浴した尻焼温泉の川の湯に至ります。


ドラマ「新宿野戦病院」

2024-07-16 07:54:52 | テレビ・映画

私はこういうドラマが好きです。
そのまま舞台に載せられるような、芝居がかった切れのある演技とセリフ。
どうせ虚構なのですから、何でもありでして、公序良俗の観点からはいくぶん問題があるとしても、そのような設定の中で、人間の本質が浮き彫りにされて見えてくるようにも思います。
どの俳優さんもうまいです。主役級の濱田岳や塚地武雅と、一騎当千の強力なバイプレーヤーで固めて、独特の世界を生み出しています。
こういったドラマが一般受けするかどうかは知りませんが、私は好きです。
結局、私はあまり洗練されたきっちりした世界では生きづらい人間なので、こういったいくぶん不安定な中でかろうじてバランスを保っているような世界にひかれるのかもしれません。
それから、英語のセリフが多いのはよいことです。発音がうまいとかヘタとかはどうでもいいのでして、英語が日本のドラマの中でたくさん使われるというだけで、充分に画期的なことです。

《 追記 》  あまり褒めたら、第3話はそうでもありませんでした。そうでもなかった原因は、ひとつは暗い性描写があったこと、暗いのは苦手です。それと、ストーリーがゴチャゴチャしてよく分からなかったこと。盛り上がりがなかったこと。それから、余貴美子演ずる母親?のイメージが予想とは違った感じだったこと。
あまり期待しないで見た方がよさそうです。余分な期待をするからその分がっかりするわけです。
それから、ふと思ったのは、私が韓国語を全く知らないこと。韓流ドラマを見ないこともあるのですが、本当に知りません。個人的には、アマチュア無線で韓国の人と話す機会もあるので、あいさつとか、断片的でもいいので慣用句とか、少しは知っているとよいと思いました。お隣の国ですからもっと知る努力が必要です。そのためにもまず言葉ですよね。

《 追記 》 第9話。8月の最終週です。主な展開としては、トオルがマイに振られたこと、およびヨーコが国家試験に合格したこと。たぶんこの二つがないと、これから先に話が続かないのだと思います。あとはカンファレンスを使った小ネタをいくつか。私はこういった小ネタが好きです。
サザンの主題歌もいいです。サザンの曲はどれもじっくり聞く曲ではないのですけど、醸し出す雰囲気は最高です。
それからエンディングに出てくる目玉焼き付きのドライカレー。作ってみたいです。もちろんドライカレーはいままでも自己流で作っていましたが、ちゃんとレシピを見て作ってみたいと。それから目玉焼き。コルステロールが気になっていた時に卵をやめて、それからもう十年以上たちます。たまには買って食べてみようかと、ふと思ってしまいました。卵は目玉焼きにして醤油を垂らすのが、いちばんおいしい気がしますね。
なお、このドラマになぜかよく登場するペヤングは食べたいと思いません。あのタイプの焼きそばであれば日清UFOが好みです。
さて次回からは、パンデミックの話らしいです。

《 追記 》 最終回は大団円で終わるのかなと思って見ていたら、そうはいきませんでした。医師法違反を放置するわけにはいかなかったらしく、院長とヨーコは逮捕されてしまいました。
そしてヨーコは病院から去ってしまったのですが、残った医師たちはヨーコに感化されていたので、その後も何とか病院を維持しています。そしてヨーコ本人は国境なき医師団のようなテントで医師をやっているようでした。日本の医師免許はもしかすると失ったかもしれませんが、アメリカの医師免許は持っているわけです。ということで続編は作れないかもしれませんね。すでに2027年の話にまで進んでしまっていますし。


しそ味噌

2024-06-30 14:37:52 | Weblog

《 しそ味噌 》
冷蔵庫の中で味噌が古くなってきたので、クルミ味噌を作ろうかと思ったのですが、畑に青じそがあることを思い出して、しそ味噌を作ってみました。
ふきのとう味噌やクルミ味噌を作る場合は、鍋で材料を炒めてちゃんと作っていたのですが、今回はシソなので、茶わん蒸し用の大きめの茶わんの中で材料をよく混ぜ合わせて電子レンジで加熱調理して作りました。

《材料》
  ◎青じその葉:みじん切りにします。
  ◎みそ:減塩だし入りのものを使いました。
  ◎みりん:味噌と同量以上入れました。
  ◎砂糖:砂糖を入れると固まりやすくなるような気がします。入れすぎると固まりすぎますから、適量を入れます。
  ◎オリーブオイル:いちおうエクストラバージンオイルです。ゴマ油とかお好みで。あまり入れすぎない方がよいです。
  ◎一味唐辛子:お好みで

以上の材料をしっかり混ぜてから、電子レンジで充分に加熱します。完全に沸騰して水分をいくらか飛ばすくらいの感じです。量によりますが、150Wで15分とか。
簡単に作れるので、少量ずつ作ってみて、だんだん好みの味にしてください。
青じその使い道が増えてよかったです。

《 野菜炒めにとろみを付ける 》
野菜炒めはもちろん昔から作っていたのですが、夏野菜のナス・ピーマン・インゲンはどう炒めたらよいのか、よく分かりませんでした。
それが最近、とろみを付ければうまくいくことに気づきまして、少し進歩したかなと思っています。
たぶんどんな野菜でも基本は同じで、オリーブオイルで火がある程度通るまで炒めて、(豆板醤+みりん+昆布つゆ+水)を混ぜたものを加えていくらか味がしみ込むように炒め煮して、煮汁が残っているうちに少量の水溶き片栗粉を加えて混ぜながらさらに炒め煮すれば出来上がりです。
(豆板醤+みりん+昆布つゆ+水)に、コンソメや少量の米酢をプラスすることもあります。
野菜炒めは炒め過ぎない方がよく、煮汁にとろみを付けることで、野菜自体にあまり味がしみ込んでいなくても、おいしくいただけます。

《 家庭菜園 》
◎ 今年はジャガイモを作れなかったのですが、近所からキタアカリをいただきました。これが、おいしくて驚きました。今までほとんどダンシャクしか作ったことがなかったので、ジャガイモとはそういうものだと思っていたのですが、キタアカリは全然違いました。来年は私もキタアカリを作るつもりです。

◎ サツマイモは、昨年金時を作ったのですが、甘くない上に収量も少なく失敗でした。その前の年も金時芋だったのですが、それは甘かったので、そうへんがよくわかりません。ただ、資料を見ると金時芋はベニアズマよりもさらに甘さが弱いらしいので、一昨年の金時芋が別の種類だったのではないかと思っています。
私の住む地方で昔から作られているのはベニアズマなのですが、飽きてきたのでいろいろ試しているわけです。
今年はウイルスフリーのベニハルカを作っています。ベニハルカにしたのは、茨城の焼き芋屋さんが作ったというベニハルカの焼き芋を食べたら非常においしかったからです。
今のところ順調に生育しているようなので期待しています。

◎ 落花生。ジャンボ落花生?です。ポット播きにしたらあまり発芽率が良くなくて、25株くらいしかありません。来年も作るとしたら、畑に直播きしてネットでカラス対策しておいて、成長したら植え替える方がよさそうです。

◎ 小玉スイカ。昨年は自然に発芽したものから結構たくさん食べることができたので、今年は苗を買って作っています。スイカも動物にかじられるので、悩ましいです。小玉スイカは小さいので、熟す前に金属のカゴをかぶせて対策します。カゴはダイソーで適当なものを探しました。ダイソーはすごいです。探すといろいろな物があります。

◎ 思い出しました。もう7月になるので、9月頃から収穫するインゲンの種を播く時期です。インゲンは気温が高いと実を付けません。梅雨にうちに種を播いて、暑い時期に枯らさなければ秋に実を付けると思います。

◎ 家庭菜園ですから、いい加減にやっているので、なかなか良いものはできません。秋に作るのは、ブロッコリー・大根・ホウレンソウの予定なので、早めに畑の準備をしておきたいです。


映像が信じられない世界

2024-06-29 08:23:04 | Weblog

数多くのフェイクニュースやフェイク動画が溢れるようになって、何を信じていいのかわからなくなりつつあります。
こういった偽情報が世論に与える影響は計り知れません。
今やどれほど信頼できそうな報道機関からの報道であっても、複数の情報源を比較検討してみる必要を感じます。すべてを疑えと言うわけではありませんが、気になったら調べる労力は惜しまない方がよさそうです。
特に問題を感じるのは、戦争についての情報です。ニュースに動画や写真が付いていても、それが本物かどうか、とりあえず疑うべきです。戦争はまさに情報戦ですから、どんな映像も鵜呑みにしない方がよいです。
本物よりもリアルな動画をいくらでも簡単に作ることができる時代です。

選挙についても状況は似ています。選挙の場合にはニセの動画はまだ少ないようですが、アメリカの大統領選挙関連ではそういった動画も出てきているようです。これは報道機関ではなく個人が情報発信できるサイトから出てきているようです。
そうなると、有権者が普段どのような情報源に接していて、何から影響を受けているかということが重要になってきます。

ちなみに、私の場合は、Googleニュースが中心です。Googleニュースといっても、実際は様々な報道機関からの情報を何らかの基準で選択して表示しているものです。その基準がどんなものかわからないのですが、私には合っているように思います。
国内大手の新聞社の記事はほとんど有料なので初めの部分しか読めないのですが、ニュースですから初めの数行を読めば、あらかたはわかるものです。詳しく知りたい時は関連した別の記事を探すことになります。

そういえば、NHKで放送されていた都知事選の政見放送を偶然見てしまったら、とんでもないものが放送されていました。あれは、子供に見せてはいけないものだと思いました。政見放送ですから、NHKに全く責任はないのですが、人々を不快にするるだけの悪夢のような映像が流れていました。
自由は最大限確保しておくべきだと思うので、法で規制したくはないのですが、崩れてしまった日本人の倫理観をなんとかできないものでしょうかね。
倫理観で思い出すのは吉田松陰の人となりについて松陰の妹が語っていたことです。『①自分の良心に正直であること②まず他者のためを考えること』このふたつです。このふたつが基本なのだと思います。良心とは陽明学でいう良知のことでして、自分の中にある良知という判断基準に対して「正しくまっすぐであること」が第一です。良知は元来備わっているものなのですが、生活の中でだんだん錆びついて曇ってきてしまうらしいのです。だから自分の良知を曇らせないようにすることが重要になります。②はその通りです。他者を幸せにすると自分も幸せな気持ちになります。他者を幸せにしたつもりなのに自分が惨めな気持ちになっていたとしたら、その過程のどこかの判断基準が正しくなかったのです。本当に相手の立場に立って考えたのか、自分が感じている惨めさは本当のものなのか、いろいろな角度から見直してみるとよいと思います。

話を元に戻します。
事実である証拠のように使われている写真や動画が信じられないとしたら、どうすればよいかということです。
ニセモノの写真や動画は、たいてい相手を貶めるために使われます。これは写真や動画を伴わないフェイクニュースでも同様ですね。
そのほかの目的としては、YouTubeなどでアクセス数を稼ぐことを目的として使われることがあります。なぜか人間というのは、そういう感情を刺激する情報に興味をそそられるのです。悪意がなくても、それも倫理的にはアウトです。
結局どう対処すればよいかわからないのですが、自己防衛のためには、そういった情報に触れる中で、免疫力というか判断力を養うことでしょうかね。結局自分で判断するしかないわけですから。
あとは、まちがっても自分からはそういったフェイク情報を発信しないことです。
たとえば、私はABEMAの将棋チャンネルを見ますが、そのコメント欄には遊び心からのつまり冗談からの偽情報やなりすましと思われる投稿が見られます。コメント欄への書き込みのハードルがあまりに低いので、自分でも似たような書き込みをしてみたくなるかもしれませんが、軽い気持ちで面白半分で書き込んでももちろん倫理的にはアウトですし、書き込み内容が悪質であれば犯罪になります。

誰でも手軽に情報を発信できるうえに、フェイクの画像や動画がいとも簡単に作れてしまう、考えようによっては恐ろしい世の中です。人類はどこに向かっているのでしょうか。


歌心りえ - 「最初から今まで(冬のソナタ)」・「雪の華」 ほか

2024-06-28 06:02:07 | 音楽



2曲目の「雪の華」は、もう100回くらい聞いたかもしれません。
聞き手をくぎ付けにしてしまう力があります。
バックの演奏や録音環境もよいのだと思います。
YouTubeとUSBデジタルオーディオのおかげで、いつも良い音で聞けるしあわせを感じています。


次のような、リアクションの音声の入っていない動画も存在します。



さきほど「聞き手をくぎ付けにしてしまう」と書きましたが、この会場の独特の雰囲気は聞き手に依存するところも大きいわけです。表現者と聞き手の相互作用があって、はじめてこの奇跡のような歌唱が生まれたという気がします。

このような人が、日本でなかなか活躍する場を得られないとしたら残念なことです。

たとえば、カバー歌手としてYouTuberでやっていくとしたら、どのくらいのアクセス数が必要なのでしょうかね。二宮愛が頑張っていますが、英語の歌で世界から認知されないと、1曲で1千万以上のアクセスはなかなか難しそうですね。
その点、韓国のJ.Flaは、歌がものすごくうまいとも思わないのですが、カバー曲1曲で3億を超えるアクセスがあったりします。やはり英語の歌を歌って、世界中からアクセスしてもらうことが必要でしょうね。


Ajeet Kaur - Haseya

2024-06-24 20:04:21 | 音楽






八間山

2024-06-21 16:35:52 | 登山・ハイキング

野反湖にある八間山に登りました。
山頂で無線の電波を飛ばして、帰りに尻焼温泉(川の湯)に入るというコースです。
登山日は2024年6月20日です。
レンゲツツジは若干ピークを過ぎた感じでした。コマクサが咲いていました。ニッコウキスゲには早すぎますがいくつか咲き始めていました。


  八間山 (この地図は国土地理院のホームページの地図をもとに、加工を加えて作成しました)

高低差400mです。
よく管理されているハイキングコースで、歩きやすいです。
木陰の少ないコースなので、夏の日差しがあると暑いかもしれません。

駐車場に戻ってから、湖畔のレンゲツツジを見るために車でE地点の駐車場に移動しましたが、歩いても行ける距離です。

以下は写真です。


  第一駐車場(A地点)
登山者はこちらに駐車してくださいとの指示書きがありました。
上信越高原国立公園の観光名所の駐車場ですから広いです。


  八間山への登山口


  登山口の案内板
ここは富士見峠です。空が澄んでいれば浅間隠山の左辺りに富士山が見えるらしいですが、この日はもやで浅間隠山もはっきり見えません。
野反湖はダム湖です。ダムは北側にあって信濃川の支流に流れ込みます。したがって、ここ富士見峠は分水嶺であります。分水嶺が群馬県側に深く入り込んでいる形になります。これから登る尾根も八間山も分水嶺です。


  ウラジロヨウラクかな
登山道わきにはこの花が多かったです。


  野反湖の湖畔に群生するレンゲツツジ
あとで下山してから見に行きました。


  野反湖の全景
元々は池と湿原のあった場所に発電用の水を貯めるためにダムを建設したものです。


  コマクサ
少し登った所にコマクサ園がありました。ここのコマクサは移植したもののようです。このあたりにはシラネアオイも咲くらしいですが、シラネアオイも移植されてたものらしいです。


  タニウツギかな
調べればすぐにわかると思ったのですが・・・植物を調べるのはたいへんです。


  左端に見えるのは草津白根山
草津白根山・横手山・赤石山くらいまではわかるんですが・・・


  標高1730mあたり
あまり背の高くない笹なので、風の吹きわたる気持ちの良い登山道です。


  標高1800mあたり
レンゲツツジは、標高の高い所にも咲いています。


  標高1840mあたり


  八間山の山頂
白砂山側の展望がよいです。
山頂からの無線では8局と交信できました。榛名山の向こう側にある港区の局とも交信できました。距離は150kmです。八間山は榛名山より500m高いので榛名山を越えて届くようです。

なお、山頂付近から野反湖方面が展望できれば、キャンプ場の方角に岩菅山が大きく見えるはずなのですが、残念ながら樹木が邪魔していました。


  堂岩山へ続く稜線
なぜか、稜線の東側が笹で、西側が樹林になっています。
正面の遠くの大きなピークが白砂山です。かなり遠いですが、がんばれば湖畔の登山口から日帰り往復可能です。私は若い頃1度だけ登ったことがあります。


  ニッコウキスゲ
登山口付近にちらほらと咲いていました。
6月20日ですから、まだ花の数は少ないです。
なお、ニッコウキスゲは一日花で、早朝はほとんど花が開いていません。

◎ 駐車場に戻ってから、湖畔のレンゲツツジを見るためにE地点の駐車場に車で移動しました。

 


  湖畔に咲くレンゲツツジジ
E地点の駐車場から、遊歩道がまっすぐに湖畔に続いていました。


  満開のレンジツツジ


  カッコウ
一生懸命鳴いていました。
ウグイスも多い場所です。

◎ 帰りに尻焼温泉の「川の湯」に寄りました。


  尻焼温泉(川の湯)
河底から温泉が湧いています。普通に流れのある川なので、水かさが増えると入浴できなくなるらしいです。
特に目隠しの塀などはありません。おじさんたちは普通にスッポンポンで入っていますが、子供たちが水遊びに来る場所でもあり、当然混浴ですから、中之条町では水着の着用をお勧めしているようです。
この写真は人がいない時に写しました。右の建物は脱衣所です。
写真に写っている石積みの堰堤の上の方が熱く、写真に水面の写っている場所が入りやすいぬるい温泉です。
写真だとあまり深そうに見えませんが、真ん中の深い所は140cmくらいあります。
自然の川をせき止めて作ったこういう温泉は貴重な存在です。