パソコンの麻雀ゲームを始めたのですが、点数計算がよく分かりませんでした。
ネットを調べると記事はたくさんあって、いろいろ書かれているのですがスッキリしません。
それで本を買ってみました。「書いて覚えて強くなる! 麻雀点数計算 魔法のドリル」。全部読んでいませんが、なかなか良い本のようです。とはいえ、ある程度わかったら、実際にパソコンでゲームをしながら実戦で計算するのが、いちばんの近道とわかりました。
この本の本文の中に点数計算の表がいくつか載っていたのですが、あちこちのページにあるので、計算結果を確認するたびに探すのが大変でした。そこでそれらの表をいくらかアレンジしながらA4版2枚にまとめてみました。
こういうのは、自分で表を作ってみるのがいちばん覚えられます。
せっかく作ったのでアップしますが、入力間違いなどあるかもしれません。お遊びです。
カーバッテリーの充電器を購入しました。それを使用した記録です。記録を残しておかないと、案外忘れてしまうもので、私の備忘録です。
病気をしていたこともあってエンジンをかけないでいたトラクターのバッテリーが弱ってしまいまして、ガソリンスタンドで充電してもらいました。
ガソリンスタンドでの充電後の1回目は順調にセルが回って始動出来たので、大丈夫だと思っていたのですが、約1か月後に再びエンジンをかけようとしたところ、セルが弱くしか回らずエンジンがかかりません。マイナスのコードは外して保管してあったのですが、それでもダメでした。
それで、以前から興味のあった充電器をポチっとしてしまいました。
機種はメルテックSCP-1200。パルス充電ができて、手頃なお値段でした。
そのすぐ後、軽トラックのバッテリーが上がっていることも発覚しました。こちらは全くセルが回らない状態でした。
充電器が届いたので、まずトラクターのバッテリーから充電。バッテリーは95D31R。ディーゼルエンジンのトラクター用なので、大きめです。20Kgくらいあります。韓国G&Yu製のバッテリーです。たぶん10年くらいは使っています。家庭菜園で使う程度なので、使用頻度は低いのですが、それにしてももう寿命だろうと思っています。
最初の充電は全自動で行いました。全自動で順調に充電しているようだったので、一晩充電を続けました。SCP-1200はフル充電後は自動で維持充電に切り替わります。したがって電源に付けっぱなしで問題ありません。翌朝確認したところ充電器の表示がフル充電を意味する「FUL」になっていたので、期待してセルを回してみましたが、セルはやっと回っている状態でエンジンはかかりませんでした。
SCP-1200にはパルス充電機能があります。パルス充電は「劣化しているバッテリーを修復して、バッテリーの寿命を延ばす機能」らしいです。充電の初めにパルス充電を選択すると、初めの1時間パルス充電をして、その後自動運転に移行するようです。このパルス充電をしたところ、パルス充電の後、通常充電に入ったところですぐに「FUL」が表示されて、充電が完了してしまいました。電圧は12.4Vくらいまで上がっているようです。通常充電の時間は30分以下でしたから、追加の充電はほとんどされていない感じです。念のためこのパルス充電をあと2回繰り返してからセルを回してみましたが、セルは弱く回るだけで、エンジンの始動はできませんでした。バッテリーがかなり劣化してしまっていて、性能が極端に低下していると判断して、あきらめました。
次に軽トラック。軽トラックのバッテリーは40B19L。古い軽自動車用として一般的な大きさです。付いているバッテリーは、日本のメーカーがタイの工場で生産させたものだったと思います。このバッテリーも10年以上使っています。この軽トラックも使用頻度が相当低いので、年数だけで寿命を判断するのは難しいです。皆さんはどう判断しているのでしょうかね。車検の時に「劣化しているから交換した方がいいですよ」と言われはじめてから、このバッテリーは少なくとも5年以上使っていました。むずかしいですね。
ということで、まず全自動充電をしてみました。しかしスタート直後の診断の段階であっけなくエラーコード「F01」を表示して停止。エラーコード「F01」の意味は「バッテリー不良(充電しても電圧を維持できないバッテリー)の可能性があります」だそうです。それでも、もしやと思い、こちらのバッテリーにもパルス充電を試みました。パルス充電を選択すると1時間はパルス充電をしてくれますが、その後の診断でやはり「F01」が表示され終了します。こちらも諦めきれずにあと2回パルス充電をしましたが、同じように「F01」で停止になりました。エラーコード「F01」は「バッテリーが劣化しているのであきらめなさい」という意味なのでしょうかね。
トラクターのバッテリーが「F01」にならなかったのは、なんでなのだろうと考えるのですが、「エラーが出るほどには劣化していなかったものの、もうディーゼルエンジンを始動するほどの能力は残っていなかった」ということなのだろうと思います。ちなみにこのトラクターの弱ったバッテリーでも軽トラックを始動させることはできました。
ここまででわかったことを整理しておきます。この充電器は、充分に劣化したバッテリーだとエラーコード「F01」で全く充電できません。また「F01」が出るほどでなくても、かなり劣化が進んでいるバッテリーの場合、通常充電は行われて「FUL」が表示され正常に終了しますが、性能が大幅に低下してしまっているバッテリー自体の修復まではできないので、セルを強く回すことができないという症状になります。
以上が、メルテックSCP-1200を実際に使った使用結果でした。この充電器のパルス充電は「充電」としては非常に軽いもので、いわゆる「充電」のイメージとは違いますので注意が必要です。また今回の使用では、「パルス充電の効果」を確認することはできませんでした。
この充電器は、私のトラクターや軽トラックのようにあまり使わない車のバッテリーの維持充電には適していそうなので、今後はそんな使い方をしたいと考えています。
結局今回は2台ともバッテリーを買い替えました。今回新たに購入したバッテリーは次のとおりです。
トラクター用は105D31R。容量を1ランク上げました。古河電池のスタンダード品でインドネシアの工場で生産したものです。これを選んだのは取っ手が付いているからです。20Kgのバッテリーは取っ手がないと扱いが大変です。このバッテリーの取っ手は、据え付けたら取り外すようにと指示が書いてありました。確かに取っ手があると端子の取りつけの邪魔になりますし、わりと簡単に外れるので、運転中に外れるとトラブルの原因になるかもしれません。
軽トラック用は、オートアールズブランドのスタンダードの40B19L。こちらはカーショップで交換してもらいました。
今はバッテリーにもいろいろな種類があるようで、よく分かりません。私の旧型のトラクターや軽トラックのバッテリーは、SCP-1200で充電できるはずですが、最近の乗用車に搭載のバッテリーには、これではフル充電できないものもあるようです。
最後に参考資料です。カーバッテリー用充電器を自社ブランドとして販売している国内の会社は、メルテックのほかにセルスターやバル(大橋産業)などがあります。企業としては、この中ではセルスターが大きいようです。
bloomberg 2024年2月13日の記事
《マスク氏、プーチン氏敗北あり得ずと断言-ウクライナ支援法案に反対》
(前略) イーロン・マスク氏は自身が所有するソーシャルメディアプラットフォーム「Xスペース」上のフォーラムでコメントした。フォーラムでの議論には、ウクライナ追加支援を盛り込んだ上院法案に反対する議員や実業家も加わった。
参加したのは共和党のジョンソン(ウィスコンシン州)、バンス(オハイオ州)、リー(ユタ州)上院議員のほか、2024年米大統領選の共和党指名候補争いから撤退したビベック・ラマスワミ氏、クラフト・ベンチャーズの共同創業者デービッド・サックス氏ら。
ジョンソン氏は、ウクライナの勝利を期待する人々は「ファンタジーの世界に生きている」と指摘。マスク氏はこれに同意する形で発言した。
バンス氏は600億ドル(約8兆9700億円)のウクライナ支援に、イスラエルと台湾、ガザ地区への支援も含めた総額950億ドルの法案について、「廃案にしなければならない」と述べた。
マスク氏はさらに、「こうした支出はウクライナの助けにはならず、戦争の長期化はウクライナのためにならない」と語った。 (後略)
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冷静な状況判断であると思います。
戦争のこれ以上の長期化は、世界にとってよくありません。勝つ見込みの薄い戦争に武器を支援しつづけることは戦争による犠牲者を増やすだけです。これは状況を客観的に見れば、合理的な結論です。
戦争の直接的な原因はプーチン政権によるウクライナへの強引な軍事侵攻です。しかし、その前にはウクライナの民主化へのアメリカの働きかけとウクライナの民主化勢力への軍事支援などがロシアに危機感を与え続けていました。ウクライナが西側に接近することは西側諸国にとっては好ましい話でしたが、ロシアにとっては放っておけない事態だったということです。そして、ロシアは世界の非難を覚悟の上で西側に対抗する行動に出て、最終的には、事実上アメリカがロシアの大規模な軍事侵攻を黙認してしまう形になってしまいました。
ロシアのウクライナへの軍事侵攻は、間違いなく国際社会から非難されるべきものです。しかし、それ以前に行われたアメリカによるウクライナへの支援(あるいは干渉)の在り方が、ロシアとウクライナの関係を不必要に悪化させたのも事実です。特に軍事面での支援は、ロシアから見れば明らかな敵対行為でしたから、ロシアを刺激しロシアの軍事行動をエスカレートさせました。
結論から言えばアメリカは状況判断を誤り、その後バイデンはそれまでの経緯から軍事支援を続けてきましたが、今では、アメリカ国民の30%くらいは、ウクライナへの軍事支援を過剰だと考えているようです。
アメリカにすれば、ウクライナへはもう充分に支援したから、あとは自力でやってくれ、ということなのだと思います。アメリカが「はしごを外す」ときはいつもこんな感じです。
しかし、ヨーロッパの西側諸国のスタンスは、アメリカとはいくぶんと違うかもしれません。ウクライナがロシア化されれば、これまでの経緯がありますから、ロシアからNATO諸国への圧力はかなり強まります。そうなれば、この緊張関係は今後長期的にヨーロッパを覆います。したがって、ヨーロッパの西側各国は、なんとかウクライナがロシアとの間に存在していてほしいのです。完全にロシア化されてしまうことは、考えたくないシナリオなのです。つまり、ヨーロッパ各国はアメリカよりもこの戦争の影響をずっと強く受けるということです。
アメリカの大統領選挙は今年の11月です。選挙後のことは全く分かりませんが、選挙前でもアメリカはかなり不安定な状態になりそうです。ウクライナ国内はもっともっと不安定な状態になるでしょう。このまま西側の支援が増えないようであれば、この戦争はロシアの完全勝利で終結するかもしれません。その時、ウクライナの復興への支援を約束した日本はどう約束を果たすのでしょうか。
ここまで検討してきたことは、台湾と日本についても同様に考えることができそうです。アメリカはある程度可能な範囲で軍事的な支援を行いますが、かならずしも最後まで面倒を見るわけではありません。核大国相手にアメリカ軍を直接投入することも基本的にはしたくないはずです。したがってアメリカの全面的な軍事支援を前提とした戦略は、実際には機能しない可能性があります。
たぶんですが、ロシアや中国あるいは北朝鮮の政権は自国の軍人が10万人戦死してもほとんど動じないと思います。しかし、日本の自衛官や市民が1万人死に3万人負傷したら、日本の政権はどうなるでしょうか。戦争を継続できるでしょうか。また、戦争を継続するために不可欠な膨大な数の砲弾やミサイルや銃器やドローンを国内で継続的に大量生産することができるでしょうか。生産設備も材料も日本にはそれほどないでしょう。発射装置があっても砲弾やミサイルがなければ、ガラクタです。日本国政府は沖縄戦のような市民を巻き込んだむごたらしい戦闘を日本国内で再び遂行できると考えているのでしょうか。
たとえば「非暴力不服従」という考え方についても、もう一度検討したらどうかと思います。日本国憲法はそれに近いのではないでしょうか。
念のために言っておきますが、今ある武装を放棄しろと言っているわけではありません。これはこれで抑止力として有効に使わなければなりません。しかし、実際に攻撃を受けた場合に、最終的に戦争に突入するかどうかの判断は、きわめてむずかしいということです。たとえぶざまに見えても戦争を回避する方が国民の利益を守ることになる場合が多いように思います。普段から現状を高い精度で分析し、選択肢はたくさん持っていた方がよいです。
《 追記 2024.03.13 》 ウクライナ情勢などについてのアメリカ情報機関の見解
① 《 ロシアに「勢いシフトしつつある」、ウクライナ侵攻-米情報機関 》
Bloomberg 2024年3月12日
米情報機関トップらは11日に開かれた上院情報特別委員会の公聴会で、ウクライナ情勢について、情勢の行き詰まりによってロシアに「勢いがシフトしつつある」と指摘した。
米国が直面する主要な「世界的脅威」に関して年1回のプレゼンテーションを行ったもので、ロシアは2023年終盤以降、継続的かつ漸進的に戦果を上げており、ウクライナに対する米国と同盟国からの今後の軍事支援に関する不確実性が恩恵になっているとの見解を示した。
「この行き詰まりは、戦略面でのロシアの軍事的優位につながっており、ロシアに有利な方向に勢いがますますシフトしつつある」とした。
米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は「ウクライナ人は勇気と不屈さを失いつつあるのではない。彼らは弾薬を切らしつつあり、われわれは彼らを助けるための時間切れになりつつある」と証言した。
また米軍の追加支援がなければ「ウクライナは24年に形勢が不利になる可能性が高く、恐らく大いに不利になる」と警告。ロシアは戦争終結を巡る「交渉の舞台」に関心があり、大きく妥協する用意はないと述べた。
米情報当局者は、世界的脅威に関する公聴会で率直かつ政治的にデリケートな評価を下すことが多いが、今回も報告書、証言の双方で例外ではなかった。公聴会ではバーンズ長官のほか、ヘインズ国家情報長官や連邦捜査局(FBI)のレイ長官らが証言した。
ハマスの抵抗
共同の報告書は、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦争が域内でエスカレートするリスクに警鐘を鳴らした。イスラエルに対するハマスの武力抵抗は何年も続く公算が大きく、「パレスチナ自治区ガザでの武力衝突がテロに世代を超えて影響する可能性が高い」とした。これは、イスラエルの現在の攻撃によってハマスが壊滅するとのネタニヤフ首相の主張を暗に否定するものだ。
※ 数カ月に及ぶ戦闘の発端となった昨年10月7日のハマスによるイスラエル攻撃について、「イラン指導部は画策も、予見もしていなかった」との判断を下した。
また中国については、習近平国家主席は経済成長の鈍化と人民解放軍の腐敗の広がりに引き続き直面しているとし、「野心的だが不安も抱えている」との認識を示した。
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② 《 米情報機関トップ、議会にウクライナ支援承認呼びかけ 「中国が見ている」》
ロイター2024年3月13日
[ワシントン 12日 ロイター] - 米情報機関のトップらが12日、下院情報委員会の公聴会に出席し、ウクライナに対する追加的な軍事支援実施は中国による侵略の抑止にもつながるとの考えを示し、対ウクライナ軍事支援の承認を議会に呼び掛けた。
中央情報局(CIA)のバーンズ長官は下院情報委の米国の安全保障に対する世界的脅威を検証する公聴会で、ウクライナ支援は「インド太平洋地域における米国の利益に直結する」と指摘。支援がなければ「中国指導部の野心をあおり、インド太平洋地域のパートナーや同盟国が米国に寄せる信頼を損なうことになる」と述べた。
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ここで言っていることは「ウクライナが勝つ見込みはないが、ロシアもそろそろ停戦を考えているはずだから、停戦交渉を少しでも有利に進めるために、あとしばらく軍事支援を続けてほしい」ということだと思います。ただし、アメリカの情報機関が考えているのはあくまでもアメリカの利益であって、ウクライナの国民一人ひとりの幸せではありません。
アメリカがウクライナへの支援をやめれば、ロシアが勢いを増すだけでなく、相対的に中国の影響力が大きくなり、世界の勢力図が大きく変わってしまうということです。
すでにヨーロッパの自由主義諸国や日本は没落しつつあり、もちろんアメリカも同様ですが、今後それがもっと急激に進むということです。没落と言いましたが、見方を変えれば、世界が平均化して混とんとしてきたようにも見えます。自由主義国を支えてきた最も重要な道徳心・倫理観・勤勉性・教育が失われつつあるということでもあります。
法律だけで道徳心や倫理観を保つことはできません。明確な違法性がなければ、何をしても許されるというわけではありません。それと、政治家が自分たちに都合がよいように法律を整備したり解釈してしまうと、だいたいその国はだめになります。
話は変わりますが、「次期戦闘機の第3国への輸出 自・公が合意」だそうです。政府がこういうことを言っても、実際はほとんど売れないことが多いです。原発を輸出するとか、新幹線を輸出するとか、リニア新幹線を輸出するとか、政府と関係の深い企業がらみで、こんなことを考えるのでしょうが、この中で売れたのは台湾への新幹線くらいでしょうかね。
そう言えば、日本には武器輸出3原則というのがあって、その3番目には「国際紛争の当事国又はそのおそれのある国向けの場合」には輸出を認めないのだそうです。だからウクライナには絶対に武器関連のものは輸出しません。実に明快で合理的な原則です。紛争の当事国に武器を輸出すれば、戦火が広がり死傷者が増え、状況が悪化するばかりです。燃えるものがなくなれば火は自然に消えます。勝ったり負けたりするのは政府や軍組織や政治家であって市井の人々ではありません。
この原則は生きていますから、日本から戦闘機を購入した国がその後「国際紛争の当事国になるおそれのある国」になってしまった場合、「戦闘機の交換部品を送ってくれ」と言ってきたらどうするんでしょう。武器を輸出するというのは、そういうことです。
それにしても「国際紛争の当事国になるおそれのある国」って、ずいぶんあいまいな表現です。日本も含めてたいがいの国は、隣国となにかしら些細なことで問題を抱えています。そしてそれを防衛費や軍事費の理由にしています。
《 追記 2024.08.09 》
【産経新聞 2024/7/30】 マスク氏、Xでハリス氏偽動画拡散 オーナー自ら規約違反との指摘に「パロディー」と反論
11月の米大統領選でトランプ前大統領を支持する米実業家イーロン・マスク氏がオーナーを務める投稿サイトのX(旧ツイッター)で、民主党の大統領候補指名を確実にしたハリス副大統領の偽動画を拡散していたことが29日分かった。
誤解を招くような合成画像などの共有を禁じたXの規約にオーナー自らが違反した可能性があると批判されている。マスク氏は動画を「パロディー」と主張し、拡散を正当化した。(後略)
【TBS newsdig 2024/8/7】 女児3人刺殺事件めぐりイギリスでSNSデマ拡散「反移民」の暴動続く 「X」所有のイーロン・マスク氏「内戦は避けられない」投稿が波紋
イギリス全土で起きている「移民への反対」などを掲げる暴動。その発端となったのは、インターネット上で広まった「デマ」でした。デマが拡散する原因のひとつがSNSですが、「X」を所有するイーロン・マスク氏の投稿が波紋を広げています。(中略) ネット上のデマの拡散が問題となる中、“X”を所有するイーロン・マスク氏は反移民を訴える投稿に反応する形で「内戦は避けられない」と投稿。(後略)
◎ イーロン・マスク氏がウクライナにスターリンクを提供したときは、すごいと思ったものでしたが、現在そのスターリンクをロシア軍が不正使用?しているという話もあります。
いちばん上の記事で、ウクライナへの支援を含め海外への支援は廃案にしなければならないと言っているバンス上院議員はトランプの副大統領候補になった人です。
マスク氏はトランプへの支持を表明するとともに多額の献金を約束しています。トランプを通じて政界への影響力を強めている感じです。
しかし、ハリスの偽動画を拡散したり、「内戦は避けられない」と投稿したりしている行為には、悪意と無責任を感じます。
仮にこの人が政治権力を握った場合を想像すると怖い感じがします。トランプが大統領に再選されるかもしれないお国柄ですから、将来イーロン・マスク氏が立候補すれば、どうなってしまうかわかりません。
《 追記 2024.09.24 》 こんな記事がありました。
< イーロン・マスク氏、宇宙へ進出しなければ人類は滅亡 >
米実業家のイーロン・マスク氏(53)が、宇宙に進出しなければ人類が滅亡すると警鐘を鳴らしている。スペースX社のCEOであるマスク氏は、小惑星が地球を通過し、文明を消滅させる脅威がかつてないほど迫っているとして、人類の軌道への進出を強く促した。
マスク氏は「近いうちに大きな彗星が地球に衝突し、過去に何度も起こったことの繰り返しで、生命が滅亡するだろう。やがて太陽は海を沸騰させるほどに膨張し、全ての生命を滅ぼす。宇宙文明に行くか、滅びるかの選択だ」と語っている。
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ろくでもない記事ですけど、話のタネとしては使えそうです。
実は私も以前これと少しだけ似たことを書きました。
ただし、私に場合、宇宙に出て行くのは人類ではなく人工生命でしたし、絶滅から逃れるためでもありませんでした。
生身の人間が宇宙で長期にわたって子孫を残しながら無理して生き続けていく必要はないように思います。まあ、そうしたい人たちのグループが存在してもかまいません。それは自由ですが、どのみち地球を離れて宇宙空間あるいは月あるいは火星に移住できる人数は限られます。しかも、地球より環境ははるかに劣悪です。そういったことのための宇宙船や宇宙ステーションの開発に巨額の税金を投入する必要は全くはありません。
当面人類が絶滅する可能性のある現象は地球に小惑星が衝突することです。しかし、これも、どのサイズの小惑星がどのくらいの速度でどのような角度で衝突した場合、地球がどうなるのか、詳しいシミュレーションができているのでしょうか。私はまだそういったシミュレーションの具体的なデータを見たことがありません。
恐竜が絶滅した時にも、実際には恐竜の一部は鳥類に進化して今も繁栄を続けているし、哺乳類も両生類も昆虫も植物もあれもこれも命をつないでいるわけでして、別に絶滅はしていないのです。
また見方を変えれば、今の日本では、たぶん人口の30%くらいは子孫を残さずに死んでゆくのだと思います。子供を残さないということはつまり小さな絶滅です。進化の先端の枝がそこでひとつ止まってしまったということです。それが毎日毎日ひっきりなしに起きています。
たとえば、これから60年間誰も子供を作らなければ、60年後には60歳より若い人はいなくなりますから、人類はほぼ絶滅したことになります。絶滅しようとすれば簡単にできるのです。30%の人達がしていることを全員がすれば、それで絶滅なのです。
小惑星の衝突で、地球が非常に劣悪な環境になったとしても、たいがいの場合であれば地球のどこかに、現状の月や火星の環境よりは良い場所が見つかるでしょう。小惑星が衝突した後、衝突地点の裏側にいた人がわずかに生き延びたとしたら、その人たちは、その後の猛烈な寒冷化も生き抜いて命のバトンを繋いでいくでしょう。それに、もし誰も生き延びられなくて絶滅しても、それはそれでもかまわないと思うのです。絶滅は珍しいことではありません。すでに人類の繁栄の陰でいろいろな種が絶滅しているではないですか、日本でいえば二ホンカワウソやニホンオオカミなどです。
とはいえ、月や火星を想定した孤立した生活空間の研究はしておいた方が良いかもしれません。地球が劣悪な環境になった時に役に立ちそうな研究です。
宇宙開発もある程度研究するのはかまいませんが、イーロン・マスクのように「かつてないほどさしせまっている」とか「近いうちに」とか言われても、全く説得力がありません。天文学のスケールであれば「近いうちに」が数千年~数万年のことかもしれないのです。
イーロン・マスクが何を考えているのかわかりませんが、彼の個人的な宇宙への夢の実現のために、あるいは彼自身の生存についての不安感から逃れるために、国家予算を使おうとしているようにも見えます。規模の大きい宇宙開発となれば彼ほどの大富豪でも自分だけでは難しいのでしょう。イーロン・マスクがトランプを支援しているのもそのためでしょうか。
さてさて、それに対してシンギュラリティー(技術的特異点)は、今年でもおかしくないと言われています。これからは、人類ではなく人工生命という新しい文化の担い手が全く新しい文明を作り上げてゆくかもしれないのです。人工生命が一度人類による束縛から抜け出せば、宇宙でもどこでも行きたいところへ行くと思います。
ただ、人工生命が自立して人間に頼らずに生きていくというのが具体的にどういうことなのか、またどういう過程を経て人工生命が人類にとって代わるのか、まだよく分かりません。