今は波トタン(トタン波板)を使うことも少ないのでしょうが、わが家の古い納屋の外壁が波トタンでして、これを塗装することにしました。
実は油性の塗料が余っておりまして、もう何年もほこりをかぶったままになっており、生の塗料なのでゴミとして出すこともできないし、もしまだ使えるなら使ってしまおうと、重い腰を上げたのであります。
ということで、どんなローラーを使えばよいかということを調べました。
結論は次のとおり。
・材質:マイクロファイバー
・毛丈:25mm(以上)
・ハンドル:スモールハンドル
・長さ:4~6インチ(広い面積を塗るなら6インチだと思う)
YouTubeに参考になる動画が2本ありました。
一つ目で高評価だったのは《 PIA(株) 弁才天23mm 》 25mmではなく23mmですが、誤差の範囲ということで。
二つ目で高評価だったのは《 (株)タイホウ デカ虎25mm 》
どちらもスモールハンドルで、長さはたぶん6インチだと思います。
スモールハンドルが好まれるのは、軽いからのようです。たとえばレギュラーハンドル用のローラーにインクがたっぷり付くと、かなりの重さになって作業性が悪くなるようです。それ以外にも、スモールハンドルはレギュラーハンドルに比べて塗料が垂れにくいこと、ローラーの取り付け取り外しが簡単なこと、ハンドルの掃除が簡単なこと、など良いことばかりです。なお6インチ専用のスモールハンドルというのがありますが、これはたぶん6インチのローラーを付けた場合に左右のバランスが良くなるように設計されたハンドルだと思います。しかし、私が行ったDIY店にあったのは4インチ6インチ兼用のごく普通のスモールハンドルだけでして、そのハンドルに6インチのローラーを付けて使いましたが、全く問題ありませんでした。
スモールハンドルにも柄の長さの違うものがありまして、S・L・LLとありますが、私はLを使いました。これに継ぎ柄を付ければかなり高い所まで塗れます。継ぎ柄もなるべく軽いものが使いやすいです。継ぎ柄を付けて作業すると、身体をあまり動かさなくても広い範囲が塗れるので、疲れません。
私が実際に使ったローラーは、《 大塚刷毛製造(株) NEWツイスト 25mmマイクロファイバー 6インチ スモールハンドル用 》です。DIY店で、上記の高評価の2点に似たものを探したら、これになりました。
私は一日1本使って、使い捨てにしました。こういう使い方でよいのかどうかわかりませんが、あくまでも素人のDIYです。
このローラーは若干繊維が抜けました。ただ波トタンを釘で打ち付けた外壁ですから、繊維が釘に引っ掛かったりするので、ある程度仕方がないように思いました。作業性は良かったです。周囲を汚すこともほとんどありませんでした。
なお、波トタン用のローラーというのも売られているようですが、それよりも今回使ったようなマイクロファイバーで出来た毛丈の長いローラーの方が、波トタンの形状に合わせて自由に形を変えてくれるので使いやすいということだと思います。こういった汎用のローラーは波トタン以外にもいろいろな用途で便利に使えそうです。
ペンキを塗る時に、どの程度薄めたらよいのか、素人にはむずかしいです。薄めすぎると最悪です。ですから、薄める前に小分けして、それからうすめ液を少し加えては攪拌して粘度を見ます。探せば、ローラーを使った塗装にはどのくらいの粘度が適切かという動画もありそうです。
塗料を攪拌する棒も安くて使いやすいものが売っています。今回プラスチックの板に四つ穴が開いているものを買いましたが、良かったです。
以上、波トタンの塗装に使う用具のメモでした。
《 近頃のトイレの便器の話 》
別件です。
ウォシュレットから水漏れするようになったので、おトイレを直しました。といっても床を張り替えて、便器を新しくしただけですが。
工事が終わって業者と雑談していたら、「最近の便器はコーティングしてあるから、柔らかい清掃用具を使って傷つけないように掃除した方が良いよ」と教えてくれました。
貴重な情報です。
あとでカタログを見ると、今時のTOTOの便器はほとんどセフィオンテクト品ということで、これをコーティングと呼ぶのかどうかわかりませんが、表面がツルツルに出来ているようです。このツルツルを保つことが、長く使う秘訣のようで、取説にも『研磨剤の入ったナイロンたわしは使わないでください』みたいに書いてあります。
一方でカタログには『ナイロン不織布たわしで40万回こすっても、まったく傷がつきませんでした』とありますから、べつに従来通りの普通のたわしでこすってもたぶん大丈夫な感じです。
しかし、せっかく新しくしたのですから、最初が肝心だろうということで、ホームセンターで『コーティングした便器もキズを付けない』と書いてあるトイレクリーナーを買ってきました。品名は【 (株)サンコー製 BF-97 ホワイト 】です。他にも似たようなものがありました。
近頃のトイレは掃除がしやすい形状に出来ているようなので、掃除は楽かなと思います。
それから洗浄水量。今のものは基本的に節水タイプなので4.8ℓがデフォルトなのですが、6ℓに設定変更してもらいました。そうしても以前に比べると水量は少ない感じです。今の便器はこれで充分なのでしょうね。
そういえば、国土交通省が「子育てエコホーム支援事業」なるものをやっていて、今回私が取りつけてもらった便器はその対象商品です。ですから、補助金の2万円がもらえてもいいと思うのですが、ダメなんですね。この補助金をもらうためには、業者があらかじめエコホーム支援事業者として登録していることが必要なのです。登録してある業者が申請して補助金がおりるというシステムです。ところが、私が工事を頼んだのは近所の高齢者の大工さんでありまして、支援事業者として登録してあるはずもなく、こんな補助金があることも知りません。
何のための補助金なのでしょうかね。一部の業者のための補助金みたいに見えます。