衆議院議員選挙
衆議院議員選挙の結果は、石破首相には厳しいものでした。
選挙戦終盤での2000万円支給の報道の影響はどれくらいだったのでしょうか。影響は確実にあったと思いますが、どの程度かはわかりません。
首相も自民党の幹部も、国民が国の現状をどうとらえ、自民党をどのように思っているのかを、あまりわかっていないのだと感じました。
まだ、石破首相は衆議院の解散以外、ほとんど何もやっていないのですから、選挙結果を石破政権への不信任と決めつけるわけにもいきませんが、首相ご本人が「新しい内閣が発足した。新内閣について国民の信を問うということは憲法の趣旨だ」と言って解散したのですし、現職閣僚も二人落選してしまいました。結果をしっかり受け止めるべきかもしれません。
どうするんでしょう。
自民党の公約で、気になっていたことを書いておきます。
「#01 ルールを守る:国民からの信頼回復に全力を尽くす」 まるで、小学生の選挙公約みたいです。日頃からルールを守ってない人、ルールの抜け穴ばかり探している人たちの発想にしか見えません。
「物価上昇を上回る賃金の上昇を必ず実現させる」 賃金を支払うのは経営サイドですし、賃上げ要求し経営サイドと交渉するのは本来なら組織化した労働者たちであったはずです。政府の本来するべきことは第一に「物価の安定」です。しかし、この公約は結局のところ、「政府は物価高を容認する」と言っているのです。いまだに「デフレの克服」と言っている政府です。
これは明らかに、すでにリタイヤしていて、今更投資に手を出そうなどとは考えないし、考えるべきでもないほとんどの高齢者を見捨てたようにみえます。自民党の考えていることは「物価高によって高齢者の貯蓄が実質的に目減りし、その分だけ政府の抱える財政赤字が実質的に小さくなる」ということなのかもしれません。
これで、選挙に勝てるとほんとうに思っていたのでしょうか。
別に国民は野党に期待しているわけではありません。今の野党に政権を運営する力などないと思っています。それでも、国民は今の自民党に票を入れたくはなかったのです。
《 追記 2024.11.05 》 週刊新潮のコラムにあったという櫻井よしこ氏の言葉 <氏のだらしない佇(たたず)まい。総裁選の時はもとより、首相になってからも聞く者をウンザリさせるその時々で変わる発言。批判されるや即反応して世論に従う信念のなさ。こんなことでトランプ、プーチン、習近平各氏らと渡り合えるとは到底、思えない。リーダーが最も忌避しなければならない資質ばかりが目立つのが石破氏だ>
耳の痛いお言葉です。人の上に立つということは、たいへんなことのようです。
私などは常日頃「長いものには巻かれろ」「厚顔無恥」「朝令暮改」「君子豹変」「生きてるだけで丸儲け」「笑われてなんぼ」といった生き方を標榜しております。もっと簡単に言えば「ものにこだわらないようにしている」「臨機応変に生きる」ということでもあります。基本的に「人間は変わってゆくもの」「見方が変わると世界が違って見える」という認識です。
「だらしない佇まい」という言葉にハッとさせられます。佇まいとは「立っている様子。転じて、ものの姿。ありさま。醸し出す雰囲気」。「だらしない姿勢」だともっと具体的なのですが、「だらしない佇まい」と言われると姿かたちに精神性のようなものも加わってきます。本当に首相というお仕事はたいへんなようです。
単純に考えても身体の姿勢が重要なことはとてもよくわかります。実際、姿勢をよくするだけで人生が変わってくるように思います。人との関係では、人と話す時の姿勢と目線・表情も大切です。
頭のてっぺんを上に引っ張られているような感じに背筋を伸ばし胸を軽く張り顎を軽く引いて、骨盤底筋を少し閉める感じにして、肩にはあまり力を入れず・・・こんな感じですかね。
フナイ
船井電機が倒産したそうです。厳しいですね。
いまだにブラウン管テレビを使っている私は、たまにヤマダ電機に行くとテレビ売り場を徘徊するのですが、フナイのテレビはコストパフォーマンスが高くて、購入の候補だったのです。液晶パネルの方式を明らかにしていないのがずっと気になっていましたが、画面自体は悪くなかったです。
倒産してしまった以上、これからフナイを買うことはないですから、LGとかを検討することになるでしょう。
大統領選挙
アメリカの大統領選挙は、投票1週間前になっても両候補がほぼ互角のようで、どうなるかわかりません。
こんな記事が出ていました。
トランプ候補についてはこういった記事が多いのですが、それにもかかわらず、支持者がしっかり付いていて、離れないです。トランプ支持者はもしかすると、「良識を持っていると思われている人々」からトランプ氏が叩かれれば叩かれるほど、トランプに肩入れするのかもしれません。なぜかはわかりません。
トランプ氏が当選すると、マスク氏が政権入りするかもしれないとか。いったいアメリカはどこへ行ってしまうのでしょう。
3.1度上昇
『国連環境計画(UNEP)の最新の排出ギャップ報告書は、「現行の政策」のままなら世界の平均気温は今世紀中に最大3.1度上昇する可能性があると示唆している』
こんな記事もありましたが、どの時点と比較して3.1度上昇なのかが書かれていないので、意味不明です。こういう意味不明な記事が本当に多いです。
ただ、温暖化が進んでいること自体は、自分の肌で毎年実感していますから、間違いではありません。しかし、温暖化の本当の原因が何なのかは、実はわかっていないように感じます。CO₂ばかりがやり玉に挙げられていますが、本当にそうなのでしょうか。夏に熊谷市や館林市のある北関東が連日体温以上の気温になるのは、CO₂だけが原因ではないはずです。
最近見つけたサイト「音読さん」
『音声読み上げソフト「音読さん」:テキストボックスに文章を入力すると好みの音声で読み上げてくれます。読み上げたテキストはその場で聞くだけでなく、音声ファイル(.mp3)としてダウンロードできます』
今は、こんなサービスがネット上にあります。考えてみればNHKのニュースなどをAIが読んでいるのですから、こういったものが出てくるのも当然だとわかります。
これが不思議と、わりあいちゃんと読んでくれるのですね。
なんに使っているかというと、アマチュア無線での海外との通話の定型的な英文をいろいろな人の発音で繰り返し再生させて、自分の耳を慣らしたり、定型文として音で覚えてしまったり、そういった使い方です。