如意樹の木陰

古い記事ではサイババのことが多いです。
2024年に再開しました。

地震の夢

2024-12-25 22:30:53 | Weblog

今日(2024年12月25日)の朝、地震の夢を見て目が覚めました。
その夢では、私は家の玄関にいて、外は明るかったので、陽の出ている時間帯です。
はじめはそれほど強烈な揺れではなくて、その後に強い揺れが来たように感じました。ということは、直下型のガツンというような地震ではなく、ある程度距離が離れた所で起きたかなり大きな地震のように思いました。私が住んでいるのは群馬県西部です。
夢の情報はこれだけです。

昔私は予知夢を見ていた時期がありまして、しかし老人になったこの頃ではそんなこともほとんどなくなったのですが、この夢はなんとなく、私が将来体験することになる地震のような気がしました。予知夢の特徴としてあまりストーリー性がないことが挙げられますが、この夢はそんな感じでした。
目が覚めて最初に頭に浮かんだのが地震保険のことだったのは情けないですが、それは、夢の中で地震による命の危険をそれほど強く感じなかったからかもしれません。

こんな夢では何の参考にもなりませんが、この夢が予知夢であれば実際に起こった時にデジャブがあるはずです。ということで、とりあえず記録しておきます。

それにしても、地震保険については皆さんどうしていますかね。私は県民共済の火災共済に付属の地震特約なので、金額が小さいです。しかし全くないよりはよいと思います。
群馬県西部には、深谷断層が安中市まで伸びていまして、それに並行して平井断層などが並んでいますから、わが家も断層帯の上にあるわけです。ただ、この断層が動く確率は非常に低いことになっています。もしこれが動けば直下型ですから、突き上げるような揺れがガツンと来るはずです。

夢で感じた地震の揺れはどの程度かということですが、東日本大震災の時と同程度の震度4くらいか震度5弱くらいだと思います。揺れの伝わり方も、東日本大震災の時と似ていたかもしれません。

どちらにしても、地震は日本国内でほぼ毎日発生しているわけですから、日ごろからの備えが大切ですね。と夢を見て反省しました。実はあまり家具を固定していませんし、揺れると物が落ちてくるような場所で寝ています。


AIカバー 坂井泉水(ZARD) となりのトトロ

2024-12-21 08:29:13 | 音楽




AIカバーでここまで出来るようになったのかと、驚いています。
ずいぶん前からボーカロイドはありましたが、それとは明らかに別物です。完成度が高いです。
もちろん、今のところでは、AIカバーといってもこんなに完成度が高いものをほかに観ていませんから、これを作るには相当ご苦労されたのかもしれませんが、この曲はとにかくここまでAIで作れることを示しています。

そして、当然ですが、これからこういった完成度の高いものがどんどん出てくるはずですし、さらにすぐれた機能を持ったソフトウエアも登場するでしょう。
今はまだAIカバーですが、今後オリジナルのすばらしい声を持ったAI歌手も登場しそうです。

なお、「声」そのものに肖像権のような権利があるのか、あまりはっきりしていないようです。同じ声かどうかの判断自体は、声紋認証というのがあるくらいですから、技術的に確立しているのかもしれません。

AIについて勉強した方がよさそうですね。


The BEST BLIND AUDITIONS of 2024 on The Voice

2024-12-13 08:46:55 | 音楽

 

たとえば7番目(10:49~)8番目(13:22~)などがまず印象に残ります。7番は中央アジアの雰囲気で、8番は東ヨーロッパです。
25番目(45:27~)40番目(01:14:08~)もすばらしい。

ほんとうに魅力的な歌唱が多いです。出場者はオーディションのためにとっておきの1曲を徹底的に磨いてきたのだろうと思います。曲としても名曲が多いです。
The Voiceをおもしろく感じるのは、動画を視聴する側が審査員の反応に共感して、一緒に盛り上がることができるからだと思います。

ブログに貼っておくとCMがないので、作業用に流しておくのに都合がよいです。

〈 リスト 〉

00:00        1. Asher HaVon sings 'Set Fire To The Rain' (USA)
01:37        2. Reuben De Melo sings 'I See Fire' (Australia)
03:09        3. Kathrin German sings 'Rise Up' (Germany)
05:01        4. Laurens sings 'All Along The Watchtower' (Belgium)
06:49        5. Kristina Moe Hals sings 'Love In The Dark' (Norway)
09:02        6. Bogdan Medvedi sings 'Lose Control' (Romania)
10:49        7. Sarvinoz Kamolova sings 'Uchquduq' (Uzbekistan)
13:22        8. Trio Fida sings 'Ayde Slushay, Slushay' (Bulgaria)
15:59        9. Vova Music sings 'Famille' (Cameroon Afrique)
17:45      10. Victoria Lechanteur sings 'I Will Survive' (Belgique)
19:20      11. Lance Priester sings 'Creep' (France)
21:40      12. Φιλίππα Κοκορομύτη sings 'Νερό στη βάρκα' (Greece)
23:22      13. Merūnas Vitulskis sings 'Love Of My Life' (Lithuania)
25:25      14. Shye sings 'Superman (It's Not Easy)' (USA)
26:59      15. Kinga Wołoszyn sings 'Hard To Say I'm Sorry' (Poland)
28:43      16. Mariana Cunha sings 'I Surrender' (Portugal)
31:19      17. Pablo Galiñanes sings 'El Sitio De Mi Recreo' (Spain)
32:50      18. ไม้  sings 'อีกฝั่งของพระจันทร์' (Thailand)
34:51      19. Ava sings 'Damn Your Eyes' (UK)
36:32      20. Federico Benítez sings 'Usted' (Uruguay)
38:12      21. Madison Curbelo sings 'Stand By Me' (USA)
39:49      22. Charlotte sings 'Falling' (Belgium)
41:26      23. Roland Williams sings 'Angels Brought Me Here' (Australia)
43:06      24. Noah sings 'Peurs' (France)
45:27      25. Gian Carlos Navea sings 'Watermelon Sugar' (Germany)
47:26      26. Oleg Spînu sings 'I'll Put A Spell On You' (Romania)
49:04      27. Jake Tankersley sings 'Something In The Orange' (USA)
50:40      28. Rayhona Majidova sings 'Nasiba Abdullayeva' (Uzbekistan)
52:58      29. Laura Ruusumaa sings 'Rolling In The Deep' (Finland)
54:24      30. Clément Corrillon sings 'Smalltown Boy' (Belgique)
56:16      31. Ντιάνα Καπλανίδου sings 'Ζηλεύω' (Greece)
57:56      32. Gal·La López sings 'Contigo En La Distancia' (Spain)
59:55      33. กัปตัน sings 'ไม่อยู่ในชีวิตแต่อยู่ในหัวใจ' (Thailand)
01:02:20 34. Andrés Curbelo sings 'Dígale' (Uruguay)
01:04:12 35. Bryan Olesen sings 'Love Runs Out' (USA)
01:05:55 36. Xurshid Inog'omov sings 'Ziyod Eshonxo'jayev' (Uzbekistan)
01:08:34 37. Daumantas Rutulys sings 'Someone You Loved' (Lithuania)
01:10:31 38. Raluca Moldoveanu sings 'Mother' (Romania)  
01:12:35 39. Mikko Pihlajamaa sings 'Amen' (Finland)
01:14:08 40. Manuela sings 'Quand On A Que L'Amour' (France)
01:16:26 41. Valency sings 'Encré' (Cameroon Afrique)
01:18:14 42. Christophe sings 'The Rambler' (Belgium)
01:19:57 43. Viktoria Blagoeva sings 'Voilà' (Bulgaria)
01:22:04 44. Kyra Smith sings 'Golden Slumbers' (UK)
01:23:45 45. Lizzy McAlpine sings 'Ceilings' (Norway)
01:25:47 46. Maciej Rumiński sings 'Zabierz Tę Miłość' (Poland)
01:27:36 47. Filipe Pires sings 'Michelle' (Portugal)
01:29:52 48. Alexandra Kwast sings 'No Time To Die' (Germany)
01:32:03 49. Letitia Butler sings 'Always Remember Us This Way' (Australia)
01:33:53 50. Jaukeem Fortson sings 'Easy On Me' (USA)

世界は広いです。


最近のニュースから(コンゴ民主共和国・韓国・ドイツ・シリア)

2024-12-10 21:33:13 | Weblog

《 コンゴ民主共和国で発生した伝染病 》
こういったことは前にもあったと思います。
新型コロナの場合は問題が表面化した時にはすでに世界中に広がっていたわけですが、今回の場合初期段階で食い止められれば限定的な地域伝染病で収束してくれるのではないかと思います。
現在発生している地域は、コンゴ民主共和国でもかなりの奥地のようです。もしもその感染が大きな都市にまで広がるようになると、パンデミックを引き起こす可能性もあります。
とりあえず様子を見ましょう。
新型コロナの推移を見ていると、一般的にはこういった新種の病原菌は時間の経過とともに変異を繰り返して、その毒性は次第に弱まっていくように思いました。ただし、まれに急に毒性が強まったものが現れるので、それが大きな問題を引き起こすということであります。
このコンゴの感染症については、このまま大きなニュースにならずにフェードアウトしてほしいものです。
《 追記 2024.12.20 》 この伝染病はマラリアという発表があったようです。世界的なパンデミックにはならなそうです。
これとは別に、アメリカでH5N1型鳥インフルエンザの患者がいくらか出ているようです。このウィルスは変異を繰り返していますが、さらにあと少し変異することで人人感染するタイプになる可能性があるようです。今のところ毒性はあまり強くないような話もあります。
そういえば、アメリカ下院の特別小委員会は「新型コロナウイルスは中国武漢の研究所にまつわる事故で出現した可能性が高い」という最終報告書を公表したそうです。まあ、あくまでも『可能性』の話であって、もうこれ以上は調べられないのだと思います。当然中国は反発していますが、それもいつものことです。どこで作られたかはわかりませんが、新型コロナウイルスは人工的に作り出されたウイルスがもとになっているのはほぼ確実なようです。

《 韓国で非常戒厳令 》
お隣の国なのに韓国については何も知らなくて、「え?韓国はそんな状態だったの?」というのが、正直なところでした。
国防相が筋書きを作ったようですが、国会議事堂に議員に入られて解除要求の決議をされてしまったのを見ると、決行する前の準備が足りなかったのかもしれません。尹大統領としてはあからさまな法令違反はしたくないわけですから、国会で決議されてしまえば、それを無視することはできません。
したがって、戒厳令を維持するためには議事堂に議員を入れないことが一番重要なことで、そのために戒厳軍は国会を占拠したのだと思います。しかし、議員を議事堂に入れないという一番肝心なことができなかったようです。
まあ、結果的にはそれでよかったということではありますが。
国防相は辞職した後、検察に出頭して逮捕されたようです。
尹大統領についても、内乱罪が適用できると判断されれば、大統領の身分のままでも逮捕される可能性があるようです。
これが犯罪になるかどうかは、今回の非常戒厳令の宣布が韓国の法律に則っていたかどうかで決まります。
ただ、違法かどうかは別にしても、戒厳令が大統領の謝罪で終わったのですし、国会は完全に野党に握られているのですから、尹大統領は事実上すでに終わったということだと思います。尹氏は辞職して、ほかの人達による大統領選挙になるのでしょう。
韓国の大統領の権限は日本の首相に比べはるかに大きいはずですが、それであっても、議会と対立してしまうと何もできなくなってしまうということがよく分かりました。これが大統領と国会議員をそれぞれ別の選挙で選ぶシステムの問題点なのですね。
日本の場合は、地方自治体のトップと議員がそれぞれ別の選挙で選ばれていますから、似た問題が起きることがあるようです。
そう考えると日本の議院内閣制も、今まで考えていたほどには悪くないのかもしれません。
《 追記 2024.12.14 》弾劾訴追案を韓国国会が可決しました。これで尹大統領は職務停止になり、首相が代行するようです。今後憲法裁判所が、この弾劾が妥当なものかどうか判断するのだそうです。すでに、今回の戒厳令に関連して前国防相や韓国警察庁長官が逮捕されてます。容疑が内乱罪なので大統領も捜査されることになるのだと思います。内乱罪の場合その首謀者への刑罰は非常に重いものです。
なお、尹大統領の人柄について『認知的不協和を貯め込むタイプで、それを解消するためにSNSやYouTubeに依存していた』とどなたかがおっしゃっていました。そういえば、どこかの首相はスマホいじりを心配されていましたね。その首相はスマホで何を見ていたのでしょうか。

《 ドイツの立ち位置 》
◎10月14日ドイツ議会でのドイツの外相の発言「(パレスチナのイスラム組織の)ハマスが人々や学校の陰に隠れている場合、難しい問題ですが、私達は(そこへ攻撃することを)ためらうことはしません。だからこそ、私は国連に対し『民間人のための場所であっても保護対象から外れる場合がある』『テロリストが悪用しているからだ』と明確にしました。それがドイツがよって立つ理念であり、私達にとって、イスラエルの安全保障が意味するものだからです」
◎12月7日ドイツ外務省の報道官が、記者から(イスラエルによるガザ地区への民間人を巻き込んだ攻撃がジェノサイドであるという)アムネスティーによる報告書について質問された時の見解「ジェノサイドの問題は、特定の民族集団を絶滅させる明確な意図を前提としている。そのような意図があるとは認められないため、報告書の結論には賛同できない」。

ドイツはなぜこんなにイスラエルを擁護するのでしょうか。やはりアメリカとの関係を良好に保ちたいということもあるのかもしれません。
しかし、ジュネーブ条約では『国際人道法において、たとえ、民間人や民間施設に入り混じるかたちで軍事目標があったとしても、民間人や民間施設ごと無差別に攻撃することは禁じられている(ジュネーブ条約第一追加議定書第51条5項)』ということですし、国連にはジェノサイド条約というものもあります。

《 シリアのアサド政権が反政府組織の攻撃により崩壊 》
シリアの反政府組織にもいろいろあるようで、今回アサド大統領を追い出したのは、トルコが支援している反体制組織らしいです。アサド政権はイランやロシアが支援していたようですが、現状ではどちらの国も自国のことで精一杯でアサド政権への支援までは手が回らなかったのかもしれません。
反政府組織にはトルコが支援している組織のほかに、アメリカが支援している組織もあり、たぶんいくつかのイスラム勢力があり、それぞれが武装して勢力争いをしているようです。それに加えて、アメリカがISの復活を阻むためという理由で空爆をしたようですし、『イスラエル軍は8日、占領地ゴラン高原の非武装地帯(DMZ)を越えてシリア側に侵入し、ヘルモン山の山頂などを制圧した』ということです。
アメリカがシリアで蠢いているのはたぶん石油の利権に関連してのことだと思います。
AIが人類にとって代わるのももうそれほど遠い未来のことではないというのに、人間はいったい何をやっているのでしょうか。一部の人達は、殺し合うことによってしか現状を変更できないと、本気でそう考えているように見えます。
《 追記 2024.12.12 》 Yahooニュースから
ロイター通信によれば、イスラエル・カッツ国防相は「地対空ミサイル、防空システム、地対地ミサイル、巡航ミサイル、長距離ロケット、沿岸ミサイルなど、シリア全土の重戦略兵器を破壊する」と述べた。
ゴラン高原のシリアとの非武装緩衝地帯への派兵に関して、イスラエル軍はこう述べていた。「緩衝地帯への武装勢力の侵入を含む、シリアでの最近の出来事の後の状況判断に従い、イスラエル国防軍はゴラン高原のコミュニティとイスラエル市民の安全を確保するために、緩衝地帯とその防衛に必要な他のいくつかの場所に部隊を展開している」 「われわれは、国防軍がシリアの内政に干渉していないことを強調する。国防軍は緩衝地帯を維持し、イスラエルとその市民を守るために必要な限り活動を続けるだろう」

☆☆☆☆☆☆☆☆
イスラエルはシリアに大規模な空爆を行っているようです。
これについて国際社会がどう反応するか、興味深いです。「シリアの内政に干渉しない」と言っていますが、イスラエル軍はすでにシリア国内に入ってしまっているわけで、さらに内部に侵入すれば明らかに「侵攻」です。

《 F-35 》
イーロン・マスクのお言葉『いまだにF-35のような有人戦闘機をつくっているマヌケもいる。 F-35の設計は要求段階で破綻していた。あまりに多くの人から、あまりに多くのことを求められたせいでね。その結果、何でもこなすがこれと言った取り柄もない、高価で複雑な代物ができあがった。成功はそもそもあり得なかったわけだ。いずれにしても、ドローンの時代に有人戦闘機なんて時代遅れ。パイロットが犠牲になるだけだ』
1機100億円以上する有人戦闘機を何十機も購入して悦に入っている国もあるみたいですが、税金の無駄遣いです。

《 ジム・ロジャーズ「日本の円安が心配でならない」「日本は大丈夫」という考えは間違いである 》
海外の事ばかり書いてきましたが、実は日本がもう風前の灯火だというお話をしておかないと、片手落ちです。

 

ジム・ロジャーズ「日本の円安が心配でならない」

2024年3月、日銀は2016年の1月に導入され、大規模な金融緩和策の屋台骨でもあったマイナス金利政策を解除、17年ぶりに利上げを行った。同じく金融緩和の正常化プロセスの一...

東洋経済オンライン

 


日本の財務省と日銀が長年やってきたおかしなことが、さすがに限界になろうとしているということです。

この記事にある通りですが『金融緩和政策と称し、日銀が日本円を刷り続けた結果、日本円の価値が下がったと考えているからだ。日銀は2016年以降、金融緩和政策を強化するために、指定した利回りで国債を際限なく買い入れることを決定。その原資として、日本円を際限なく印刷し続けた。自国の通貨を刷り続ければ、価値が下がるのは必然であり、これは経済に詳しくない人でもわかるシンプルなことだ』

そりゃそうですよね。毎年毎年大量の国債を発行して、昔はそれを国民に買わせていましたが、それが無理だとわかると、今は最終的に日銀が買い取るようにしてしまった。買い取った国債の分だけ日銀はお札という紙っぺらをどんどんどんどん印刷してばらまきます。
名目は金融緩和ということですが、実態は税収に見合った国家予算を組んでいないことが原因です。

ちなみに日銀のホームページにはこう書かれています。
##########
日本銀行における国債の引受けは、財政法第5条により、原則として禁止されています(これを「国債の市中消化の原則」と言います)。
これは、中央銀行がいったん国債の引受けによって政府への資金供与を始めると、その国の政府の財政節度を失わせ、ひいては中央銀行通貨の増発に歯止めが掛からなくなり、悪性のインフレーションを引き起こすおそれがあるからです。そうなると、その国の通貨や経済運営そのものに対する国内外からの信頼も失われてしまいます。これは長い歴史から得られた貴重な経験であり、わが国だけでなく先進各国で中央銀行による国債引受けが制度的に禁止されているのもこのためです。
##########
わかっちゃいるけどやめられない。こういう悪いことをだれが責任を取るわけでもなく平然と続けているのが、日本政府であり日本銀行であり日本の国会です。野党も含め全員が同じ穴のムジナです。マスコミもこの話はほとんどしません。こわいですね。恐ろしいですね。

こんなグラフもあります。実質実効為替レートで検索するといろいろ出てきます。

             (日興アセットマネジメントのホームページより)

ついでに、こんなグラフもあります。


       (日本経済新聞の記事より 2022年7月5日)

『日本銀行は民間銀行から国債を買い入れ、その代金を日銀当座預金として民間銀行に支払う。日本銀行は制限なくマネーを作り出すことができ、それを国債買い入れに充てている。そこから得られる利息は、日本銀行がマネーを作り出す特別な権限を与えられたことから生じたものである。そこで、この国債の利息収入のことは、シニョレッジ(通貨発行益)と呼ばれる。
そして、日本銀行が買い入れた国債の利息収入および民間銀行に資金を貸し出す際の受け取り利息と、日本銀行の債務である日銀当座預金に支払う利息との差額が、日本銀行の収益の中核を成している。
この先、日本銀行が金融政策の正常化を進め、日銀当座預金に支払う利息の利率、つまり付利金利を引き上げていくと、ある時点で利払いが国債の利息収入を上回り、日本銀行の財務環境に打撃を与えることになる』 (NRIの資料より 2022/08/23)
☆☆☆☆☆☆☆☆

こんな資料もあります。参議院の資料みたいです。

日銀当座預金を減らすには  (異次元緩和の出口を考える)

現状が正常な状態ではない、という認識はあるようです。ただ、立場上、不安をあおることや政府批判になるようなことは書けないのだと思います。


ドラマ「全領域異常解決室」

2024-12-05 07:56:09 | テレビ・映画

9月まで見ていた「新宿野戦病院」と同じ時間枠だったので、なんとなく見ています。
ちゃんと最初からしっかり見ているのですが、いまだに全体像が見えてきません。Tverで見直したりしているのですが、それでもよく分からないのです。
たぶん全体像が見えてしまうと、それで最終回になるのでしょうね。
まず登場人物の名前が難しくて覚えられない。はずかしながら名前を覚えたのは興玉雅だけです。登場人物が通常の名前と神様としての名前の二つを持っているので、それで覚えにくいのかもしれません。
ドラマとしては、とにかく説明のセリフの部分が長いです。内容的に仕方がないと言えば仕方がないのですが、持って回ったストーリーなので、余計にそう感じるのだと思います。
ドラマは主に雨野小夢の視点で描かれています。まずそのことを理解しないといけません。ドラマは小夢が天宇受売命としての記憶を完全に失った状態からスタートしています。
前回は興玉神だと思っていたら天石戸別神でしたという、とりとめのないストーリー展開です。ちなみに天石戸別神は「御門の神」らしいです。
今週は放送がないので、最終回まであと2回か3回なのでしょうが、いまだに「ひるこ」の正体がわかりません。「ヒルコと全面戦争の状態にある」と興玉神が言っていましたが、そうなった経緯もわかりません。日本神話に出てくるヒルコにそういった役柄を押し付けてよいのかどうかも疑問です。
天宇受売命は宮比神と同一視されることもあるようで、宮比神は興玉神と共に内宮の守護神的な立場のようです。ですから、そういったイメージで理解しようとしていたのですが、それも崩れてしまいました。
日本神話の神々を現代によみがえらせるというアイデアで独特の雰囲気を作っていますが、それだけなのかもしれません。
理解不能なストーリーのまま、それでもなんとなくまだ見ています。
このドラマの視聴率が必ずしも高くない理由は、ドラマの作りがわかりづらく、持って回ったストーリー展開にしているからでしょうか。出ている役者は皆さん素晴らしいです。

警部補役の成海璃子はいつのまにか大人になりました。「瑠璃の島」での印象は今でも記憶に残っています。それから映画「神童」も記憶に残る映画でした。

さてさて、神様がたくさん登場していますが、皇室に直接つながる神様は出てこないのでしょうか。
今調べたら豊玉毘売命は神武天皇の祖母にあたるようですから、別にそういったシバリはないみたいですね。
月読命にしても、アマテラスと姉妹です。その月読命が人間?にあっさりと殺されてしまうというのが、不可思議なのです。天宇受売命も人間?に殺されたようです。しかも殺された場合、神として再び転生できないこともあるという設定のようなのです。そのあたりはよく分かりません。

なお小日向文世さんが演じている宇迦之御魂神はお稲荷様の神様です。このドラマでは男神として描かれているのだと思いますが、女神とする見方も古くからあるようです。
このドラマは、日本神話の勉強にはなります。
日本神話については、こんな時でもなければ調べ直しません。

一般論としては、人間の中にこういった特殊な(特別な)人達がいるという考え方は、危険な考え方であると思います。生まれながらに使命を帯びた特別な集団の一員という意識(いわゆる選民意識)は、たいがい社会に対立を作り出し、紛争の火種になります。
そうではなく、すべての人々が神の生まれ変わりであるとか神の化身であるとかというのであれば、対立や差別を生むことはないのであります。
日本の場合、八百万の神々がいらっしゃるわけですし、一木一草一石ことごとく神の現れであると、そう考えるのがよさそうです。
なお、古事記や日本書紀に登場する神様は、それらの書物が作成された当時の王朝の人達の祖先崇拝の産物であり、なおかつ自分たちが王族であることの正当性を示すものでもあったはずです。

《 追記 》 最終回。「事度を渡す」、むずかしい言葉です。ドラマでは「神についての記憶を消し去ること」みたいな感じに使われていました。
修理固成、「おさめつくりかためなす」とでも読むのがよさそうです。

ヒルコが感じている「人間の傲慢さへの怒り」と「それを甘やかして放置している神々への怒り」が、このドラマの隠れたテーマなのでしょうか。
日本の信仰の基本はたぶん「祈りと感謝の心」なのだと思います。春に八百万の神々に祈り、秋に八百万の神々に一年の無事を感謝する。あるいは朝に祈り夕べに感謝する、あるいは同時に感謝し祈る。まず感謝してそれから慎み深く祈るというのが一般的でしょうか。
そういえば最近祈ってばかりで感謝の気持ちが足りなくなっていたように思い反省しました。
大自然に対する感謝、生きとし生けるものへの共感と慈しみ、そういったものが日常生活のベースに必要です。田舎で暮らしているからかもしれませんけどね。
二宮警部補は誰なのか。二宮は呪符を外されても、基本的なところではあまり変わらなかったですよね。呪符で操られていたというのとはいくぶん違うような感じでした。ラストの近くではベッドで船を編んでいました。舟を編むのは誰かというと、ヒルコ本人ではなく母のイザナミだと思うのですが、イザナミは死んで黄泉の国の主宰者になった神です。アマテラスが高天原の主宰者であるのと対照的です。病院から抜け出した二宮が続編に続くということはあり得るのでしょうか。

「人間は科学技術により神と同じような力を得た」的なセリフがありました。しかし現状を見れば科学技術はまさに「禁断の果実」そのものだったように思われます。科学技術が生み出した核兵器、AI。最近ちょっと気になるのは「鏡像細菌」。どちらにしても科学技術の暴走はだれにも止められません。そして人類文明は最終的に自分たちの生み出した科学技術のどれかによって滅ぶことになります。滅びたくないなら、強い強制力を持って地球全体の科学技術をコントロールすることが必要です。それができますか。
核兵器を見れば明らかなように、持っている国々が、自分のことは棚に上げておいて、これから持とうとする国を制裁したり空爆したりしているのです。とんでもない話です。これって階級社会そのものです。核兵器を持っているグループは自分たちを特権階級だと思い込んでいるということです。似たようなことはほかにもあります。

閑話休題。いちおうドラマは、ヒルコは実は役小角(えんのおづぬ)だったということで終わりましたが、無理がありますよね。役小角とヒルコには関連が全くない。役小角が「ヒルコ」を名乗る理由がわからない。役小角は仏教系の修験行者の元祖みたいな人です。

そういえば京都の局長は「あまでら」さんでしたから「アマテラス」でしょうか。
それから意味が分からなかったのは、宇迦之御魂神が戦闘態勢に入る時に、指先を噛んでその血を唇に塗ったしぐさ。かつてどこかで見たような気はするのですが、わかりませんでした。たしかに雰囲気はあるんですけどね。

さてさて、エンディングはわずかに続編を匂わせていたのかもしれませんが、たぶんないでしょうね。