海辺の露天風呂。黄金崎不老ふ死温泉。青森県深浦町。
2022年9月25日(日)。
不老ふ死温泉は、世界自然遺産・白神山地の麓、日本海に沈む夕陽を一望できる景勝地・黄金崎に建つ一軒宿である。海岸と一体化したひょうたん型の露天風呂は「他では味わえない絶景と放感が楽しめる」と、全国各地から多くの温泉ファンが訪れている。
早朝、青森県深浦町の白神山地・青池などを見学してから、有名な不老ふ死温泉へ向かった。1990年代末からガイドブックなどで写真を見ていたが、ようやく入浴するときが来た。日帰り入浴は10時30分から。10時前にホテルの駐車場に着くと、宿泊客が玄関で記念撮影していた。10時10分ごろにロビーに入ったが、日帰り入浴客はまだいなかった。
本館大浴場黄金の湯と日本海。
10時30分になり、日帰り入浴料600円を支払い、ほぼ先頭で浴室に向かった。本館大浴場黄金の湯に入り、海岸側の浴槽から海を眺めていたが、数人の客はすぐに出ていった。誰もが目指すのは、海辺の露天風呂である。この部屋から海岸に出るのかと思ったら違っていた。
入り方にはルールがある。まず、本館大浴場黄金の湯で入浴はしなければならない。そのあと、海辺の露天風呂とは繋がっていないので、海辺の露天風呂へは、着替えて新館へ移動することになる。
新館への渡り廊下から海辺の露天風呂を見下ろす。
新館からの海辺への出口には、スリッパが置いてある。靴からスリッパに履き替えて、露天風呂へ向かうことになっている。動画を撮っているときに女性から何か言われたが、靴を履いたままだったことを注意されたようだ。
海辺の露天風呂。
たしかにひょうたん型の浴槽である。意外と広く十数人は入れる。岩はないので波音は小さい。
泉質は、多くの異名を持つ赤褐色の塩化物泉。
不老ふ死温泉の泉質は、塩化物泉。よく温まり湯冷めしにくいことから「熱の湯」ともいわれている。また、殺菌効果も高く、傷に効くことから「傷の湯」、メタケイ酸や炭酸水素イオンが豊富に含まれていることから「美肌の湯」ともいわれている。
温泉は、含鉄泉であるために酸化し、黄金色をしている。
泉質は、含鉄-ナトリウム-マグネシウム-塩化物強塩泉。温度52.2℃。主成分、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム。効能は神経痛、腰痛、リュウマチ、創痛、皮膚病。
海辺の露天風呂の日帰り入浴は夕方16時までなので、日本海の夕日を眺めるためには宿泊しなければならない。
秋田犬「わさお」の等身大のブロンズ像。海の駅わんど。青森県鰺ケ沢町。
2021年11月8日に設置された。
わさおが飼われていたイカ焼き店「七里長浜 きくや商店」。青森県鰺ケ沢町。
「ブサかわいい」と人気を集めた秋田犬の「わさお」は2020 年6月8日、死亡した。2007年生まれで、推定13歳(人間年齢90代前半)であった。
わさおの子ちょめ。
「七里長浜 きくや商店」を12時30分ごろに出て、北方向近くにある、つがる市木造(きづくり)の亀ヶ岡考古資料室へ向かった。