
旭川市博物館。旭川市神楽3条。
2022年6月21日(火)。
旭川市西郊の川村カ子ト(カネト)アイヌ記念館を出て、旭川市博物館へ14時40分頃に着いた。
旭川市博物館のキャッチコピーは、「アイヌの歴史と文化に出会う」。旭川市をはじめとした北北海道の歴史や文化、自然にかかわる資料を数多く展示している。
常設展示室は、上層(1階)と、下層(地下1階)の2層となっている。
展示内容:上層:先住の民アイヌの歴史と文化、下層:厳寒を生きぬく動植物と人。
中茶路式土器。縄文時代早期後半。旭川市錦町2遺跡。
東釧路Ⅲ式土器と東釧路Ⅳ式土器の間の土器。絡条体圧痕文や短縄文が施文されている。
押型文土器。縄文時代中期。旭川市永山8遺跡。
平底押型文土器は北海道東部の縄文時代前期末から中期初頭に特徴的な土器である。平底円筒形の器形は同時期の道南部に広がっていた円筒土器文化の影響とされるが、側面に彫刻した木の棒を回転させて付ける「押型文」は道東部の土器の特色である。
縄文時代後期。旭川市神居古潭7遺跡。
旭川市神居古潭ストーンサークル。縄文時代後期中頃。
神居山中腹の標高213mの平坦面にある。配石の構造は、大形の板状角礫をすき間なく立て並べたり、大形の棒状礫を間隔をあけて立て並べて区画するものや、棒状礫を連ねて立て並べたものなど全部で10群に分けられている。
点ばかりの土器片、黒曜石の剥片が確認されている。土器の文様から縄文時代後期中頃のもので、このストーンサークルが使用された時代もこの時代と考えられる。本遺跡は共同墓地として営まれたと考えられている。