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北海道海鳥(うみどり)センター。北海道羽幌町北6条。
2022年6月19日(日)。
幌延町のパンケ沼周辺から日本海沿いに南進して14時ごろ道の駅「はぼろ」に到着。翌日に焼尻島・天売島へ行くためだが、道の駅の東隣りにある北海道海鳥センターは、月曜休館なので日曜日中に見学しようと急いでいたが充分間に合った。入場無料だが、受付や館内に職員はいなかったので、天売島での海鳥観察へのアクセス手段などの質問ができなかった。
北海道海鳥センターは、環境省が希少野生動植物種の保護を目的として設置した野生生物保護センターの1つであり、主にウミガラスやエトピリカ等の海鳥に関する保護増殖活動や調査・研究、普及啓発活動を行っている。日本に初めてできた海鳥に関する博物館的な施設である。
羽幌町に属する天売島は、ウミガラス(オロロン鳥)を含む8種の海鳥の生息地として有名である。近年生態系が変化し、オロロン鳥などの貴重な海鳥が絶滅の危機にある。海鳥センターでは、海鳥の生態を学術的に分析・研究することにより、保全活動を行なっている。
センター内では、海鳥に関する様々なジオラマ・模型・調査研究などの展示物が見学でき、海鳥に関する情報を検索することができる。
事前の下調べでは、海鳥を飼育しているという情報もあったが、実際にはなさそうだった。
海鳥繁殖地のジオラマ。
北海道羽幌町の沖にある天売島は、世界でも有数の海鳥繁殖地である。そこに生息する海鳥8種類(ウミウ、ヒメウ、オオセグロカモメ、ウミネコ、ウミガラス、ケイマフリ、ウトウ、ウミスズメ)について、生息環境を模式的に示しながら光と音の演出によって紹介している。
海鳥繁殖地のジオラマ。
天売島西海岸にある海鳥繁殖地の崖面をリアルに再現。巣やひなを育てている様子を、海鳥の模型と音響・照明演出により観察できるようになっている。
海鳥繁殖地のジオラマ。
ジオラマのバードカービングは札幌在住のカーバー、北尾久美子さんによるもので、作品としての完成度も高く、道内外からバードカーバーが見学に訪れるという。
時間が余ったので、羽幌町郷土資料館を見学しようと資料館に着いた。庭にいた女性職員が受付に座ってから、入館料220円に障害者割引などはないのかと尋ねるとないと答えるので嫌気が差したことと、展示が古そうなので入館しなかった。今から思うと入館すればよかった。申し訳ない。
その後、スーパー2軒をはしごして、島で食べる昼食用のパンやレトルト食用の飲料水を購入したり、ガソリンスタンドで給油して、道の駅「はぼろ」へ戻った。