
オホーツクミュージアムえさし。枝幸町三笠町。
2022年6月18日(土)。
オホーツク式土器は、オホーツク文化の特徴となる土器で、低温で焼かれるため暗黒色を呈した壺、甕などの単純な形態をもつ。
その古い段階は、鈴谷式や十和田式とよばれる土器である。鈴谷式にみられる撚糸圧痕文などは、続縄文土器にみられる縄線文と関連するとみられる。続く江ノ浦式にみられる肥厚帯土の刻み目文などを介在して、刻文や粘土紐を貼付した浮文をもつ本格的なオホーツク式土器が成立する
器形は頸部がすぼまり,胴部が丸い甕形をしている。一般に色は黒い。文様は肩部に施され,刻み目文,線状あるいは波状の貼付文,さらにその上に刻み目をつけたものなどがある。