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今日、スポーツジムのお風呂を出て、着替えていたら、ふくよかな体格のお姉様(推定年齢60歳越)が数名お風呂から上がってきました。
で、その一人が、「あ゛~っ」って少し長めのため息をつくと、隣にいたお姉様が、
「あら、何?その妖艶な声は。ドキドキしちゃうわ
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と、突っ込みを入れ・・・。妖艶かなぁ?そうかな?その話に耳を傾けながら着替えを続けていると、
「本当、嫌だわぁ~そんな声出して!」
と連れのもう一人のお姉様が言いだし、「そうかしら?」と大元のお姉様が首をかしげていました。
まあ、その時は良かったんですけれど、同じレッスンに出たお姉様方が次々とお風呂から上がってきて、その話に加わり
「そうよ、ああ~ん。なんて言うから、ドキドキしちゃったわよ。」
「ううん、ちがうわ、うう~ん。」
「え?妖艶?っていったら、あ~んあ~ん!!じゃない?」
と言い出し、狭い脱衣所で60歳過ぎのぽっちゃりしたお姉様方達が妖艶と感じる「ああーん」とか「ううーん」という声をそれぞれに上げるようになってしまいました。
その様子は、妖艶とか悩ましいという感じではなく・・・どちらかというと、
『発情期のゾウアザラシの群れ』
って、感じでとても怖かったです。
ぽっちゃりとした身体にタオル一丁で、身もだえしながら眉間にしわを寄せて、うめき声を上げる姿は、なんか凄い迫力で人生の重みみたいなのがヒシヒシと感じられました。
私もあと20年経ったらあんな感じになっていまうのか??
将来の事を考えるととても不安になった出来事でした。
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私が脱衣所を出たあとも、妖艶な声の出し合いは続いており、ロッカールームまでゾウアザラシの遠吠えが響いていて、なんか動物園だか水族館に来たような錯覚に陥りました。
とりあえず、私は何があっても妖艶な声は外では出すまいと、心に決めて帰ってきました。
って、家でも妖艶な声なんて出した事ないけどねー
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岩合 光昭 | |
小学館 |