その日はとても身体が重かった。
玄関を入ると廊下の向こうにあるリビングに明かりがついているのが見えた。
旦那は先に帰っているらしい。
足が湿っているのか歩くとペタペタと音がして廊下に吸いつくような感じがした。
リビングの扉をあけると、案の定旦那がテレビの前に転がって居眠りをしているのが見えた。
私が帰って来た事に気づいてないらしい。
普段なら、優しく揺り起こして寝室へ行くように促すのだが、その日の私は違っていた。
寝ている旦那をコロンとうつ伏せにひっくり返すと、旦那のお尻に向かって異常な攻撃を始めた。
それは自分でも自分が信じられない行動だった。
旦那の尻を両手でまさぐり、しこりのような物を見つけると、その場所を手で何度も突くのだ。
しばらくすると、旦那の履いているステテコにピンポン球を一回大きくしたような丸いシルエットが現れた。
やっと出てきた!
私は旦那のウエストのゴムをまくりあげると手を入れてその球の様な物体を取りだした。
何故だかわからないけれど、気持ちがすごく高揚して胸がドキドキと高鳴った。この気持ちは何なんだろう。私は一体どうなっちゃったんだろう?
戸惑いながらも、私の心の中に嬉しいという感情が湧きあがって来る事を止められなかった。
旦那のステテコから出てきた球はクリーム色のような黄色い物体で、つるっとしていた。
「こいつは黄色だったんだな。」
しわがれた声でそう呟いた自分にドキッとする。
そして、その球を持っている自分の手が緑色で、爪が赤い事にもその時気付いた。
↑もちろんコレは昨日見た夢の話。
変な汗を搔いて寝ていた事に気づき、横を見たら・・・・旦那がいなかった。
っていうか、先に起きてシャワーを浴びていた。
変な夢を見ちゃったよ。っていうか、旦那のお尻から出てきたのは尻子玉?だとしたら私は・・・。
夢の中で尻子玉を抜かれた旦那・・・今のところ無事に生活しております。
とりあえず・・・ホッ!
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夢の中の私はやっぱりカッパだったのでしょうか?
結構リアルな夢だったので、笑えませんでした。
後で、夢占いをしてみようと思います。
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