展示会の開催については、
とりあえずは今年も平岡珈琲で
開催しようというのが
一番最初に決まりました。
何を展示するのって
何も決まっていない段階なのに
話は急展開です。
それじゃ頑張るかといったものの、
何をどうして展示するの?
と一歩進めて考えると、
もうお先は真っ暗です。
あえてそこにわずかな灯りをともせるとしたら、
もう方向性はたった一つしかありません。
手持ちの絵からいえば四国の八十八ヵ所展
だったら何とか行えるという状況なのです。
そんなのだめだよ、絵手紙がつぶやく展その2
だろうと言われても、
前回10年描き続けた絵手紙のベストを出したので、
あれに匹敵するようなものが、
全然少ないので無理なのです。
今年になってからも目標を定めて
絵手紙を一生懸命作成していますが、
これらはなかなか物にはなっていません。
そういう意味でもストックを考えたら
八十八ヵ所展を行うしかないわけです。
じゃ、問題は何だろうと
色々考えてしまいました。
はたして自分が考えたお寺の特徴は
これでいいのだろうかとか
こんなヘタな水彩画で、四国巡礼に
心底はまっている人に失礼は
ないのだろうかとか考え始めたら、
もういけません。
こんなんじゃだめだよと心は荒んでいくわけです。
一般の場所を借りて開催する絵画展だもんなあ、
そこをこちらの勝手でわやくちゃに
してしまわないかって思ったりしてしまうんです。
しかし、一方で首藤さんと
一生懸命でかけて巡礼してきた中で
描いた絵なんだから、
これはこれでいいんじゃないかという、
変な自信も出てくるから
混乱してしまうんです。
よしわかった。
そしたら客観的にそれらの絵を持って、
実際四国に行ってみようと、
頻繁に行ってみることにしました。
これまでブログに書いた通りです。
その結果は、自分がここと見込んだところは、
間違っていないなあという印象を受け、
こんな幼稚なお絵かきさんの
気持ちもかなり救われたような
気がしたものです。
この寺の名物はそこじゃないよと
言われても、僕はここだと思ったで
いいんじゃないかって
かなり思えるようになったのです。
当時同行していた首藤さんや
空海さんのおかげなんやなあと、
今となっては思えたりします。
これが僕の感じたお四国なんだよ。
これでいいんだよ、と
開き直るしかないなあって
旅を終えた最近はようやく
思い始めるようになってきました。
展示会の内容は「はがきサイズで八十八ヵ所」
と名前を付けたのだが、
そのなかには「doironが感じたお四国巡礼」
という意味が十分籠っているわけなんですね。
そして案内ハガキも作ったし
準備を進めていかないといけません。
その準備についてもまわりの友達の
意見をいただきました。
どんなことをしたら、doironの絵に
ちゃんと喜んでもらえるだろうかと、
尋ねたことがあったのです。
そしたらねえ、
「とりあえず地図を作った方がいんんじゃないか」
という意見を多くいただきました。
「四国巡礼」と言葉は知っていても、
中身はよくわからないという人も
多いだろうから、そんな人の
参考になるんじゃないかというご意見です。
確かにそうかもしれないな。
じゃあ一度地図を作ってみるかと
挑戦することにしました。
四国の形を地図から引っ張り出して描き、
そこに寺を並べてみることにしたのです。
地図から引っ張り出して描き、
と言葉では書きましたが、
これもなかなか難航しましたよ。
あたふたしながらようやくかけた
下書きを今度はマジックで模造紙に
描いてゆきます。
なんか緊張しますね。
そしてようやくできた地図に
今度はカラーシールで寺の場所を
落としてゆくのです。
続く
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